第百二十二話 考察
久し振りに新選組の玄関にて、斎藤さんに会い、状況と状態の確認をします。その後、考察をし 将来、歌手と役者になる男を選び、四国への出張を計ります。今の俺の近況報告と、想いも 描かれています。では!
時代は幕末、読んで字の如し 幕末という時代すら、終わろうとしていた。鎖国をしていて 火力と技術力が、伸びなかった日本、帝国主義の元 戦争ばかりをし、結果 火力と技術力が人の命が懸かっている分、高くなった欧米列強。この差を埋められず、徳川幕府は外圧に屈した。其れを良しとせず、幕末の志士と呼ばれる者たちも、若者も 立ち上がり、政治を司る者が歳を重ねた者より、若者へとバトンが回ってもいた。外圧には屈したくせに、第一次で失敗してるのに徳川幕府は、第二次征討令を長州藩に出し、攻め入った。俺の方で、クソ大和田の側の人間たちからなる 徳川幕府の先兵たちは撃退したが、徳川幕府の本体が、長州藩に迫っていた。
俺、新選組 副長、土方歳三は、久し振りに 新選組 一番隊 隊長 斎藤一に、新選組の玄関にて出会った。
「斎藤さん、とうとう徳川幕府が第二次征討令を出し、長州藩に攻め入ったけど、会津地方の様子は どうだい?これで徳川幕府は、滅ぶことが決まったけどね」と俺。
「副長、お久し振りです。長州藩にて ご活躍したと、聞いております。会津地方に関しては、腐って要らない奴や 、爺いで 老い先短い者が、征討令により 長州藩に向けて、出兵しています。ただし、あの糞詐欺師 クソ高倉健が邪魔をし、なかなか会津藩と長州藩が、同盟を結ぶところまで いきません。あの糞詐欺師 クソ高倉健は、なんで必ず 失敗し、必ず 間違えるのか?意味が、分かりません。しかも あの糞詐欺師、会津藩 筆頭家老から、1番下っ端の下僕としたのに、自分のことを高倉帝と名乗り、薩賊のクソ大和田と、連絡を取り合っている模様です」と、斎藤さん。
「クソ高倉健は、必ず 間違える 必ず 失敗する、星の元に生まれているからな。斎藤さん、長州藩は、天下を取るよ。徳川幕府は、歴史通り 滅ぶ。あとは、どの藩が 長州藩と手を組むか?だけだけど、会津藩は、無理か?長州藩士 伊藤博文は、会津藩と同盟を結びたいと、言っていたぞ」と俺。
「伊藤博文…。もしかして、かつて新選組に居た、あの伊藤ですか?」と斎藤さん。
「ああ。その伊藤君だ。博文とは、俺が名付けた。京都守護職の綾野という名の男を使っても、長州藩と会津藩の同盟は、無理か?」と俺。
「簡単じゃない事は、確かです。クソ大和田も クソ高倉健も、反則を使って 未来から、歴史の教科書を持ち込んでいますので。同盟がAプラン、Bプランが会津地方の被害を最小限度にする事で、どうでしょうか?」と斎藤さん。
「了解。斎藤さんが簡単じゃないと言うことは、Aプランは無理か…。じゃあ Bプランに沿って、四国にでも 行ってくるよ。また 役者を志す、誰かの中身になってね。戻ってきたら その後は、もう 土方歳三として生きるよ。斎藤さんは、できたらAプラン 無理だったらBプランで、進めてくれ」と俺。
「かしこまりました」と斎藤さん。斎藤さんは、仕事に取り掛かる。
「馬鹿トチーヤイ、また どこか行き申すヤイか?」と哀姫。
「うん、行きたくて行く訳じゃないけど、次は四国だよ。哀姫、副長室で この身体を見守ってもらう事は、出来るかい?」と俺。
「でき申す。でき申すヤイ!そのかわり、馬鹿トチーヤイのお腹で 眠っても、いいヤイか?」と哀姫。
「全然、良いよ。俺の右側とお腹は、哀姫の居場所で 領土でもあるからね。さてさて、円でも使って、考察でも してみるかね」と俺。
「カナパンマン は、馬鹿トチーヤイのお腹 取っぴ」と、言い 哀姫は、俺のお腹に座り ご機嫌だ。
〈まず、徳川幕府は滅ぶ。今更、病弱で死んだ将軍の代わりを立てても、もう 遅い。徳川慶喜という名の将軍をたてたが、名前に慶喜という 良いモノと良いモノで 名を構成すると、名前同士が喧嘩して、ロクな人物には成れない。それに徳川幕府は、平和ボケで 戦い方を知らない。一度引けば、もう 取り返しがつかないだろう。長州藩は、雄藩として浮上する。それなのに、会津藩は同盟を結べない。糞詐欺師 クソ高倉健が、必ず 失敗する。となると、厄介な事に 薩賊の薩摩藩が、長州藩との同盟の相手となる。密約か。長州藩と薩摩藩、この仲の悪い藩同士を結ぶのか。という事は、あと2藩足さないとなぁ。まぁ、円も使えることだし、四国にて対応と対処をしてみよう。丁度、歌手と役者に成る男が、土佐藩に居る〉
