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12 Gates City  作者: 澤群キョウ
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141/247

   _30話までの人物ファイル

〇フェリクス・ラクト /19

 家族と故郷を失い、復讐を誓って迷宮都市へ流れ着いた青年。強くなって奪われた妹を取り戻すつもりだったが、その夢は叶わず、幼い甥だけが残された。

 悩んだものの甥っ子はカッカーに預けて、探索者暮らしを続行中。

 少し減額されたが、ニーロに借金を返していくつもりらしい。

 様々な経験を重ねていく中でも誠実さを失わない、清廉な心の持ち主。


〇ニーロ /17?

 赤ん坊の頃に魔術師に拾われ、魔術で以て育てられた青年。灰色の髪と瞳から、「無彩の魔術師」の異名で呼ばれる。

 十歳で迷宮都市へ連れて来られ、以来迷宮探索を続けている。

 探索以外にも様々な相談を持ちかけられ、気になることについては調査をしているようだ。

 かつて仲間だった女性探索者のピエルナの行方を長い間追い続けている。


〇マリート(イブソル) /29

 「赤」の最初の踏破者であり、「慧眼の剣士」の異名を持つ凄腕の剣士。

 手先も器用で迷宮内での調理の腕もいいのだが、他人とのコミュニケーションは苦手。何度も生き返りを繰り返しているせいか、肉体と精神の乖離を感じているようだ。

 本名はイブソルで、知っているのはキーレイだけだったが、何人かにバレた。

 マリートは自身でつけた適当な偽名で、本名で呼ばれることは嫌がる。


〇ウィルフレド・メティス /38

 無一文で迷宮都市にやって来た、大柄で美しい髭がトレードマークの戦士。経歴はまだ謎だらけだが、シュヴァルの母親の行方を捜していたようだ。

 調査団の団長やレテウスからは「ブルノー・ルディス」なる人物だと思われているが、真偽はまだ不明。

 夜の神官ラフィに強く惹かれて、深い関係になったが……。


〇キーレイ・リシュラ /28

 迷宮都市生まれ、迷宮都市育ちの大手薬草業者の長男。

 若い頃から迷宮に入って様々な経験を積み、神官を目指して今は樹木の神殿を任される立場に。

 大きな商店の息子だから、神官長だから、迷宮に詳しいから、若いからなど、様々な理由でいろんな仕事を押し付けられつつ、ニーロと共に迷宮の奥へ向かい、マリートの世話もちゃんと焼いて、ウィルフレドと食べ歩きも楽しむ、迷宮都市で最も忙しい人物。


〇デルフィ・カージン /23

 鍛冶の神に仕える神官。だが、共にやって来た幼馴染のジマシュから逃げ出すために偽名を使い、ベリオ・アッジと組んで探索をしていた。

 自分から逃げ出したことを許さなかったジマシュに捕らえられたものの再び脱走し、今は徹底した変装で薬草業者として暮らしている。

 見失った仲間と、友情を築けそうだと感じていたギアノの行方を捜している。


〇ジマシュ・カレート /24

 田舎町を捨てて成り上がる為に迷宮都市へやって来た美しい青年。癖のある金髪と緑色の瞳で、自分に従いそうな者を見つけては支配下に置き、操っている。

 自らの願いを叶えるためなら他人がどうなろうと構わないし、どんなこともやれてしまうソシオパス。

 のほほんとしたレテウスを狙う計画を立てており、王都へも人を派遣しているようだが……。


〇カミレイル・ダル・エッセ(カミル) /16

 スカウトを目指す探索初心者。同じ頃にやってきたコルフとは年も近く趣味も似ていて仲が良い。勘が鋭く油断をしていない、日常でも頼れる存在になりつつある。

 新たな五人組がいい感じにまとまってきて、自信をつけてきたようだ。


〇コルフ・ヒックマン /16

 魔術師を目指す探索初心者。同じ頃にやって来たカミルとは年も近く趣味も似ていて仲が良い。カミルと比べると楽天的だが、頭の回転が早く異変にもよく気が付くようだ。

 新たな師匠を見つけて「脱出」の魔術を習い、無事に習得できたらしい。


〇アダルツォ・ルーレイ /21

 迷宮都市にやって来たものの失敗して、永らく娼館で下働きをさせられていた雲の神官。フェリクスたちに助けられ一度は故郷へ戻ったが、運命の導きにより妹と共に再び舞い戻ってきた。

