- あらすじ
- ──伊吹山は、滋賀と岐阜のあわいに立つ、標高一三七七メートルの峰。
古くは神々の気配が満ちる山として語られ、旅人も行者も、その姿を仰いできた。
山の名にある “息吹” は、豊かな薬草の香りと、生命の力の象徴。
冬には深い雪が山肌を静かに包み、夏には風が草原を渡る。
古い伝承と季節の息づかいが、ひそやかに重なりあう山——それが、伊吹山である。
──仕事を終えて外に出たとき、ふと空を見上げると、まるで 日の出のように輝く月が、雪をまとった伊吹山の裾からゆっくりと昇ってきたように見えた。
夜のはずなのに、世界が一瞬だけ明け方みたいに澄んで、伊吹山が静かに息をしているのをこちらまで感じられるような気がした。
その光景は、山の昔語りにそっと触れられたような、そんな不思議な余韻を私の胸に残していった。 - Nコード
- N6327LL
- 作者名
- かぐつち・マナぱ
- キーワード
- ほのぼの 現代 日常 2025年12月5日 雪化粧の伊吹山 冬の名月 日の出のよう 心が詩を詠む 自然の美しさ 誰かの癒しに 今日もお疲れ様 生は素晴らしい
- ジャンル
- 詩〔その他〕
- 掲載日
- 2025年 12月05日 20時15分
- 最終更新日
- 2025年 12月05日 22時43分
- 感想
- 12件
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- 文字数
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【伊吹山と冬の月】─自然の美しさに心が詩を紡ぐとき─
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