ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

Natural Blessing~トンネルの奥深く、君が見たものは~

あらすじ
 夏に丁度いいホラー要素のある短編の青春小説です。グロ要素はありません。
 清涼感よりも、心に染み行くような何とも言えない感情を描きました。
 テーマ重視で今回は書いてみましたので、是非最後までお楽しみくださいませ。

 ――彼女は夢の彼方へ旅立ってしまった。彼女の脆い精神はそこで永遠の迷路に導かれ、砕け散ってしまったのだ。

(あらすじ)

 大人になることなく、麻由は少女のまま命を落とした。
 それは純粋であればあるほど生きられないという残酷なこの世界の枷だ。

「麻由は何を神様にお願いしたの?」
「えっ? 弘人君がずっと笑っていられますようにって、お願いしたんだよ」

 二〇〇四年十月、厳しい夏の暑さがようやく和らいだ頃、高校一年生の坂井弘人(さかいひろと)は幼馴染で同い年の岩倉麻由(いわくらまゆ)、水口悟郎(みずぐちごろう)と続けていた愛犬の散歩を再開する。

 散歩の途中、麻由は夢で見たというトンネルに行ってみたいと二人に告げる。そのトンネルは心霊スポットとして曰く付きのトンネルだった。

 麻由の願いを叶えるため、何かに引き寄せられるように山奥のトンネルへと向かう三人。
 落書きだらけのトンネルの奥深く、霊感のある麻由は二人には見えない出会いを果たす。それは別れであり、永遠へと誘う解放だった。

※本作は水平線短編大賞VOL.3応募作品用に執筆した短篇文芸小説です。
 本コンテストに収録されている内容とは多少、異なる点があることをご了承ください。
※物語はフィクションですが舞台となる地名等は現実に実在する地名を用いています。強い霊感を持つ方や心霊関係の描写に不安を覚える方は読書をお控えください。
 
Nコード
N9464KW
作者名
shiori@
キーワード
学園 現代 青春 サスペンス 怪談 切ない 幼馴染 オカルト 片想い ヒューマンドラマ ネトコン14感想 ホラー
ジャンル
ホラー〔文芸〕
掲載日
2025年 08月10日 11時13分
最終掲載日
2025年 08月28日 12時07分
感想
0件
レビュー
0件
ブックマーク登録
0件
総合評価
0pt
評価ポイント
0pt
感想受付
受け付ける
※ログイン必須
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付ける
※ログイン必須
開示設定
開示中
文字数
19,459文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N6501KU| 作品情報| 連載(全141エピソード) | 現実世界〔恋愛〕
 ――まるで不思議な引力に惹かれあうように男装をして女装をして舞台に立つ二人が描く純度100%(当社比)の純愛ラブストーリー!  魔法使いと繋がる世界三周年記念長編作品。  舞台は魔法使いと繋がる世界本編の二年前。  //
N9464KW| 作品情報| 完結済(全12エピソード) | ホラー〔文芸〕
 夏に丁度いいホラー要素のある短編の青春小説です。グロ要素はありません。  清涼感よりも、心に染み行くような何とも言えない感情を描きました。  テーマ重視で今回は書いてみましたので、是非最後までお楽しみくださいませ。 //
N9191JZ| 作品情報| 連載(全186エピソード) | ローファンタジー〔ファンタジー〕
※当作品は長い構想を経て生まれた”青春群像劇×近未来歴史ファンタジー”長編シリーズ小説四作目です。 前編~Jewelry tears~  ーー季節は流れ、三年目の学園祭が迫る二学期へ  犠牲を払いながらも人類の敵"//
N4214KL| 作品情報| 完結済(全7エピソード) | 現実世界〔恋愛〕
中学受験の際にお世話になった家庭教師の奥野先生と二年ぶりに再会した高校二年生の進藤千鶴。 ちょうど二年前のクリスマスイブの日に待ち合わせをした同じ場所で再会した二人は運命のようでありながら、本当は求め合って生まれた必然//
N3317KL| 作品情報| 完結済(全9エピソード) | ヒューマンドラマ〔文芸〕
 ――明日にはこの島は人の住めない場所になる。でも、私はここで一番綺麗な夜明けを観測して、生を終えることを決めた。  20XX年、突如として軌道変更を起こし、地球に向けて落下コースを向ける小惑星が発見された。  世界//
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