 フェリクスの助けになるべく探索者に戻り、カミルたちに迎え入れられている。

 小柄で童顔だが誰にでも親切で、仲間たちからは信頼される存在。


〇マティルデ・イーデン /15

 魔術師を夢見てやってきた天真爛漫な少女。不幸な事件に巻き込まれて永らく意識を失っていたが、なんとか回復した。

 男性恐怖症になってしまったが、ギアノとアダルツォは平気らしい。

 さぼり癖があるようで、魔術師の塾に行くための費用をなかなか貯められない。


〇ヌエル /21

 ジマシュに心酔しているスカウトの青年。同性しか愛せず、異常扱いされて故郷を追われた過去がある。

 デルフィとベリオに近付き、二人を引き離すべく長い間パーティを組んで信頼を得て、最終的にデルフィをジマシュのもとへ連れ帰っている。だが、逃げられたことを責められ、次第に追い詰められていった。

 命令を受けてレテウスを取り込むべくクリュに近付いたが、失敗を重ねて「始末」の対象になった。


〇マージ(ジャファト) /19

 化粧が派手なスカウト。ヴァージに憧れてマージと名乗っている。体は男性だが心は女性であり、女としてユレー、マティルデと共に暮らしている。

 ウィルフレドに一目ぼれして以来憧れ続けているが、いきなり求婚してしまいあっさり断られている。

 ヌエルとは同じ境遇の仲間であり、大切な友人同士だったのだが、その仲には大きな亀裂が入った。


〇ユレー /24

 地味な顔立ちの女探索者。迷宮内で人助けをする集団に身を置いていたが脱退し、マティルデ、マージと出会って女だけのパーティを組んでいる。

 ギアノに頼まれ、レテウスの家の家事を時々手伝いに行っている。


〇サークリュード・ルシオ(クリュ) /20

 世にも美しい探索者の青年。女と見紛う美貌で人々の目を惹くが、本人にとっては煩わしいことの方が多いようだ。

 固定の探索仲間を探しているが、ちょうどいい人材をなかなか見つけられないでいる。

 レテウスは扱いやすく、共に暮らしていて一番楽なタイプ。

 ヌエルに襲われ、危うく命を落としかけた。

 しばらく監禁されていたホーカ・ヒーカムの屋敷からも探されており、なかなか平穏な暮らしを手に入れられないアンラッキー美青年。


○ラフィ・ルーザ・サロ /?

 遥か西の国、ハーマールからやって来た夜の神に仕える神官。特殊な武術を使いこなし、強い魔法生物も一撃で倒すほどの実力を持っている。

 迷宮都市近辺では見られない黒い肌に、男性を惹きつける蠱惑的な美貌の持ち主。

 長い旅の末に迷宮都市にたどり着き、「死ぬためにここに来た」とウィルフレドに打ち明けたが……。


〇ロウラン /?

 ラフィの中に潜んでいた魔術師。ラフィと入れ替わるタイミングやきっかけなどはまだ不明。

 話し方は明らかに男性であり、年齢は高そうな様子。

 ニーロを気に入ったらしく、態度はフレンドリー。

 凄まじい魔術の腕があるらしく、地上から迷宮への移動を実現させてしまった様子。


〇フォールード・ナズ /16

 迷宮都市にやって来た元不良少年。カッカーの仲間であった流水の神官チュールに預けられ、話を聞かされるうちに探索者に憧れるようになった。

 チュールへの忠誠心は並大抵ではなく、語り始めると止まらなくなる。

 その影響からか神官には従わねばと思っているようで、アダルツォにはすぐに懐いた。

 クリュのピンチに駆け付け、ヌエルをぼこぼこにしてしまった。


〇ポンパ・オーエン /33

 街の中央で暮らしている魔術師。自らを「木っ端魔術師」と呼び、自信なさげで仲間に対しても腰が低い。考え事をすると髪の毛を抜く癖があり、左半分は禿げてしまっている。

 ニーロやキーレイに憧れるなど、ミーハーなところもあるようだ。

 罠を魔術で解除する研究をしており、ニーロと共同でいろいろと試している。


〇ノーアン /23

 ポンパの協力者のうちの一人で、スカウト。「橙」は最下層まで行ったことがある。

 ニーロに「白」の最下層への挑戦に招かれ、二つ返事で了承した。

 明るい性格をしており、普段組んでいる仲間の中でもムードメーカー的存在。

 

