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12 Gates City  作者: 澤群キョウ
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190/247

   _X14話までの人物ファイル

〇フェリクス・ラクト /19


 家と家族を失い、妹を救う目的を持って迷宮都市に流れ着いた青年。

 いろいろあって借金を負わされ、探索をすることに。

 カッカーの屋敷に辿り着き、仲間に恵まれ、将来有望な五人組のリーダーとして活躍している。

 まだ赤ん坊の甥と、借金のかたに預けた指輪が悩みの種。

 誠実なため周囲からの信頼が厚く、ティーオ、アダルツォとは特に絆が強い。


 

〇ニーロ /17?


 大魔術師ラーデンに育てられ、十歳から探索を始めている高名な魔術師。

 灰色の髪と瞳から、無彩の魔術師の名で呼ばれている。

 かつての仲間ピエルナの行方を追っており、関わりがあると見てジマシュ・カレートの動向を探っているようだ。

 家には探索仲間であるウィルフレドとロウランが暮らしており、新たな師を迎えて更なる力を身に着けている。


  

〇マリート(イブソル) /29


 特殊な剣技を使う上級探索者。慧眼のマリートの名で知られている。

 実力は上々なのにかなりのコミュ障で、気安く話せる相手は限られているようだ。

 最近ようやく新しい家に移り、一人暮らしを再開させている。

 本名はイブソルだが、そう呼ばれるのは嫌がる。



〇ウィルフレド・メティス /38


 迷宮都市に流れて来た謎の多い戦士。

 大変な剣の腕を持っており、レテウスやヘイリーからはブルノー・ルディスなる人物だと思われている。

 シュヴァルの母親の捜索をした過去を持っているらしく、少年の将来を案じている様子。

 妖艶な神官ラフィと深い仲になったが、今は中身が魔術師に入れ替わってしまい困惑中。

 マティルデのただならぬ様子を目撃したため、こちらも安否が気になっている。



〇キーレイ・リシュラ /28


 樹木の神殿のまとめ役であり、探索歴二十二年を超える大ベテランでもある。

 実家の商売の関係から商人たちからもよく声をかけられ、年齢が若いせいであれこれ押し付けられて忙しいようだ。

 北東で起きた廃屋殺人事件ではいち早く動き出し、すべての神殿に声をかける手はずを整えている。



〇デルフィ・カージン /23


 悩み深き鍛冶の神官。幼馴染であるジマシュ・カレートから逃れて身を隠していたが、ニーロの説得で心を変え、追放計画に力を貸すと決めている。

 共に迷宮に向かうようニーロに頼まれジマシュを見つけたが、説得に至る前に逃げられてしまった。

 今は再び幼馴染の捜索中だが、薬草屋勤めもあるのでハラハラしながら働いている。



〇ジマシュ・カレート /24


 デルフィの幼馴染の探索者。たくさんの手下のような者を従えて迷宮都市で暗躍していたが、謎の事件が起きてほとんどの部下を失っている。

 が、本人はまったく気にしておらず、次はなにをしようかルンルン気分で考えているらしい。

 突然のデルフィの接触を不審に思い、その場から逃走した。



〇カミレイル・ダル・エッセ(カミル) /16


 フェリクスと組んでいるスカウトで、勘が鋭く将来有望な探索者。コルフと仲良し。

 良い五人組を作って活躍していたが、「赤」の探索での失敗を受け、しばらくの間身を休めていた。

 大きな失敗をしたものの、乗り越えたことが仲間との絆を深めたようで、アダルツォに強い信頼を抱くようになっている。

 仲間たちの存在にはっきりとした意味を見出した探索者は、更に力を増していくことだろう。



〇コルフ・ヒックマン /17


 フェリクスと組んでいる魔術師で、カミルと仲良し。

 元師匠の屋敷で起きた事件について知り、クリュを守ろうと考え、過去に起きた事件について知った。

 カッカーから期待を寄せられていると知り、認められたことに喜びを感じている。

 カミルの大怪我でかなり動揺したようだが、無事に生き残り、これからはより冷静にことに当たれるようになるだろう。



