表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
166/263

スィーツ真壁と加藤登紀子

ラジオを聴いてると、プロレスラーの真壁刀儀が出てきた。彼は普通のヒールレスラーだったのに、いつの間にかスィーツ好きプロレスラーとしてお茶の間で人気者になっていた。まあ、それはいいのだが。


ラジオで色々話してるうちに、MCから「プロレスの魅力って、どういうところですか?」と訊かれ、真壁は答えたのだ


「俺が頑張って戦って、やられて倒れて、まだ立ち上がって、また戦ってまたやられて、それでも立ち上がってまた頑張って――それで結局、負けたとする。それでもお客さんは、『真壁! よく頑張った! 次は頑張れよ!』って声をかけてくれる。次の試合で頑張って、またやられて立ち上がって、また頑張って倒されて、それでも立ち上がって、今度は勝ったとする。するとお客さんは、俺に声をかけてくれる。『真壁、よくやった! また頑張れよ!』」


まあ、正確な再現ではないが、大体、こんな感じの話だ。つまり勝っても負けても、お客さんは声援をくれる。それで真壁は言うのだ。『それはね、俺たちが頑張ることによって、お客さんが「ああ、真壁があんなに頑張ってる。オレも明日から頑張ろう」って思う。


それで真壁が言うには、プロレスの魅力というのは「お客さんに、明日の頑張勇気を与えること」だというのだ。それで最後にリスナーさんに一言、と言われて、「是非、俺たちの身に来て、明日の頑張る勇気を持ってください!」と締めくったのだ。なんか、いい話だなあと思った。


その同じ日、加藤登紀子がラジオに出ていて、やはり話をしていた。それで「ファンについてどう思ってますか?」と訊かれ、加藤登紀子が言ったのだ。「ファンに歌ってる、とは思ってないです」と。


え? と思った。けど加藤登紀子は言うのだ。「ファンに歌ってるというか、来ている人、一人一人に向き合ってる――対峙してる、というつもりで歌ってるの」と言うのだ。加藤登紀子をずっと聴いてる人もいれば、初めて聴く人もいる。そういう人、一人一人に歌ってる、というのが加藤登紀子だ。真壁も凄いが、加藤登紀子も凄い。二人の態度、姿勢は矛盾するものではなく、共通するものもあると思う。いいなあ、と思った日だった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