 ☆


◇アデルミラ・ルーレイ /18

 行方のわからなくなった兄を探しに迷宮都市を訪れた雲の神官。フェリクスと出会い、カッカーの屋敷に導かれてしばらく探索を続けていた。

 不幸な女性を救うべく働き、兄と共に再びラディケンヴィルスへ導かれた。

 今は探索に行くのはやめて、カッカーの屋敷や樹木の神殿の手伝いをして暮らしている。


◇ティーオ・ミオ /16

 明るい性格の元探索者。高みを目指すつもりでいたが、自らの成長ぶりや性格などを考え、探索者は卒業すると決意。キーレイやギアノの手を借りて、「ティーオの良品」という店をオープンさせた。

 正しい生き方を示したフェリクスを支えようと、借金の一部を肩代わりし、胸を張って生きるよう力強く励ました。


◇ギアノ・グリアド /19

 南の港町カルレナンからやって来た探索者志望の青年。ベリオとデルフィに出会い、仲間になる約束をしたが果たされず、いろいろあってカッカーの屋敷の管理人を任されることに。

 どんな家事もこなし、説得や交渉もうまく、大勢から信頼される存在になった。

 故郷の大家族から戻るように言われたが、シュヴァルの説得で迷宮都市に残ることを選んだようだ。


◇カッカー・パンラ /45

 二十年もの間探索を続けてきた神官戦士。樹木の前神官長であり、キーレイの師でもある。

 困っている人間を放っておくことができず、頼まれなくても町中を飛び回っていた。

 引退後、子どもに恵まれ移住を決意。フェリクスの甥メーレスの養育を引き受け、実子とともに育てている。


◇ヴァージ /27

 カッカーの仲間だった元スカウトで、引退後結婚して二人の娘をもうけた。

 グラマラスな美女で、町中の男たちの憧れの的だった。

 管理人として働くギアノを高く評価しており、屋敷のことはすべて任せている。


◇チェニー・ダング /18

 王都から派遣されてきた兵士であり、迷宮調査団の一員だった女性。閑職に追いやられたことを不満に思っており、ジマシュに口説かれて配下になった。

 デルフィ奪還のためにベリオとダンティンの命を奪ったが、残酷な振る舞いをした卑怯者と呼ばれ、失意のまま調査団へ戻り、そのまま失職、王都へと戻された。


◇ララ /15

 まだ新米の樹木の神官。少しちゃっかりしたところがあり、迷宮都市で暮らすのは楽しいけれど探索はしたくないので、神殿勤めだけをしている。

 ギアノのお菓子を気に入っており、しょっちゅうさぼっては屋敷に入り浸っている。

 同じ年頃の神官同士であり、アデルミラとは仲が良い。


◇シュヴァル /11

 紫の迷宮で力尽きていたところをデルフィに救われた少年。大男を手下に従え、ティーオを襲って強盗を働いたが、悪事はすぐにバレて永らく閉じ込められていた。

 態度が荒々しく口が悪いが、非常に鋭い感覚と観察眼を持っていて、スカウトとしての活躍が期待されている。

 レテウス、クリュ、ティーオ、ギアノは子分として扱っている。


◇レテウス・バロット /18

 王宮に仕えていたブルノー・ルディスを探しに迷宮都市へやって来た貴族の青年。

 貴族らしい振る舞いは受け入れられるものではなく、散々苦労した挙げ句、なぜかシュヴァルを引き取ることに。

 世間知らずで交渉や日常生活に手こずっているものの、自力でやり遂げていくと決意を固めた。 


〇ロカ /15

 最近迷宮にも通うようになった、新米の神官。

 様々な探索者と出会い、ともに歩みながら少しずつ成長中。


◇メハル /15

 薬草業者ミッシュ商会で働く従業員。働き者で機転がきき、上司の評価も高く、迷宮での採集の仕事も任されている。

 仕事の合間に訳あり同僚の手助けもしており、チェニーが持っていたベリオの剣を手に入れてオーリーに渡している。 


◇ジュスタン・ノープ /26

 ジマシュの配下の髭の大男。ヌエルの管理も任されていた。

 ポンパから聞き出したいことがあったが、作戦はことごとく失敗して次の一手を考え中。