〇アダルツォ・ルーレイ /21


 フェリクスと組んでいる神官で、雲の神に仕えている。

 いくつかの偶然から迷宮都市に舞い戻ってきて探索に励むようになったが、仲間たちから強い信頼を向けられるようになり、それを自覚し、心を強くしたようだ。

 妹の結婚が現実味を帯びてきて、ちょっぴり浮かれている。



〇マティルデ・イーデン /16


 魔術師になろうと迷宮都市にやって来たものの、気の強さが災いしてか、二択を間違え続けて散々な目に遭い続けている少女。

 大変愛らしく天真爛漫な美少女で、現在はホーカ・ヒーカムの弟子として人探しに邁進中。

 自分に手を差し伸べてくれた人たちとの絆は切れかけ、ロウランから不吉な予言めいたものを受けている。



〇ヌエル /21


 ジマシュの下で働いていたスカウトの青年。

 同性愛者でジマシュに心底惹かれてしまい、デルフィ奪還計画を遂行。その後逃げられたせいで突き放され、大怪我を負うはめになり、古い友人であるジャファトに匿われていた。

 その友人が行方不明になり、怪我をした身を引きずり、ユレーを探し出して伝えている。

 今も体は万全ではないようだ。



〇マージ(ジャファト) /20


 女装をして迷宮都市で暮らしているスカウトの青年。体は男性だが、心は女性で、ウィルフレドに恋していた。

 マティルデとユレーの三人で暮らしていたが、ヌエルを助けるために女だらけの家は解散。

 金を稼ぐために一日で帰れる実入りの良い探索をしようとしていたが、今は行方がわからなくなっている。


 

〇ユレー・クルドン /25


 珍しい女性探索者だが、人助けを謳う集団から抜けて以来、迷宮探索からは離れている。

 マージ、マティルデと出会い一緒に暮らしていたが、ヌエルを助ける為に解散。

 マティルデと暮らせる場所を探していたのに、行方不明になったり、見つかったと思ったら今度はマージがいなくなりと振り回されっぱなし。

 今はヌエルの手助けをしながら、マージの貸家の処分を進めている。



〇サークリュード・ルシオ(クリュ) /20


 一見美少女にしか見えない、世にも美しい美青年探索者。女神の再来とまで呼ばれた流水の神官チュールとよく似た容姿をしている。

 探索する仲間を探したいのに容姿のせいでトラブルが起きることが多く、良い五人組までの道のりは遠そう。

 魔術師の屋敷に閉じ込められていた期間があり、今また捜索されていると知って、ますます一人歩きは難しくなってしまったようだ。

 同居の三人とは仲良くやっており、安心できる仲間だと考えている。



○ラフィ・ルーザ・サロ


 遠い西の国からやって来た夜の神官。

 大変に美しく扇情的な容姿の持ち主で、ウィルフレドを誘惑し、深い仲になった。

 内に潜んでいた魔術師に体を乗っ取られたらしく、姿を現さなくなっている。



〇ロウラン


 遠い西の国からやってきた神官の中に潜んでいた魔術師。

 ウィルフレドやニーロとの出会いを経て、ラフィの体を乗っ取ってしまったようだ。

 恐ろしいほどの魔術の使い手であり、街のあちこちで暗躍している。

 迷宮に強い興味を持ったらしく、ニーロの家に住み着いて日々エンジョイしている様子。



〇フォールード・ナズ /16


 カッカーの古い仲間たちが鍛えた新米探索者。

 大変な悪ガキでしつけ直しの為に神殿に預けられ、読み書き計算、剣術と剥ぎ取りなどを仕込まれている。

 ティーオと入れ替わるタイミングでフェリクスたちのチームに入り、活躍している。

 流水の神官チュールへの忠誠心はかなりのもので、そのせいか神官の言うことはよく聞く。

 チュールによく似たクリュにも弱いようで、目にした瞬間様子がおかしくなってしまう。



〇ノーアン・パルト /23


 探索六年目のスカウト。腕はかなり良く、「白」の探索を経てニーロの探索仲間として認められている。

 人当たりが良く、突然留守番を頼まれても応じてくれる軽快さを持つ。

 ロウランに会うたびにべたべた触られるので、何故なのか気にしつつ、黙って触られるマインドの主。

 怖い話は苦手のようで、デルフィの抱える問題は耳を押さえて聞かないようにしていた。

 

