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12 Gates City  作者: 澤群キョウ
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115/247

   _25話までの人物ファイル

〇フェリクス・ラクト /19

 家族をすべて失い、迷宮都市へ流れ着いた青年。

 唯一残されていた妹の死を知らされたが、同時に甥が残され、これからの人生をどうするか悩み中。

 今はカッカーたちと一緒に北にある村で過ごしている。


〇アデルミラ・ルーレイ /18

 心優しい雲の神官の少女。見た目が幼く、年相応に見られないのが悩みだが、勇気をもってフェリクスたちと探索を続けていた。

 一度故郷へ戻されたものの、母親と家を失い、兄のアダルツォとともに再び迷宮都市へ。

 最近はカッカーの屋敷を手伝う日々を送っている。


〇ニーロ /17?

 「無彩の魔術師」の通り名を持つ上級探索者。

 カッカーの仲間であった大魔術師ラーデンに拾われ、十歳まで育てられた。

 以来、各迷宮の最深部を目指して研鑽の日々を送っている。

 腕の良いスカウトの仲間が欲しいが、なかなかレベルの釣り合う者が見つからないようだ。


〇マリート(イブソル) /29

 「慧眼の剣士」の通り名を持つ上級探索者。

 探索中に受けた傷や複数回の生き返りの影響のせいで、精神的に不安定な様子。

 そもそも他人とのコミュニケーションは苦手だったのだが、拍車がかかっているようだ。

 普段は避けているわりに、ウィルフレドを随分信頼しているらしい。


〇ウィルフレド・メティス /38

 美しい顔立ちと確かな剣技、上品な佇まいからなにかと噂が耐えなくなってきた新米上級探索者。

 王都の調査団団長やレテウスから、ブルノー・ルディスなる人物だと思われている。

 気にかけていた少年シュヴァルを魔術師の館から出し、レテウスへ預けた。


〇キーレイ・リシュラ /28

 薬草業者リシュラ商店の長男坊で、樹木の神殿の神官長を務めている凄腕探索者。

 カッカーが引退し街を離れたせいか、探索歴23年目の神官長も徐々に注目され始めている。

 「不死の神官長」という通り名が浸透し始めているが、キーレイ自身は大袈裟だと感じている様子。


〇デルフィ・カージン /23

 幼馴染であるジマシュに連れられ、迷宮都市へやってきた鍛冶の神官。

 ジマシュの非道なやり方についていけなくなり、逃げ出してベリオ・アッジと探索をしていたが、時間をかけた奪還計画が行われて連れ戻された。

 そこから再び逃げ出し、現在は変装をして街の薬草業者の中に紛れている。


〇ジマシュ・カレート /24

 故郷を嫌い、野望を持って迷宮都市へやってきた、探索者としてはまずまずの強さを持った男。

 迷宮と他人は利用するものと考え、ヌエルやチェニーを支配下に置き、自分のために働かせていた。

 自らの手は汚さないように他人を利用するし、目的の為には手段を選ばない。気に入らない人間は徹底的に陥れ、苦しむ様を見て楽しむソシオパス。


〇ティーオ・ミオ /16

 カッカーの屋敷に滞在している探索初心者の少年。明るいお調子者。

 フェリクスと同じ部屋になり仲良くなって、カミル・コルフと共にパーティを組んだ。

 剣を扱うが、他に迷宮向けの特技がないことをずっと悩んでいる。 


〇カミレイル・ダル・エッセ(カミル) /16

 カッカーの屋敷に滞在しているスカウト見習いの青年。コルフと仲良し。

 フェリクス、ティーオとパーティを組み、念願の神官も見つけてただいま絶好調。

 鋭い洞察力と容赦のなさを持っていて、面倒なことへの対応が上手い。

 

