- あらすじ
- 時は戦国。
織田信長の嫡男、奇妙(信忠）と、武田信玄の娘、松。武田家と織田家の同盟強化に伴い二人は婚約する事となる。
お互い幼いという事で、共に暮らすことはなかったが、輿入れを待ちながら五年がたった。
奇妙は元服し十七歳になり、松も十三歳になった。いよいよ輿入れか？という時、両家の同盟が破棄となり敵対関係となる。
それに伴い、奇妙と松の婚約も破棄となるのである。
奇妙は五年間、文のやり取りを重ねて、松と心は通じ合っていると思っている。五年間である。突然破棄だと言われて、素直に納得できるものではなかった。
奇妙は、父信長との口論を機に、松姫に会いに行く事を決める。
時代背景、登場人物の年齢設定は、史実に沿って設定しています。
年齢の分からない人物は、史実に近いと考えられる範囲内で、設定させて頂きました。
歴史に詳しくない方や、女性でも、気楽に楽しく読める物にしたいと考えています。
そして歴史に興味を持って頂ける切っ掛けになる物にしていけたらと思うのです。
戦国史ファンが増えることは嬉しい事です。
お付き合いいただけたら嬉しく思います。
◆◆史実にて。
織田奇妙（信忠）１１歳、松姫７歳の時、織田家武田家の同盟の補強として二人の婚約が成立します。松が、幼いという事で、甲斐にて「信忠の正室を預かる」とされ。信忠の正室として扱われ、「新館御料人」と呼ばれていました。
そして。元亀四年一月の事、奇妙（信忠）１７歳と、松１３歳は、出会うことなく、五年に及ぶ婚約が破棄となります。通説では、婚約中は、互いに手紙のやり取りをしていたと言われています。
史実ではその後、信忠は、２６歳になるまで、正室を娶ることなく、松姫も嫁ぐことはせずに生涯独身で過ごします。
松は出家したとき、信松尼と名乗ります。この信は、武田家の信の字とも信忠の信の字とも言われる所であります。
信忠の物語と共に、史実では結ばれなかった二人の行く末を見守って頂けたら嬉しく思います。
- Nコード
- N8787CN
- 作者名
- 酒井 知徳
- キーワード
- 悲恋 日常 青春 史実 時代小説 歴史 戦国時代 織田信忠 蒲生氏郷 織田信長 松姫 武田信玄 豊臣秀吉 真田幸村 真田昌幸
- ジャンル
- 歴史〔文芸〕
- 掲載日
- 2015年 02月25日 05時05分
- 最新掲載日
- 2017年 08月15日 23時07分
- 感想
- 44件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 87件
- 総合評価
- 320pt
- 評価ポイント
- 146pt
- 感想受付
- 受け付ける
- レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 77,085文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
織田信忠
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N8787CN｜
作品情報｜
連載(全42エピソード)
｜
歴史〔文芸〕
時は戦国。
織田信長の嫡男、奇妙(信忠）と、武田信玄の娘、松。武田家と織田家の同盟強化に伴い二人は婚約する事となる。
お互い幼いという事で、共に暮らすことはなかったが、輿入れを待ちながら五年がたった。
奇妙は元服し十七歳//
N7777CL｜
作品情報｜
連載(全22エピソード)
｜
エッセイ〔その他〕
戦国史エッセイです。
史実の紹介ではなく、私の見解を書かせて頂いております。
歴史は資料から推測するしかないのですが、
受け取り方も、推測も千差万別です
特に、人物の人間性、何を考えていたのか、などは、本当のところは、//
N9949CF｜
作品情報｜
短編｜
エッセイ〔その他〕
戦国史エッセイです。
関ヶ原の戦い全体の紹介ではなく、
この戦いに置いての、井伊直正の先駆け、徳川家康の目的について、私なりの考えを書かせていただきました。
歴史は資料から推測するしかないのですが、
受け取り方も、推測//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。