- あらすじ
- 「……?」
……何かが聞こえた気がした。いや、確かに聞こえる。猫が喧嘩でもしているのだろうか?
なんとなく気になった私は、雨に濡れたまま鳴き声の元へ向かった。するとーー
「フォレストウルフの群れか。でもあれは狼の鳴き声じゃなかった。猫でも仕留めたのか……いや、あれはッ!?」
抜剣。直ちに突撃。敵の数は4。豪雨で鼻と耳が利かなくなっているのか、それとも飢えすぎて弱っていたのか。何かを咥える狼の背を両断するまで、他の三匹は反応できていなかった。
「ウゥゥゥゥ!!」
野生動物らしくすぐに威嚇を始めたが、今から威嚇するようでは負けを認めたようなものだ。私は狼が咥えていたものを胸に抱きながら、残る雑魚に鉄剣を叩き込んだ。
群れにあって、最初に獲物を食らう権利を持つのはリーダーだ。そのリーダーの背骨が両断された時点で、統率を失ったこいつらの死は確定していた。
捨て犬のように情けない悲鳴を上げた3匹に介錯をした私は、すぐに獲物の正体を確認した。
……間違いない。人間の赤ん坊だ。 - Nコード
- N5442KN
- 作者名
- 秋雨ルウ(レビューしてた人)
- キーワード
- R15 ネトコン13 シリアス ほのぼの 女主人公 西洋 冒険 日常 育児 聖女
- ジャンル
- ヒューマンドラマ〔文芸〕
- 掲載日
- 2025年 06月07日 07時01分
- 最終更新日
- 2025年 06月07日 20時36分
- 感想
- 17件
- レビュー
- 0件
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- 445件
- 総合評価
- 12,844pt
- 評価ポイント
- 11,954pt
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- 文字数
- 21,827文字
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捨てられた赤子を拾ったのは、女を捨てた騎士でした
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連載(全47エピソード)
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