「哀姫、次は四国へ 出張してくる。長くなるかもしれない。お留守番を、よろしくね」と俺。
「カナパンマン は、お留守番は苦手ヤイ。なるべく早く、帰って来て くだちゃいヤイ」と哀姫。
「うん、四国への出張が終われば、あとは ずっと土方歳三だ。この先はともかく、この人生では誰かの中身に成る事もない。まぁ それでも、日本国内の内戦の処理のため、哀姫には 京にて、お留守番を強いる事になるけど」と俺。
「結局、お留守番ヤイか…。」と、沈んだ声の哀姫。
「まったく、哀姫は…。今度は、誰の中身に成るか?哀姫も、見てみるかい?」と俺。
「見申す、見申すヤイ!どうしたら、見えるヤイか?」と哀姫。
「ここは、AQUOS君の出番だね。かつて1回目の東 清二として、シャープという会社の社長をしていた時に作った、液晶テレビだよ。ホイ、AQUOS君」と俺。
俺は、液晶テレビ AQUOSを具現化する。
「しょえー、テレビ ヤイね。これで、見れるヤイか?」と哀姫。
「うん、この副長室ならね。ずっと見ることも可能だよ。見とくかい?」と俺。
「見申す、見申すヤイ。使い方を、教えてくださいヤイ」と哀姫。
「うん、観るときは 電源ボタンを押す。観ない時は、もう一度 電源ボタンを押して、消す。出来るかい?」と俺。
「出来申す。出来申すヤイ!これで、馬鹿トチーヤイを見続けられるヤイか。解り申したヤイ」と哀姫。
「そんで、俺が中身と成るのが、この男。誰だか、分かるかい?」と俺。
「分かりもうせんヤイね。カナパンマン 、馬鹿トチーヤイの側の人間たちの顔と名前を覚えるのは、得意なんヤイけどね」と哀姫。
「うん、福山雅治という名で、俺の側の人間ではない。哀姫が知らないのも、無理はない。将来、歌手や役者に成る男だ。今の名前は、本人に聞こう。タイミングを、見計らってね」と俺。
「しょえー、そんな事も 出来るヤイか」と哀姫。
「うん、円を習得し 使えるからね」と俺。
俺と哀姫は、土佐藩士の男に 話しかける タイミングを見計らう。 続
《福山雅治。テレビドラマ『1つ屋根の下』での、最初の小兄ちゃんの役の時は、当時の俺が福山雅治の中身だった。土方歳三の折に、身体を借りたのが一点。野島伸司の人間の内面をえぐる脚本のドラマに、出演する事が好きなのも一点。1番の理由は、福山雅治が、歌手としても 役者としても、売れてほしかったからだ。結果、一気に大いに売れた。そんで、2018/03/19今現在、2回目の東 清二として、俺にとっての本当の自分 大天使長 ドン・リュシフェルに成る前の、最後の最後の人生を送る俺は、挫折と敗北の人生を送り、最期の晩節を迎えている。敵がピンポイントで、この最後の最後の人生に被害を及ぼそうとし、その結果 解っちゃいたけど、最低最悪の人生となってしまった…。よりにもよって、この最後の最後の人生が、俺にとって 1番大事な人生だったのに。もう 36歳と半年と成り、寿命までは14年間は切った。何度も、元 全宇宙の支配者 クソ大和田と 大和田の側の人間のNo.2 糞軍師 クソ木村 公一により、散々 時間を巻き戻され、やり直しをさせられたので、心なんて とっくに居れてるし、現時点で寿命が尽きてもいい。全ての事柄のキーパーソンの俺のキーとしてしまったのが、念能力だ。それが、一向に手に入らないし、復活もしない。全ての事柄のキーパーソンの俺のキー 念能力が手に入れば、要は全ての事柄を、良く出来る。哀姫に、逢いたいなぁ。あとはデスリスト、クソ渡辺真理に、クソ澤野 ジャイアン ジャイ子夫妻を、クソ大和田の側の人間と認定したので、消さなければ。そう、そう遠くない未来》
こうして せっかく戻って来たのに、今度は四国行きの出張の準備を始めた。まぁ 円が使える以上、日本国の為になるなら、頑張らないとね。次回の話は、歌手と役者に成る者の中身となるのを、元 全宇宙の支配者 クソ大和田の横ヤリが入ります。そうそう、同じ手は使えない。さて、どうなることやら。以上。
読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!