 ☆


◇アデルミラ・ルーレイ /18


 もともとは兄のアダルツォを探しに迷宮都市にやって来た、雲の神官の少女。

 いろいろあって故郷に帰り、フェリクスの妹らしき女性と出会い、助けようと奮闘。

 生まれた赤ん坊を助ける為、兄と二人でラディケンヴィルスへ戻って来た。

 故郷を失った為、今はカッカーの屋敷の管理の手伝いをしている。

 兄妹に手を差し伸べてくれたギアノを信頼し、好意を抱いているようだ。



◇ティーオ・ミオ /16


 フェリクスと同じ部屋で暮らしていた元探索者。

 自身の成長などを鑑み、探索を諦め、商売人に転職している。

 ティーオの良品の経営は絶好調で、次はお昼激混み問題を解決しようと考え中。

 貸家の住人たちとの仲も良好で、店の評判は日に日に高まっている。



◇ギアノ・グリアド /20


 探索者になろうと南の港町からやって来た青年。

 いろいろと起きた結果、カッカーの屋敷の管理を任され、日々労働に励んでいる。

 料理、掃除、説得から赤ん坊の世話までできる万能男で、自分を支えてくれるアデルミラに対し、好意以上の気持ちを抱いているようだ。

 一方、マティルデやヘイリー、ダインのことなど心配ごとも多く、忙しい日々を過ごしている。



◇カッカー・パンラ /45


 前樹木の神官長であり、二十年以上の探索歴を持つ伝説の探索者。

 神殿の隣に建てた屋敷を開放し、探索初心者を住まわせている。

 自身の幼い子供たちの為に移住を決意し、今は近くにある農村が生活の拠点になっている。

 探索志望者の為の訓練施設も建設中で、農村と迷宮都市をいったりきたりしながら暮らしている。

 カミルとコルフと久しぶりに会い、その成長ぶりに感じるものがあったようだ。



◇ヴァージ /27


 「赤」の迷宮の最初の踏破者の一人であり、優秀なスカウト。

 カッカー・パンラの妻であり、二人の娘に恵まれている。

 ニーロのスカウト技術の師匠でもあり、かつての仲間ピエルナの行方を捜しているが、フェリクスの甥も引き取ったため、今はとにかく育児で大忙し。


 