〇コルフ・ヒックマン /16

 カッカーの屋敷に滞在している魔術師見習いの青年。カミルと仲良し。

 フェリクス、ティーオとパーティを組み、アダルツォを迎えてただいま絶好調。

 だけど本当をいうと、アデルミラの方が良かったな、と思う楽天家でもある。


〇ヌエル /21

 ジマシュに心酔しているスカウトの青年。同性しか愛せず、美しいジマシュに目をかけられたいと願っている。

 デルフィを連れ戻したものの逃げられてしまったので、再び捜索を継続中。

 宿で同じ部屋に逗留していたギアノを頼るのではないかと考え、ギアノのことも探している。


〇チェニー・ダング /18

 王都から派遣され、現在は調査団に所属している女兵士。

 ジマシュと偶然出会い、恋に落ち、デルフィ奪還計画に参加した。

 デルフィとベリオを引き離すために「橙」の罠を利用して、ダンティンとベリオの命を奪った。

 しかし結局ジマシュに手酷く捨てられてしまい、魂が抜けたような状態になっている。


〇ギアノ・グリアド /19

 南の港町カルレナンからやって来た探索者志望の青年。

 ベリオやデルフィと出会い、魚料理の開発などを経て、現在はカッカーの屋敷の管理人として働いている。

 カッカーが去った後の屋敷の維持のため、料理の腕を生かしてお菓子や美味しい保存食などの開発をしている。


〇アダルツォ・ルーレイ /21

 アデルミラの兄で、雲の神官。

 探索者になろうとやってきた迷宮都市で失敗し、永らく借金返済のために労働を強いられていた。

 帰郷後に母親と家を失い、追われる女性の産んだ赤ん坊を逃がすためにアデルミラと一緒に戻って来た。

 フェリクスの抜けたパーティに入り、ティーオらにも歓迎され、力をつけているようだ。


〇マティルデ・イーデン /15

 魔術師になるべくやってきた、天真爛漫で、さらさらの長い髪にぱっちりとした瞳の美少女。

 不幸な事件のせいで男性恐怖症になってしまい、女性だけのパーティを組もうと考えている。

 あまり熱心に働く気がないようで、魔術師への塾にいつまで経ってもいけないまま。

 ギアノにはよくなついている。おいしいものには目がなくて、干した果物のお菓子が大好物。


〇マージ(ジャファト) /19

 女だけのパーティを作りたいと願ったマティルデに答え、家に置いてくれているスカウト。

 本名はジャファトであり、体は男だが、心は女、現在は女装をして暮らしている。

 ウィルフレドに恋をして、初対面で求婚をして派手にフラれてしまった。が、まだ大好き。

 ヌエルとは昔馴染みで人探しを手伝っているが、ギアノのことは話さなかった。


〇ユレー /24

 戦士としてはそれなりの経験を積んだ探索者。貴重な女性探索者だが、顔が地味すぎて男から言い寄られたことはないらしい。

 大勢での探索をしていた集団から抜けて、マージ、マティルデと運命的な出会いを果たした。

 副業で家事手伝いをしており、レテウスたちの家の維持を頼まれ、時々様子を見に行っている。


●ジャグリン・ソー /22

 世にも珍しい双子のスカウト。長い黒髪、筋骨隆々、分厚い大剣を扱い、極端に無口。

 戦闘能力が高く、なにもかもがスカウトらしくない。「黒」を専門としていた。

 「白」の探索で弱った兄の命を終わらせ、自分たちを利用したザックレンを許さずに殺害した。その後、自ら命を絶ち、ソー兄弟の命運は尽きた。


●ファブリン・ソー /22

 世にも珍しい双子のスカウト。ジャグリンの兄だが、弟とは正反対で髪はまっしろ、服は派手。

 ものすごいおしゃべりっぷりでキーレイたちを辟易とさせたが、ザックレンに取り込まれたのか、亡霊のような状態になってしまった。

 「白」の探索中に大怪我を負い、これ以上苦しませまいと考えたジャグリンに止めをさされている。


●ザッカリン・ソー(ザックレン・カロン) /19

 世にも珍しい双子のスカウトたちの弟。石の神に仕える神官だが、「脱出」の魔術も習得している。

