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『山賊ダイアリー』を入手した

『リアル猟師奮闘記 山賊ダイアリー』を、ブックオフで見かけて入手した。以前にレンタルで読んで凄く面白かったのだけど、その時は購入にまでは至らなかった。が、今回はいい機会だったので購入した。


これ、好きなんだよねー。主人公の岡本くんは、岡山の人。で、東京から帰郷して猟師免許を取る。使うのは空気銃の『エースハンター』。銃を買って、銃をしまう箱を設置し、そこには警察官が来てちゃんとチェックしていくとか、漁師免許の試験を受けるとか、色々なことが描かれている。


全然、僕の知らない世界のことなので、とにかく珍しくて面白い。しかしそれ以上に面白い要素なのは、この作品の「自然との関わり方」だ。東京でつきあってたらしい彼女と、小洒落たバーかなんかで呑んでいて「地元で猟をやりたいと思ってる」と言うと、「えぇ、最悪! 動物を殺すなんて!」とか言われる。


それで「さ…最悪? 君だって肉よく食ってるんじゃん」と言うと、「ウシやブタはまた別でしょ! また屁理屈!?」とかキレられる。で、結局、喧嘩別れになって、その時に「さようなら山賊さん」と言われる。これが題名の由来か。


実は以前、作品を書く時に、自分の『自然観』と向き合う必要性があり、そういう中で出会った作品でもあった。その時、念頭に置かざるを得なかったのは、ジブリ作品だ。ジブリ型の『自然』は、やたら森の奥は恐ろしく、そうでなければ田園のお花畑が広がる…という感じだ。


けど、どうもこれに違和感があった。僕の感覚では、自然というのは『豊か』なものだ。恐い面もあるけど、例えば山菜やキノコ、果実などが山で採れる。猟をして動物を狩ることも、もちろんできる。そういう『中に入って』関わるのが自然で、遠巻きに見てるジブリの自然は、結局、都会で暮らしてる人間の『自然観』だ、と結論づけた。


その意味でこの『山賊ダイアリー』は、まさにこれ! という感じだった。僕は猟はしないが、こうやって自然に分け入り、糧を得る感じがいい。とにかく、この主人公が得物を食べるのがいい。カラスや蛇、時にはヌートリアのようなものまで食べるのが凄い。達人・佐々木さんや、元自衛官の赤木さん、ちょっとヘタれのマサムネ君など、周りの人物たちもいいのだ。


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