◆ラーデン 

 カッカーの仲間だった魔術師で、ニーロの育ての親。

 七年前にニーロを連れて来て以後の行方はわかっていない。


◆ピエルナ

 カッカーと共に「赤」の最初の踏破者になった女戦士。

 二年前に姿を消し、以後は行方不明。


●ベリオ・アッジ

 「藍」の迷宮内で偶然ニーロと出会い、行動をともにするようになった探索者。レベルの不釣り合いを感じてニーロから離れ、デルフィと二人組になった。

 気付かぬうちに神官の奪還作戦に巻き込まれ、「橙」の二十一層で命を落とした。


●ザックレン・カロン

 石の神官を名乗っていた魔術師。

 双子のスカウト・ソー兄弟を取り込み操ろうとしていたが、失敗して命を落とした。



◇ティッティ /14

 食堂で働く少女。ギアノとはコルディの青空で同僚だった。

 昼間の空き時間に「ティーオの良品」を手伝ってくれている。


◇ヘイリー・ダング /20

 チェニー・ダングの実兄。レテウスとは顔見知りで、明るく快活な男だという話だが……。


◇ゾース /38

 はぐれ者たちの集まる酒場、ゾースの小瓶の店主。

 マージ、ヌエルをよく知っている。


◇ルンゲ /19

 薬草業者ミッシュ商会で働いている、「緑」の採集担当リーダー。

 態度は荒々しいが腕が良く、面倒見も良い。ミンゲは実の弟で、よく蹴っている。


◇ミンゲ /18

 薬草業者ミッシュ商会で働いている、「緑」の採集担当。

 お調子者だが目が良く、探索ではかなりの活躍を見せる。ルンゲは実の兄で、よく蹴られている。


◇エルチュール・トゥレス(チュール) /42

 カッカーの元仲間であった探索者。流水の神に仕える神官。男性でありながら女神の再来とまで言われる美貌の持ち主。今は引退して、遠い町でアークと共に身寄りのない子供たちを育てている。

 フォールードを更生させ、カッカーを頼るよう手紙を書いて持たせた。


◇アーク・ギルディン /45

 元は王国の騎士であり、カッカーの仲間であった元探索者。頑固で融通が利かないが、素晴らしい剣の腕で探索では大いに活躍した。今は引退し、チュールと共に素行の悪い子供たちを預かっている。

 フォールードの剣の師匠で、迷宮探索の基礎を教えた。


◇ゴリューズ /44

 カッカーの仲間であった元探索者。手製の爆弾を使いこなすスカウトだった。

 現在の居住地は不明だが、年に一回ほどアークとチュールのもとを訪れるらしい。


◇ブラウジ・グリアド /12

 ギアノの長兄ジッドゥの長男、つまり甥っ子で、父子でギアノを探しに迷宮都市を訪れた。

 シュヴァルに完全に論破されて、ひどく気落ちして故郷へ帰っていったようだ。


◇ニャンク・ハーツゲイグ /29

 魔術師街で暮らしている薬草大好き魔術師。魔術の効果をのせた薬品作りをしている。


◇ローズィン /26

 魔術師街で暮らしている、大男に滅法弱い魔術師。


◇グラジラム・ポラー / 38

 穏やかで優しい魔術師。ポンパの隣人で、私塾を経営している。

 のんびりじっくり教えるせいで、時間がかかり、その分授業料が嵩むらしい。


〇セデル / ファリン / エーヴ

 ポンパが時々探索に付き合っている「仲間たち」。小さいが売家で暮らしており、それなりの実力者であることが窺える。

 ポンパとはお互いに必要な時に同行し合うだけの、ドライな関係のようだ。

 ノーアンにとっては固定の仲間たちで、気の合う二人ずつに別れて共同生活を送っている。


◇バルバ

 ジマシュの手下の一人。もじゃもじゃの髭面で誰からも好かれていないが、なぜか隠れ家の番人を任せられている。


◆ラリード

 ジマシュの手下の一人。小柄で醜い脱落者。

 失敗したヌエルに引導を渡す役を命じられたが、返り討ちにあって墓地に埋められた。

 

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