表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

156/402

156 魔法習得


冒険者ギルドを出たところでアランさんが聞いて来た。



「それで、俺達はどうすれば良いんだ?」


「習得するだけなら場所を取らないですし、人目が付かない場所が良いので、とりあえず宿を取りましょうか。」


「じゃあ俺達が泊っている宿に行くか。」


「わかりました。」



アランさんの案内である宿へと到着した。



「いらっしゃいませ、アランさんにエレンさん。追加の宿泊ですか?」


「ああ。ついでにこいつ等の部屋も頼む。」


「かしこまりました。えっとそちらは4人部屋で宜しいでしょうか?」


「いえ、男女で分けたいので、4人部屋と1人部屋の2部屋をお願いします。」



さすがにアリスと同じ部屋はマズイので追加で1人部屋をお願いすることにした。



「では、1人当たり2人部屋は銅貨8枚。4人部屋は銅貨6枚。1人部屋は大銅貨1枚となります。」


「今回はお世話になるから俺が支払おう。」


「「「ありがとうございます。」」」



アランさんがそう言うと、俺達の分まで宿代を払ってくれたのでお礼を言っておいた。



「夕食と朝食は1階の食堂で食べられます。その際は給仕の女性に声を掛けて下さい。」


「ああ、大丈夫だ。」


「それではこちらが鍵となります。外出する際はこちらにお渡しして下さい。」



鍵を受け取ると、まずは部屋へと向かうことにした。



「ではアリス様はこちらの部屋をお使いください。夕食になりましたらお呼びしますので、それまではごゆっくり部屋でお過ごしください。」


「はい。」



アリスはそう言うと、部屋へと入って行った。



「じゃあ僕達は先に部屋に戻ってるよ。シュウ君はアランさん達の魔法習得をやるんだろ? 流石に僕達は行けないからね。」


「そうだね。」


「じゃあな。」



レリウスとサムはそう言うと、自分らの部屋へと言ってしまった。



「ここが俺達の部屋だ。入ってくれ。」



アランさんが泊っている部屋は少し他の部屋と離れた一番廊下の奥の部屋だった。

もしかしたら宿の人が、若い男女2人が夜の運動会をするために気を使ってくれた部屋なのかもしれない。

まぁ、俺にとっても今からやることに対して都合が良かったのだけどね。



「それで、俺達は何をすれば良いんだ?」


「最後に確認しますけれど、先ほども言いましたが、この方法には色々と問題があります。それでも良いんですよね?」


「もちろんだ。」


「お願いしま~す。」



こうなったら覚悟を決めるか。やり方はレリウス達と同じで良いよね。



「わかりました。では、まずは出せる物を全部出し切って来て下さい。」


「出すって金をか?」


「いえ、お〇っことう〇ち等の排泄物です。」


「……それは必要なことなんだよな?」


「はい。そうしないとズボンが大変なことになってしまうかもしれません。」


「わかった。」


「は~い。」



本来なら一度射精して貰った方が良いのかもしれないが、多分毎晩出しているだろうからこっちに関しては問題ないかもしれない。

少ししてアランさんとエレンさんが部屋へと戻って来た。



「行って来たぞ。」


「それじゃやらせて頂きます。

 えっと、2人同時が良いですか? それとも別々にします?」


「同時で構わない。」


「私も~」


「分かりました。ではお互い手を繋いで輪になってください。」



俺が手を出すと、右手にアランさんが掴み、左手にエレンさんが掴んだ。そしてアランさんとエレンさんが残った手を繋いだんだが……恋人繋ぎかよ! いいけどね。



「じゃあ行きますよ? 気をしっかりと持っていてください。」


「おう。」


「は~い。」



2人の了解が得られたので、時計回りに魔力を流してみた。



「こ、これは! ほぉあ! うおおぉぉぉ~~!!」


「しゅごい、これしゅごしゅぎりゅぅ~! 駄目! 逝く、逝っちゃう~~!!」



やっぱり駄目だったか……2人ともだらしない顔をしながらビクンビクンと痙攣した。

2人に何が有ったのかは名誉のためも内緒にしておこう。

正直、第二次成長期が来てなくて本当に助かった。それでもあられもないエレンさんに少しだけ興奮してしまったのは秘密だ。アランさん、すまぬ……

とりあえず2人とも気絶してしまったが、確認のためにも鑑定してみることにした。


-----------------------------------------

名前 :アラン

年齢 :23

種族 :人族

状態 :普通


LV :16

HP :280/280

MP :110/110


STR:65

VIT:34

AGI:32

INT:6

DEX:33

LUK:6


スキル:剣術、短剣術、盾術、魔力感知、魔力操作


称号 :剣士、女神アレクシアの祝福(隠蔽:シュウの加護)

-----------------------------------------


-----------------------------------------

名前 :エレン

年齢 :21

種族 :人族

状態 :普通


LV :15

HP :64/64

MP :104/104


STR:31

VIT:6

AGI:60

INT:6

DEX:60

LUK:6


スキル:弓術、短剣術、索敵、解体、魔力感知、魔力操作


称号 :スカウト、女神アレクシアの祝福(隠蔽:シュウの加護)

-----------------------------------------


やり方云々はともかく、無事に習得出来ていたみたいだ。

とりあえずアランさんとエレンさんをベットへと寝かせて毛布で色々と隠した後、俺はそっと部屋を出ることにした。

ミッションコンプリート!!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