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陸前侵攻 宣言

◆◆◆


新年会の最後に晴政のおっさんから、陸前侵攻の発表があった。


【南部晴政】 「今年、葉月に不来方を出陣し陸前に侵攻する、各人戦の準備を行い出陣に備えよ。」


ふー!よかった、余計な事言わなかった、なにを喋るのか聞いて無かったからちょっと不安だったのよね。


余りがんじがらめにするとストレスも溜まるからなー、発散させる……いや放置の方向で危険な未来が見えた。


◆◆◆


「八戸殿、是非私を戦に加えて下され。」


「抜け駆けするな、是非私も。」


ほらな、こうなるんじゃ無いかと……帰りたい。


【北信愛】 「政栄殿、人気ですな。」


おお、天の助け!!


「信愛殿、たす……」


「後で、晴政様がお呼びです。屋敷の方にとのこと、伝えましたぞでは。」


火に油注いでいったー


「八戸殿、是非我らを加えてくだされ。」


「それがしの所は精鋭ですぞ。」


おのれ!ヤンデレめ!!


後で連絡すると約束して解放されました、全員不採用!!


◆◆◆


不来方城下 南部晴政屋敷


「大体なんで私に直訴するんですか、高信殿に頼めばいいのに。」


【高信】 「忘れたか、お主が一関砦に行かせたからではないか。」


おお忘れてた、陽動して貰ってたな。


「ごくろうさまでした、感想は。」


「まともには落ちないな、正門前の橋を落としているのが特にきつい。」


縛りプレイで攻略とか地獄だね、誰だそんな命令した主君は。


【晴政】 「そろったか。」


あっ、いた。


◆◆◆


会議は前回と同じ流れで築館宿の攻略の件となった。


【信愛】 「なる程、伏兵の可能性ですか、それでその知者は何者ですか。」


「伊達家か最上家かと思われますが、個人まではわかりません。」


知恵者は多いけど戦場で戦術レベルのハメを使うタイプは居ないんだよな。政治家型の策略家ばかりだしな。一人候補者はいるけど俺より年下だし。


【高信】 「危険性の話はわかった、対策は兵の数を増やすか?」


「水沢に置く兵は少ないほど良いですから、正直四千でも多いくらいですし、でもまあなんとかしますんでご心配なく。」


高信…頼もしいのかいいかげんなのか解らん奴じゃな。


【晴政】 「では、高信の後詰めと、築館宿付近の制圧軍の大将の人選だな。」


「後詰めは戦功に成りにくいですから、新田盛政でどうでしょう。」


【信愛】 「釣り合いが取れて良いかと。」


【高信】 「盛政なら何度も組んでいる。やりやすくていいわい。」


【晴政】 「ふむ決まりだな、制圧軍の大将は。」


「一族衆から選ぶなら、石亀か九戸で、選ばれ無かった方は横手の守りで。」


【晴政】【信愛】【高信】 「「「九戸で、」」」


晴政……信房は年だし、アレが大将?無いな。


信愛……彼が大将?ありませんね。


高信……信房は年だし、頼政はまだ大将には早いのう。


頼政安らかに寝てろ。


「では、九戸信仲殿で。」


【高信】 「結局、総出撃になってしまったな、兵糧の方は大丈夫か?」


【信愛】 「今年の収穫でなんとか、豊作だったのが有り難かったですね。」


「では、時期も良いですから、斎藤衆に噂を流してもらいましょう。」


【晴政】 「葛西が水面下で南部家うちと和平交渉をしていると言うやつか、本当に効果があるのか?」


「もちろん噂は噂です効果などありません、更に戦場にて葛西は大崎を裏切るつもりだとか、南部家から葛西家に新年の挨拶に使者を行かせたりしたのとか、地味に真実味を帯びさせるのですよ。」


【高信】 「噂だから、文句をつけられる言われも無いのう。」


【信愛】 「最後に、南部家と葛西家は戦場で戦わず、葛西家の城を攻めないと。」


「一関砦で捕まえた捕虜も葛西家は南部家と手を結んだと言って全員ただで解放する予定です。」


【晴信】 「あそこは、大崎も将を入れているが大崎の捕虜はどうする。」


「捕虜は全員集めて、葛西家とは先程和平がなった。だが秘密を守る為葛西の兵以外は死んで貰うと言って一人一人尋問してから解放します。」


「本当に正直に大崎の兵だと言った者は、捕らえて後で解放します。大崎の内情を聞き出した後で。」


【高信】 「えぐいのう、だが築館宿付近の葛西家の城は一つだけそれを攻めねば良いのだからな。」


「更に、各城で捕らえた兵も尋問して一関砦と同じ事をして解放すれば、なおよしです。」


【信愛】 「裏取引などよくある事、まあ取引していませんがね。」


「なに、葛西が味方してくれなくても、連合に不信の種を蒔けれは更にいろいろできますから。」


【晴政】 「南部家は策など余り使ってこなかったからのう、こういう駆け引きはよく分からん、任せる。」


「任されます、次は伊達家に蒔いた種を回収に行きませんとね。」


【高信】 「伊達の優秀な文官が欲しいと言っていたアレか。」


「はい、だから捕虜はなるべく捕まえる方向でよろしくお願いします、未来の南部家の為です。」


【高信】 「今までの、捕虜を取る仕組み作りもコレが目的なのか。」


「もちろん、他にも意味はありますがね。」


【晴政】【信愛】【高信】 「「「タチが悪い、ですね、のう。」」」


うん、良い褒め言葉だ(泣)


◆◆◆









電話もメールも無い時代、混乱を極めると城ごとに勝手に南部家に味方してくれたり。当主が否定しても、裏取引と勝手に思ったり。

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