161話「ロープスレイ星のすげーヤツら大集合!」
翌日、オレたちは妖精王として大広間へ集合させられたぞ。
思ったより大勢集まってたのでビックリ。
「みなさま、大変なところ集まっていただき感謝致しますの」
なぜか人間サイズになった神獣王トミナッユがペコリとお辞儀。
後ろで無表情のレオナさんが佇んでいる。
「では……、これよりみなさまの名前を呼び上げますの」
全員、初顔合わせが多いから神獣王さま自ら、点呼するみたいだぞ。
それで顔と名前を各自で把握していくという。
『光のライトミア王国』
護国霊:“救済の女神”アティマド
“妖精の白騎士”ナッセ(星天の妖精王:人間:男)
“黒魔の妖精”ヤマミ(月夜の妖精王:人間:女)
“鉄槌の女傑僧”クックさん(蒼星の妖精王:人間:女)
まずはオレたちから点呼され、自分の名前で「はい」と答えた。
続いてヤマミもクックさんも「はい」と返していく。
視線を感じるから緊張するなぁ……。
『水のブルークア王国』
護国霊:“水の大精霊”ピョタ
“花御子の聖女”アイナ(紫姫の妖精王:猫の御獣族:女)
“鏡の防人”ビチュオーネ(氷晶の精霊:人間:女)★NEWキャラ
“可憐な雪姫”リリネス(天使:人間:女)★NEWキャラ
『火のルビレッド王国』
護国霊:“火の大精霊”イフガープ
“叡智の大魔道士”クーレロ(水蓮の妖精王:人間:女)
“燃焼の女闘士”ボィナー(熱烈の精霊:人間:女)★NEWキャラ
“紅い女傑”キュウェリ(紅の精霊:狐の御獣族:女)★NEWキャラ
『緑のフォレスト王国』
護国霊:“緑の大精霊”ドリア
“右花の演舞士”シトリ(双黄樹の妖精王:人間:男)
“左花の演舞士”パーズ(双黄樹の妖精王:人間:男)
“静水の暗殺者”ケレナ(水の精霊:エルフ:女)★NEWキャラ
『土のダイガ王国』
護国霊:“地の大精霊”ノーウイム
“雨天の弓兵”レイオ(雨の精霊:リザードの御獣族:男)★NEWキャラ
“水剣の青髪”カーヤッサ(水の精霊:人間:女)★NEWキャラ
“火炎槍の呪縛士”コーキョ(火の精霊:人間:女)★NEWキャラ
『風のヒュング王国』
護国霊:“風の大精霊”インジン
“球根霊の主人”カッコ(緑の妖精:人間:女)★NEWキャラ
“天翔の蝶剣士”イレセア(天使:人間:男)★NEWキャラ
“皓い魔道士”ワイホマ(天使:人間:男)★NEWキャラ
“紅葉の狩猟者”モウジッミ(秋の精霊:リスの御獣族:女)★NEWキャラ
『氷のアイスバレー王国』
護国霊:“氷河の精霊王”ブルーサド
“烈風の剣士”ユース(風刃の精霊王:人間:男)★NEWキャラ
“繰糸の銃士”トラコ(魔植の精霊王:人間:女)★NEWキャラ
“烈光の魔道士”チャス(光輪の精霊王:エルフ:女)★NEWキャラ
“迅撃の指弾”バッユー(天使:人間:男)★NEWキャラ
『神殿王国イリューバス』
護国霊:“陰の大妖精”インッケ
“暗窟の隠者王”インボーロ(冥影の精霊王:人間:男)
“間欠泉の魔道士”アナフェ(噴水の精霊:エルフ:女)★NEWキャラ
“白鳳の天人”カイル(天使:人間:男)★NEWキャラ
“火勢の女騎士”アガール(火の妖精:豹の御獣族:女)★NEWキャラ
インボーロってヤツがこっちをギロッと睨んでいるぞ。敵意ビンビンだぞ。
視線を合わせないようにして気づかないフリしとこ。
《てめぇ……今、無視しやがったな》
うわぁ……。思念通話してきた。まぁ無視。
『農業の国エチマ』
護国霊:“陽光の大妖精”リーヌコ
“羽毛の騎士”ケケラ(天使:人間:女)★NEWキャラ
“突貫の槍兵”デミュッズ(天使:人間:男)★NEWキャラ
“雷光の射手”ウェジ(天使:人間:男)★NEWキャラ
“疾風の兎”キャント(風の精霊:ウサギの御獣族:男)★NEWキャラ
“森の管理者”アローイロ(緑の精霊:植物:男)★NEWキャラ
“水溜りの綱手”ミズエ(水の精霊:人魚:女)★NEWキャラ
『塔の都市バルガリン』
護国霊:“天の護天使”アズーレミア
“天誅の聖女”エリス(光の精霊王:エルフ:女)★NEWキャラ
“土龍の騎兵”ジャッカラ(地の妖精:昆虫:男)★NEWキャラ
“青葉の舞姫”ウレ(青葉の妖精:エルフ:女)★NEWキャラ
“猛烈な拳闘士”ヤーミフ(天使:人間:男)★NEWキャラ
“美麗な筋肉男”バシュガレオ(天使:人間:男)★NEWキャラ
……これ以降も多くの国の上位生命体を点呼していった。
そんなたくさんいんのか……?
