アストリッド、それは難しい問題だよ!
『アストリッドとラファエル』の新シリーズが4話まで進んだんだけど、今シーズンもまた難しい話してる~。面白い~。3話目は今、まさにトレンド?の『転生もの』。とは言っても、これは『てんしょう』の方ね。
というのは、課長の知人の子が、簡単に言うと前世の夢を見る、という事で悩んでいるのだ。しかもそれは殺された僧侶の生まれ変わり。その寺院に行って、色々な宗教上の教えや制約なんかを学ぶラファエルたちだけど、そういう題材を扱ったことにまず驚いた。
これはそれで、実際の事件をモデルにした話なのだ、と後で知った。チベット地域に一番偉い坊さんの地位があって、その生まれ変わりを僧侶たちは探している。で、僧侶たちはそれを見つけるんだけど、中国政府がそれを認めない。中国当局は、自分たちが「これが転生者」と推す子供を無理やりそこに引き継がせる。
しかし、この子は結局行方不明になり、最高位自体はチベット僧侶たちが見つけた子供が座っている。…というのが、現実の背景だ。アストリッドのドラマの方では、その押し付けられた子供を殺してしまう僧侶の行為に怒りを抱いた別の僧侶が、その僧侶を殺してしまっている、という話だった。仏門を語るにも関わらず、慈悲のない真似をする事が許せなかったわけだ。
4話目は南米の黄金郷、エルドラドを巡る話だ。これがまた、敢えて難しい問題を孕んでいるところを描写する。殺されたのはトレジャーハンターで、ドラマ内の言葉で言うと、「インディ・ジョーンズ」だ。しかしこういうトレジャーハンターというのは、現地の人間からすると墓泥棒だったりするわけで、宝の返還運動などが起きたりする元凶なのである。
で、殺されたトレジャー・ハンターは、ある密林に住む不足の王族の子供を養子にして、フランスに連れ帰っていた。この子供はフランス社会には適応せず、今も森の中で暮らしている。その彼を訪ねて、どういう処で育ち、どういう価値観を持っているかを聴く。もう、こういう描写だけで、本当に凄いと思う。
あと特筆したいのは、アストリットの発作の演技だ。綺麗に倒れたりせず、顔が弛緩して口や眼を開けて、倒れる。もう、本当に迫真もので震えた。