◇シュヴァル /11


 「紫」の迷宮で倒れていた少年。強盗やら軟禁やらを経て、今はレテウスのもとで養育されている。

 スカウト向きの能力を備えており、鋭い感覚で「黄」の迷宮を歩いてみせるなど、かなりの有望株。

 街中で声をかけてきた不審な男に刺され、深い傷を負った。

 今はギアノのもとで療養中。

 ウィルフレドにより、北の地の領主、オーレール家の血筋であることが明らかになった。



◇レテウス・バロット /18


 王宮で見かけた戦士、ブルノー・ルディスを探しにやって来た貴族の青年。

 剣の腕は確かだが頭の回転はいまひとつで、ブルノー探しは難航し、シュヴァルの預かりを引き受けさせられてしまった。

 勝手に子分にされたもののシュヴァルとの間に絆はあるようで、傷を負った少年を救おうと必死で動いた。

 そのぼんやり具合をジマシュに狙われており、二度声をかけられている。



◇ヘイリー・ダング /21


 王都で騎士として働いていた青年。迷宮都市から戻った妹が自ら命を絶ち、なにがあったのか探るためにラディケンヴィルスへやって来て、そのまま調査団員になった。

 快活で明るい人となりで評判だったが、王都で流れた噂に傷つき、家族の離散を経て、復讐に燃えている。

 迷宮都市独自のルールに憤りを感じ、一人で見回りなどを始め、安宿街の事件も深夜のうちから捜査に当たった。

 妹に会いに来た男の名がジマシュ・カレートであることを突き止め、捜索している。



◇ガラン /24


 迷宮調査団の下働きの青年。調査団での仕事はなんでもこなすが、最近はヘイリーの抱く正義感に感銘を受け、積極的に手を貸そうと動いている。

 情報をまとめ、伝える能力に長けており、ヘイリーからも良い助手として頼りにされている。

 街の北西で起きた事件の際には、調査団長の補佐につき、被害の詳しい様子をまとめて伝えるなど大活躍をした。



〇ロカ /16


 樹木の神殿に仕える神官。まだ新米だが、探索にも挑むようになり、屋敷の初心者にも手を貸している。

 探索に挑むようになってから、神官長であるキーレイへの尊敬を深めている。

 隣の管理人になったギアノとも仲が良くなったようで、シュヴァルが担ぎ込まれた時には積極的に手を貸し、アデルミラとうまくいけばいいのにと強く願っている様子。



〇シュクル /15


 樹木の神殿に仕える神官。一番の新米でまだ若いが、年の近いロカの影響を受け、迷宮に挑もうと考えている。

 ロカ同様ギアノとは仲良くなっていて、不慣れな迷宮都市暮らしを支えてもらっているらしい。



◇ララ /15


 樹木の神殿に仕える神官の少女。可愛いけれどちゃっかりしたところがあり、探索は怖いから絶対行かない主義。

 アデルミラと仲が良く、ギアノとの恋の応援団長を務めている。



◆ジュスタン・ノープ /26


 ジマシュの下で働いていた男。見張りや報告などのまとめ役をしていたが、ヘイリーの尾行中にロウランに出会い、心を乱されていた。

 手下たちをいくつかの拠点に集め、毒の入った飲み物を用意し、火を放つという凶行に走っている。

 ただ一人毒酒を飲まずに帰ろうとしたヘリスに気を取られ、最後の一軒の始末をする前に命を落とした。



◆ラーデン 


 かつてのカッカーの仲間の探索者であり、ニーロを育てた魔術師でもある。

 人里離れた森の中でニーロを十年育て、カッカーに預けて以降の行方はわからないまま。

 ロウラン曰く、ニーロはただの弟子ではないらしい。

 偏屈のラーデンが求めていたものは、古い魔術師の魂によっていつか明らかにされていくだろう。



◆ピエルナ


 「赤」の迷宮の最初の踏破者の一人で、女性の探索者。

 ニーロたちの仲間だったが、パーティ解散後しばらくしてから行方がわからなくなっている。

 マリートや自身が見た幻、迷宮に残されていた剣などから、「赤」の迷宮で命を落としたとニーロは判断している。

 ジマシュ・カレートと関わりがあったようだが、はっきりとした証拠・証言は得られていない。



●ベリオ・アッジ


 元はニーロの探索仲間であり、デルフィの相棒であった戦士の青年。

 実力はそこそこにあったが、無彩の魔術師と共に歩くには足りないと考え、自身を鍛えなおしていた。

 デルフィ奪還計画により、「橙」の二十一層目でダンティンと共に命を落としている。

 ニーロの家から持ち出した特徴的な剣が残され、捜索が為された結果、ギアノとデルフィは再会を果たしている。



◆チェニー・ダング


 王都で採用されたはずが、迷宮都市に左遷されてしまった女性兵士。

 閑職に回された悔しさから悩んでいたところでジマシュ・カレートと出会い、彼の虜に。

 言われるがままに行動した結果、二人の命を奪うことになり、後悔の果てに自死している。

 実家に持ち帰った唯一のもの、絆の証と呼ばれる腕輪が兄ヘイリーを導き、ギアノと出会わせた。



◇イデルド・ショーゲン /40


 迷宮調査団の団長。かつては騎士だったが、いろいろあって迷宮都市に派遣されている。

 新たに自分たちがやることはないと考えていたが、ヘイリー襲来以降振り回され、ようやく重い腰を上げている。早寝早起きが信条。

 雲の神殿は近くにあるため、ゲルカとは交流があり、前から協力するようせっつかれていた。



◇ゲルカ・クラステン /50


 雲の神殿の神官長。冗談をよく口にし、横幅に広めの体型が親しみやすい五十歳。

 優しく穏やか、情に厚く、頼れる人物として知られている。

 辛い目にあった女性の手助けに力を入れており、娼館から助けを求められることもあるようだ。

 調査団の協力を取り付ける為、時々ショーゲンのもとも訪れている。 



◇レオミオラ・モール /43


 石の神殿の神官長。唯一の女性の神官長であり、穏やかで聡明な人物として知られている。

 まだ若いキーレイにも協力的で、街の北西での事件の際は自ら動き、ヘイリーに力を貸した。



◇カリネラ /16


 雲の神殿で傷を癒している少女。

 親の借金のかたに娼館に売り飛ばされ、望まぬ妊娠、流産をした経験に苦しんでいる。



◇エリア /30


 雲の神に仕える神官。立ち直りを求める少女たちを預かり、面倒を見ている。

 意思の強い美しい女性。ちなみに既婚者。



◇ラジュ /23


 迷宮都市に新たに出来たウベーザ劇場の看板娘。

 もとは別の大きな街で歌っていた。

 下っ端から始めて十年、肉感的なボディと歌と踊りの実力でのし上がって来た。

 人の話は聞かず、都合の良いように勝手に進めるのが特技。



◇ジュエット /26


 迷宮都市に新たにできた歌と踊りの殿堂、ウベーザ劇場の女の子のまとめ役。

 振り付け、衣装、教育などを一手に引き受けるやり手。

 ラジュとは長い付き合いで、性格はきつい。容赦がなく、こちらも人の話は聞かない主義。

 


