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「『察する』と『自分ならこうする』は万能ではない」と彼女は言った

短編
あらすじ
社員食堂で、男性が愚痴をこぼしている。
「子供2人目が欲しいけど忙しくて無理って奥さんが言うから、『仕事辞めたら?』って言ったんだ。そしたらさ、『私の事、なんだと思ってるの!?』って。それっきり、口きいてくれなくなったんだよ。酷くないか? こっちは親切で言ってるのにさ」
「ああ、そう言えば、前にも同じ様な事、あったんだよな。奥さんが熱を出した時、洗ってない食器の事を気にしてたから、『熱が下がったら、洗えばいいよ』って言ってあげたんだ。でも、やっぱり、しばらく無視されるようになって」
内容にひいていると、別の方から明るい声が聞こえた。
「なるほど、自分の結婚相手が、常識の通じない人間のクズだって分かった時点で、リスク回避行動を取らなかったから、今、貴方の奥様は人権を剥奪される様な事態になってるんですよね」
「『それって、保険金殺人の話ですか?』と彼女は言った」(https://book1.adouzi.eu.org/n2640ir/)の続編のような話。これだけでも読めます。
 今回の旦那は前にも増してクズですが、そのクズを選んでしまった妻はどうすべきだったかも考えて頂きたいな、という話になっております。
Nコード
N0905IW
作者名
紀伊章
キーワード
現代 無自覚モラハラ夫 早く別れなさいよ 「察して」NG
ジャンル
ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日
2024年 04月11日 12時00分
最終更新日
2024年 04月12日 19時32分
感想
17件
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総合評価
4,962pt
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文字数
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