本番前訓練中
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1555年 5月
八戸領 付近の演習場
ハッハッハッくんれんじゃー
バカは高いところがスキー
狙撃?なんのことかわからないなー
うわっはッハッハッ!!
【爺】 「若!、危のう御座いますぞー!!」
【戸沢道盛】 「あーまたか。」
【小笠原信浄】 「当主自ら、あんな危険な事を!!」
小笠原信浄
津軽三功臣の一人主に戦場で活躍した。ただし大浦に仕えて二年目
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「と言う訳で大浦、戸沢の兵も含めての一関砦攻略の合同訓練を行う。」
ハッハッハッ訓練は楽しいのう。
【信浄】 「我々もアレをやるのですか?」
「心配するな、最初はあっちの低いところからだ。」
【信浄】 「やるんだ。」
「どうしても、高い所が苦手な者は正門前の突撃(最前線)にまわすから、遠慮なく申すように。」
「おっと、信浄殿は駄目だぞ、二ノ丸の突撃はコレで行うからな。」
【信浄】 「………」
【道盛】 「大丈夫ですよ、小笠原殿、私達も慣れるまで低い所からでしたから。」
【信浄】 「大浦でも私は新参者、何でもやりますとも!」
おう、立ち直ったか、まあ二ノ丸攻略を任せる以上やってもらわんとな。
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「ふむ、戸沢兵はもう問題なく扱えるな、攻城バリスタの分解組立射撃、ロープ固定、実戦までこのままの訓練で良いだろう。」
大浦はまあ、慣れればなんとかなるか。バリスタとかに触らせる気はないし、うちの部隊にロープ固定までやらせるつもりだしね。
問題は……
【信浄】 「うおー!!!」
低い所でアレか……チェンジできんかな?
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【小笠原信浄】 「我々二千名全員にこのような鎧まで。」
「いや、貸すだけだよ、貸すだけ!」
「いや、ありがたく感激です。」
聞いてねえよ、大浦金持ちじゃねえのか?情報がないからな。
「まあよい、生き残る事を最優先に、後で盾を使った矢や投石対策の訓練もする。砦の中は以外と広いから刀でなく槍を使う、槍は組立式だこれも毎日組立訓練をする、闇の中で戦えるようにな。」
麻袋に可燃物を入れた照明弾はあるが最初は暗闇だからな。
「武器までありがとう御座います。」
おおうらっていったい?ビンボーなの?もしかしてビンボーなの?
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一月後
「うむ!皆見違えるほど良い動きになったなこれなら問題なかろう。」
アレを除けばだが。
「うおおおおおおー!!!」
奴はまだ低い所か指揮官で無ければ正門前(最前線)におくってやるのに。
「しかし、大浦兵は体つきも違ってきたな。」
まあ、うちの食料をあれだけ消費してくれたんだ役に立たなかったら縊り殺す!
「うおおおおおおー!!!」
うん、あれが最有力候補だな。
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小笠原信浄……しかし、八戸領は噂より遙かに進んでいるようだ、我々に長屋から何から用意してくれて、食事まで毎日しかもおかわり自由とは……いかん、浪人の私を拾ってもらった恩は裏切れん。
しかし、毎年餓死者がでるこの時世でこれだけの食料を持っているとは、城下町の人も飢えている様子はまるでない。ここは本当に同じ奥羽の国なのか。
「どうした、信浄殿、鯖は苦手か、魚の干したのだけは幾らでもあるからお代わりして食って良いからな。」
「はい、ありがとう御座います。」
信浄…… くう、最初からにここに仕えていれば……
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【信浄】 「決死隊で御座いますか?」
「うむ、うちでは特に危険な戦場に送り出す部隊には、ほれここに書いてあるような特典がついてくるのだ。」
信浄…… 何を甘い事を、戦場が命がけなのは当たり前ではないか、ふん黒軍師と異名があるとはいえ、ただの甘い子供だな、どれどれ。
……生き残ったら直参への取立、希望者は土地建物付の農家に二年の税の免除。……ま、まあこれぐらい。
死んだ者には、家族に一時金、五百文に希望者には長屋と仕事の斡旋、城下町での簡単な仕事です……最後のはよくわからんがなる程うらやましい、いや恩は裏切らん!
「もちろん、今回参加する大浦兵でも希望者は決死隊待遇にしてやるぞ。」
【信浄】 「真で、御座いますか!」
【戸沢道盛】 「我々は一関攻略が終わったら八戸領へ越してくるつもりですぞ。」
「道盛殿、まだ喋らないで置いてくれよ、晴政様には話しは通しているがまだ公にして良いとは言われてないからな。」
【道盛】 「これは、口が滑りました、小笠原殿も忘れてくだされ。」
【信浄】 「……え、ええ、わかり申した……」
信浄…… 俺も家族を呼んで八戸領で暮らそうかな……
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八戸領 根城場内八戸屋敷
「……と、ここまでが築館宿での伏兵に対する作戦となる。」
【道盛】 「政栄殿、伏兵はどの位の兵数と予想されますか。」
「伊達家なら五千、最上家なら三千だな。」
【信浄】 「五千に伏兵されたら………」
「だから、明日から生き残るための仮想伏兵戦をやるから、死なないように。」
【道盛】【信浄】「「死なないように!?」」
「ハッハッハッ訓練は楽しいな!」
【道盛】【信浄】 「…………考え直そうかな。」
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