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『ミッチェル家とマシンの反乱』を楽しむ

『ミッチェル家とマシンの反乱』がNHKで放映されたので、それを観た。面白かった。が、前に見た『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』は、興行収入を調べると凄い赤字だったと判ってショックだった。僕は凄く楽しんで観たのに!


で、この『ミッチェル家』はどうだったかと思って調べると、ウィキに製作費は書いてあるけど、興行収入が出ていない。どうなってんのかと思ってちょっと調べると、この作品、21年の公開なんだけど、パンデミックと被って限定公開になってしまった。で、製作費1億ドルのところを、netflixが1億1千万ドルで買取し配給した。そういう、ちょっと不幸な作品である。


が、まあ内容は経緯とは無関係にとても面白かった。ミッチェル家の長女ケイティは、ちょっとオタクで自分で動画とか作ってる眼鏡っ子。弟は恐竜好きで、パパはサバイバル好き、ママは変な料理を作り、飼い犬はどこ見てるか判らない駄犬。そんな家族が、何故かロボットと戦ってる! なに? どういう事?


PALという凄いAIを造ったIT長者イーロン・マスクっぽいが、そのPALを捨てて新世代型を発表する。それは『スマホがロボット型に』なったもの。で、捨てられたPALは創造主へと反乱を起こし、人類をみんな捕まえて宇宙に飛ばそうとする。その騒ぎのなかで、何故かミッチェル家だけが生き残り、PALを破壊して人類を救おうとする――という話だ。


が、本当に重要なのは、オタクな自分を理解してくれない環境から離れ、創造的な友人たちが集う大学へ進学しようとしているケイティと、それに理解を示さない父親との葛藤の物語だ。父親は動画を作ってる娘のやってる事が、よく判らない。娘は理解してくれない父親に幻滅しているが、父親は娘と昔のように仲良くしたい。そのすれ違いを、丁寧に描いている。


……というような、物語は面白いんですが。けど、この作品のキーキャラは、飼い犬のモンチーだ! 犬か豚か食パンか? この識別不能な、どこを見てるか判らない駄犬が、この物語の最後の切り札だ。正直、「この犬、なんで出てるの?」と思っていたが、こんな伏線だったとは! それにドライバーなどの細かい伏線回収も上手い。ロボットの表現はちょっとアイアンマンっぽかったけど、独自な描写もあり中々カッコよかった。いや、楽しめた作品だった。


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