◆ヘリス


 ジマシュの手下の一人。下っ端中の下っ端であり、元は探索者だった。

 他のメンバーよりもほんの少しだけ真面目だったことが災いし、恐ろしい思いをした挙句死んでいった。



◇ナグ /19


 迷宮調査団の一員で、元は王都で兵士として勤めていた。

 実家が貧しいせいで周囲から辛く当たられており、他の者の身代わりに迷宮都市へ派遣される羽目に。 

 あまりにも暇で、これでいいのかと悩んでいた為、ヘイリーに協力しようと決めている。



◇ロッシ /20


 迷宮調査団の一員で、元は王都で兵士として採用された青年。

 優しい性格を利用され、他の者の代わりに迷宮都市へ派遣されてやって来た。

 同じ境遇のナグとは仲が良く、新たにやってきたヘイリーの様子に触発され、気合が入ってきたところ。



◇シンマ


 街でレテウスたちに声をかけてきた不審な男。

 クリュをじろじろと見た挙句、シュヴァルを仲間と勘違いして声をかけてきた。

 その後間違いに気付き、シュヴァルを刺して逃走している。

 レテウスに手刀を入れられ、手首を酷く痛めた。



〇パント・ラッカム /14


 カッカーの屋敷で暮らしている探索初心者。

 以前はフェリクス、ティーオと同じ部屋だったが、ベッドの入れ替えで移動している。

 ダインのやり方に嫌悪感を抱き、ブレずに行動するクレイと共に訓練を重ねた。

 が、クレイの潔癖すぎる反応に恐れも抱いており、なんとか離れられないか悩んでいる。



〇クレイ・マリドン /14


 カッカーの屋敷で暮らしている探索初心者。

 フェリクスと同じ部屋を利用しており、地道に経験を重ねる五人組に憧れているようだ。

 ダインの強引なやり口を嫌い、自分が信じる正しい道を行くと決め、そのように振舞っている。

 嫌悪の感情が表に出過ぎてしまい、パントにはかなり引かれてしまっている。



〇フレス・ジャーリー /15


 カッカーの屋敷で暮らしている探索初心者。

 クレイ、フェリクスと同じ部屋を利用しており、ダインの行動力に引かれて共に行くと決めた。

 なにやら恐ろしい思いをしたらしく、震えて泣きながら故郷に帰っている。

 誰かを迷宮に置き去りにしたようだが、なにが起きたのか誰にも伝えないまま去っていってしまった。



〇ダイン・カンテーク /18


 カッカーが新設している訓練所に出資した商人の甥っ子で、探索志望の青年。

 伝手を利用してやって来たが、他人を見下すわわがままを言うわ、一瞬で屋敷の風紀を乱した。

 街で見つけたというスカウトや魔術師たちと行動していたが、屋敷を出たようで今どこで暮らしているのかはわからない。



〇ベルジャン・エルソー /19


 魔術師ホーカ・ヒーカムの弟子のひとり。

 クリュ探しを命じられており、住み込みになったマティルデと協力して人探しをし始めている。

 やせ型で顔色が悪く、眉間に皺が寄っているのが「いつもの」状態。

 ロウランを前にした時は、照れて真っ赤になった挙句、まっすぐに立っていられなくなった。



◇ホーカ・ヒーカム


 魔術師街に大きな屋敷を構えており、湧水の壺でかなり儲けている魔術師。

 ラディケンヴィルスで暮らし始めて長く、かつては探索にも挑んでいた。

 カッカーのパーティに入れて欲しいと頼んだことがあり、ラーデンとの入れ替えを提案したものの断られている。

 アークに思いを寄せており、結果チュールを逆恨みしていたという話だが……。


 自らの姿はほとんど見せず、屋敷に美青年を閉じ込めていたりなど、謎と問題の多い人物として知られている。

 基本的には優秀な魔術師として語られるが、悪評も多い。


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