 という触れ込みだったが、実際には魔術師であり、神官の起こす奇跡は扱えない。

 迷宮探索を思い通りに進める為、なりふり構わぬやり方でソー兄弟を取り込もうとした。

 魔術が未完成だったのか、他人の支配はうまくいかず、ジャグリンの怒りによって滅ぼされた。


〇サークリュード・ルシオ(クリュ) /20

 アダルツォがかつて組んだパーティの一員で、剣を扱う探索者でもある、女性的な美貌の美青年。

 プラチナブロンドの長い髪に、アイスブルーの瞳が特徴。すぐに泣くし、いい加減な性格でアダルツォたちからは敬遠されてしまった。

 心を入れ替え、親切であろうとレテウスに声をかけ、シュヴァルの引き取りに力を貸す。

 類まれなる美貌の持ち主だが面倒も多いらしく、自分に余計なちょっかいを出さない人間を探していた。


○ラフィ・ルーザ・サロ

 ウィルフレドが出会った旅の神官。

 遥か西の国からやって来たことと、妖艶な美貌の持ち主であることしかわかっていない。


 ☆


〇カッカー・パンラ /45

 「聖なる岸壁」と呼ばれた元探索者。体格が良く、戦士としての実力もあり、先代の樹木の神官長も務めていた。

 初心者たちの生存率をあげようと自身の屋敷を開放し、迷宮を歩くための学びの場にしている。

 ヴァージを妻にし、子供が生まれたため、迷宮都市から一歩離れる決意をした。

 フェリクスの甥であるメーレスの身柄を引き受け、少し離れた町で子育てに励んでいる。


〇ヴァージ /27

 カッカーが最後に組んでいたパーティの一員であり、凄腕のスカウトでもあった元探索者。

 スタイル抜群の美女だが、自分を救ったカッカーを慕い、妻になった。

 二人の娘を産み、育てており、メーレスの身柄も快く引き受けて世話をしてくれている。

 ニーロのスカウトの師匠でもあり、仲間であったピエルナの行方を知りたいと願っている。


◇ララ /15

 樹木の神殿に仕える神官。ちゃっかりした性格だが、見た目の愛らしさで許されている。

 探索には行きたくはないが、迷宮都市の賑やかさは好きなようだ。

 アデルミラ、キャリンとは仲が良い。マティルデのことは少しだけ警戒している。


◇シュヴァル /11

 子分であるオンダと共に迷宮都市へやってきて、「紫」の迷宮に潜伏していた少年。

 大変な美少年だが、口が悪く、態度が大きい。

 偶然が重なりデルフィに救われた後、ティーオへの強盗事件から「要注意人物」になり、いろいろあってホーカ・ヒーカムの屋敷でしばらく軟禁状態になっていた。

 ウィルフレドの計らいで屋敷からは出て、現在はレテウスの保護下で暮らしている。


◇レテウス・バロット /18

 王都では名の通った名家の三男坊。

 王宮で見かけて気になっていたブルノー・ルディスを探しに迷宮都市へやってきたが、右往左往し、見た目が完璧に同じウィルフレドに行きついたものの、なぜかシュヴァルを引き取って安全に暮らすという条件をのまされてしまった。

 自身があまりにも世間知らずで、生活能力がまったくないことに気付き、生まれ変わろうと決意をして貸家を用意した。

 協力してくれたクリュを家に置き、ユレーの手を借りながらなんとか暮らしている。


〇ロカ /15

 樹木の神殿に仕える神官。

 しばらくはまだ慣れていないからと避けてきたが、探索に行って修行を積もうと迷宮行きを決意。

 ガデンとの探索で、仲間の見極めの大切さを学んだ。


◇メハル /15

 ミッシュ商会の従業員。「緑」の採集のチームに入っている。

 まだ若いが勘が良く、仕事を覚えるのが早い。

 わけありの同僚オーリーの良き理解者のようだが……。


◆ラーデン /?

 かつてはカッカーの仲間だった魔術師で、「偏屈のラーデン」「大魔術師ラーデン」の通り名を持つ。

 森で拾った赤ん坊にニーロと名付け、迷宮探索に必要な知識を教え込んで育てた。

 十歳のニーロをカッカーに預けて姿を消し、現在の行方はわからない。


◆ピエルナ /?