「ここまで多いとは……」
「ロープスレイ星の総人口は約四億だから、これでも少ない方ね」
四億……、地球と比べても人口が少ないなぞ。
ってか、地球よりも六倍くらい大きい惑星なのに四億は逆に少なすぎだろ。エルフ、ドワーフや御獣族など人族と交流している種族を入れてさえ、この数だ。
ちなみに獄界オンライン出身ではないゴブリンやリザードマンなど他の亜人は数に入れてねぇ。
「ってか妖精って、妖精王と違うんかな?」
「子猫から子供ぐらいの大きさで二枚四枚の羽。様々な耐性が優れている為、どんな環境でも暮らせる。……エルフよりややスペックが高いぐらいね」
「やっぱヤマミすげーな! さっすが博識だぞ!」
「ふふ」
妖精王よりは個体数が圧倒的に多い。虫、植物、小動物、亜人、人族からでも生まれる。成長すると元の大きさに関係なく、子猫から子供ぐらいに体格が整ってしまう。
物を浮かしたり、透視したり、感知したり、超能力っぽいのが得意。
「しかし妖精王が生来備える無効化能力や浄化鈴など、特殊能力はないか……」
これじゃ数に物を言わせて鈴を鳴らす事はできねぇ。まいったな。
「それでも噴火や山火事などで荒れた地を緑豊かに戻せるわ」
「汚くなった水をキレーにする事もできるー!」
「へぇ……」
そうやって自然が回っているのにも驚きだぞ。
『宝石王国ララピュレ』
護国霊:“岩窟の精霊王”ドラウギア
“雷帝の剣聖”ガンド(熾天使:人間:男)★NEWキャラ
“竜巻の闘士”ギュラ(天使:人間:男)★NEWキャラ
“宝石弾の射手”キレン(天使:人間:男)★NEWキャラ
“旋風の槍王”グッシュープ(天使:人間:男)★NEWキャラ
“青影の隠者”ケケーシ(影の妖精:ホビット:女)★NEWキャラ
「思ってたけど各国で天使多いわね……」
「ほとんど人族だな」
「当たり前。人族からでしか生まれないわ。そして天使族が住む亜空間『天族界』ってのがどっかにあるらしいわね」
幻獣界の図書館でそういう記録された本が存在する。ヤマミはそれを読んだのだろう。
それにしても別世界って多いんだなぁ……。
「てんごくー??」
「似て非なるもの。死後の世界ではなく、天使族のみの厳粛な世界だから」
「へー」
するとヤマミは憤ったような顔を見せてきて、人差し指を立てる。
「天使って頑固で融通利かないの多いわ。同じ天使でも『博愛主義』の平等天使軍と、『秩序主義』の正義天使軍と、『調和主義』の中庸天使軍って感じで勢力分かれてる」
「つか、天使“軍”って……」
「アイツら好戦的よ。綺麗事を盾にあちこちケンカ売りまくってるから」
うへぇ……。異世界って広いや……。
「────以上ですの」
一時間くらいかで、ようやく点呼が終わった。
オレたちみてーにボソボソ話をしている者は多かったが、人族と違って礼儀を弁えてて点呼の邪魔にならないようにしている。
レオナさんも監視していると思うけど、この辺は見逃してくれている。
「みなさま、前に魔神デウスの宣戦布告は聞いたと思いますの。それをおさらいとして説明致しますの」
神獣王さまはわざわざ魔神デウスやトビーの話してた事を説明しだす。
聞き逃して者もいるかもしれないからだろうか。
驚きを見せた者がいたから、やっぱり聞き逃してたのいたな。
一ヶ月後に決戦大会やるのと、魔神塔によってこの世界から魔法やスキルなどの概念が消滅されようとする事はちゃんと伝わったと思う。
加えて永久不滅の魔神デウスを倒す手段が存在しない事も付け加えていた。
「ですから、みなさまにこれからやっていただく道を用意したんですの」
神獣王さまがそう告げてから、レオナさんが一歩出て指を鳴らす。
すると空間が螺旋状に歪んで、巨大な地球儀みたいなのが現れた。
方眼線の走った球体。それを左右から挟むアーチを太い柱が支える円形の台。その広大な台の床に魔法陣が煌めいている。
誰もが驚いていく。
オレもヤマミも知っている。
「これは……『次元扉』ッ!!?」
あとがき雑談w
ヤマミ「キャラ紹介、途中で途絶えたわね……」
ナッセ「せっかくなら全世界で紹介しきれよって思うぞ」
うん。本当はそのつもりだったけど、なんか面倒になって端折ったw
クックさん「あははー、おっつかれー」
ナッセ「とはいえ、全て物語で活躍させるのは無理かぞ……?」
ヤマミ「これだけのキャラを全て掘り下げてたら500話では済まさなさそうね」
完結まで、もう残り39話ですもんね……。
もっと気長に異世界冒険を広げていく話を作るとしたら、それぞれ魅力的にキャラが立っていくんだろうなと。
インフレしたからこれだけど、本当は見ぬ強者がゴロゴロしてる描写も書きたかったなと。
次話『闇の精霊王インボーロと光の妖精王ナッセが決闘を!?』




