ドッとライジング!〜風は息、炎は祈り、水は記憶〜
北関東の小さな町・奥里坂。
風は息=命、声=記憶を運び、炎は命を奮い立たせ、水は記憶を澄ませる――。
深夜ラジオの笑いが開いた“黄泉口”を起点に、山下姉弟と幼馴染、そして民俗学者・豊郷が、風(第一部)/炎(第二部)/水(第三部)の理で境界を整えていく連作怪異譚。民俗行事・組み木・水鏡など手触りのある“術”で静かな恐怖に向き合い、毎巻単独でも読める構成。輪は閉じるが、風はまた巡る。
風は息=命、声=記憶を運び、炎は命を奮い立たせ、水は記憶を澄ませる――。
深夜ラジオの笑いが開いた“黄泉口”を起点に、山下姉弟と幼馴染、そして民俗学者・豊郷が、風(第一部)/炎(第二部)/水(第三部)の理で境界を整えていく連作怪異譚。民俗行事・組み木・水鏡など手触りのある“術”で静かな恐怖に向き合い、毎巻単独でも読める構成。輪は閉じるが、風はまた巡る。
ドッとライジング!〜黄泉から吹く風〜
深夜0時53分。
高校一年の山下孝は、姉と狭い団地で寝床を分け合いながら、お気に入りの深夜ラジオ《ドッとライジング!》を欠かさず聴いていた。
笑いと下ネタで始まるその番組は、ある夜、地元・奥里坂//
掲載日:2025年 10月 18日
最終掲載日:2025年 10月 18日
キーワード:
123大賞7
ホラー
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姉弟
ラジオ
深夜番組
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静かな恐怖
風
息
声
続・ドッとライジング!〜黄泉返しの儀〜
春の風が、奥里坂の街を抜けていく。
その風の匂いには、どこか懐かしい焦げの匂いが混じっていた。
地元の大学に進学した美希は、民俗学者・豊郷の講座で“風の信仰”に触れる。
語られる奥里坂の古い風習──//
掲載日:2025年 10月 20日
最終掲載日:2025年 10月 23日
キーワード:
123大賞7
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風と記憶
命の循環
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風
炎
民俗学
民間伝承
過去世
前世
ラジオ
黄泉
影
続編
続々・ドッとライジング!〜黄泉沈む水底〜
二年前の春に“炎”で黄泉返しを成し遂げてから、季節は秋。奥里坂では湖の音が途切れ、学内では産婦人科の不穏なニュースがささやかれる。
水に宿る“記憶”の気配を聴く琴音は、孝・美希・真弓・豊郷と共に湖の“//
掲載日:2025年 10月 24日
最終掲載日:2025年 10月 29日
キーワード:
123大賞7
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