 カッカーが最後に組んだパーティの一員だった女戦士。三年ほど前から行方不明。

 魔竜のうろこが嵌まった愛剣は、フェリクスたちが「藍」で発見している。

 ヴァージは悪い男に騙されて妊娠していたと考えており、マリートは「赤」の迷宮でピエルナが果てた記憶を見ている。


●ベリオ・アッジ 

 ニーロの相棒として活躍していたが、自分自身の力でやっていきたいと考え、似た境遇のデルフィと探索をするようになった。

 「橙」制覇を目指すダンティンに声をかけられ、良い五人組が出来たと訓練と探索を続けていたが、すべてがジマシュの罠であることには気付けず、「橙」の二十一層でダンティンと共に命を散らした。

 ギアノとは同じ部屋に逗留していて、デルフィと共に、いつか仲間になろうと約束していた。



◇キャリン /15

 武器店で働いている心優しい女の子。ララとは近所で暮らしていて仲良し。

 偶然出会ったマティルデを助けたが、無謀な振る舞いを見せつけられて将来を案じている。


◇ティッティ /14

 「コルディの青空」でしばらくギアノと一緒に働いていた少女。

 今は南にある店で働いているが、ギアノと偶然再会し、臨時の菓子店の営業を手伝ってくれた。


◇オルフリオ・ラッドレン /18

 レテウスの悪友で、キーファンの妻であるフロリアの親戚。

 結婚を祝う宴に招かれて迷宮都市へ来て、いろいろとエンジョイして帰っていった。


◇ヘイリー・ダング /20

 チェニーの兄で、王都で働く騎士。

 快活で愛されキャラらしく、レテウスとも顔見知り。


◇ザントラ・コリン /40

 迷宮都市の不動産屋、バルシュートの店の営業マン。

 商人向けの豪邸から中級探索者向けの貸家まで、かなりの数の家を取り揃えて案内している。


◇コラス・ヘルド /28

 キーファンの知り合いの馬好き商人。レテウスの愛馬を気に入って買い取ってくれた。

 クリュを気に入ってスカウトしていたが、男だと気づいていたかは不明。


◇ラチェウス・バロット /20

 レテウスの兄。三人兄弟の次男で、考えの足りない弟を導いていた頼りになる男。

 優しげな顔立ちをしている割に短気で、言うことを聞かないレテウスを二発殴っている。


◇マリアーネ

 レテウスの母が気にいっていたメイドの少女。

 レテウスが軽いノリで手を出し、田舎に戻ってしまったとかなんとか。


◇ゾース /38

 はぐれ者たちが集う酒場、「ゾースの小瓶」の店主。

 マージやヌエルのような客たちの安心できる、隠れ家のようなお店を経営している。


◇ワルカン /14

 迷宮都市にやってきたばかりの若者。薬草店に就職が決まっている。

 マティルデからはいい匂いがしたらしい。


〇ガデン・アンスク /23

 カッカーの屋敷に居座り続けていた自称「情報通」。

 あれこれと噂を仕入れては初心者を集めて披露し、尊敬を集めていた。

 探索者としてはサボリ続けていたため、屋敷からの卒業を促される。

 迷宮内の群生地帯に出てくる「アレ」に襲われたものの、ぎりぎりで生き残り、故郷へ帰っていった。


◇ルンゲ /19

 薬草業者ミッシュ商会の従業員。「緑」の採集担当チームのリーダー。

 剣の腕も良く、生真面目に仕事をこなす優秀な若者。

 口は悪いしすぐに手も出るが、同僚たちからの信頼は篤い。


◇ミンゲ /18

 薬草業者ミッシュ商会の従業員で、ルンゲの弟。

 短気で真面目な兄とは違って、少しおちゃらけた性格をしている。

 目、耳が良く、剥ぎ取りの能力も高い。兄とセットで迷宮内ではかなりの活躍を見せる。


◇レオミオラ・モール /43

 石の神殿の神官長。迷宮都市では唯一の女性の神官長で、おっとりとした穏やかな性格。

 芯は強く、キーレイからの信頼も厚いようだ。

 生き返りを使えるようになりたいというザックレンの野心に気付き、その後を案じていた。

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