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千歯扱きと農家の田中さん。

◆◆◆


「棟梁、頼んでいたのできてるかい。」


「竹細工のところに頼んでいた櫛のおばけか、できてるよ。」


本来なら、鉄の櫛なんだがね。諸々の理由(鉄がない)で竹製になりました、あと唐箕もセットで作らせてみた。


「と、言うわけで、やってきた麦の収穫期。」


【爺】 「若、こちらは、庄屋の田中さんです。」


「いや、もうでてるから、チェンジで。」


【爺】 「若、意味がわかりません。」


「まあいい庄屋!これを使い感想を述べるのだ。」


「田中です。この竹細工のバカデカイ櫛を何につかうんですか。」


「うむ、庄屋よ!」


「田中です。」


「庄屋!、これは麦穂から種籾を外す道具だ?」


「何故疑問形なんですか?」


「使ったことがないからな、あと唐箕という分別する奴もセットで持ってきた。」


「わかりました。おい!使ってみろ。」


庄屋が下男に指示をだす。


「ふむ、まあ、本来樫の木とかで作っていたものだし竹でも何とか使えそうだな。」


「なかなか、使い勝手がよさそうですな。」


「唐箕だが手回しで疲れんか?」


【下男】 「分別する手間を考えれば楽なもんよ。」


「歯車も足踏みも付けてないんだが、まあいいか。」


◆◆◆


「ところで、庄屋!」


「田中です。」


「開墾は進んでいるようだが、何か不便と感じる物はあるか?」


「そうですね。このまま開墾が進んで水が足りるか心配です。」


「できれば、川の冷たい水より、池の温い水の方が勢いよく伸びますな。」


「ほう、池の水ね。」


溜め池を増やすほうが良いか、強引に畑を拡げても実りのないものもあるだろうからな。


農業に関しては手探りなのがつらいところだな。


手回しは疲れるだろう。唐箕の足踏み機構だが棟梁に相談してみるか……ミシンとはいかなくても、倣い旋盤とか小型で動力がいる機械に応用できるかもしれんな、実際水車は限界近く使っているからな。取水口の関係からやたら増やすことも出来ないし……あれ?足踏み機構って連弩の動力に出来ないかな?


◆◆◆


根城改造計画


八戸領の主城……平城、廓(曲輪)なし……防御力 紙


いかん、いかんぞ、大浦とお隣さんの未来が見えてきた、史実の石川のじいさんみたいにされてはたまらん。

他はどうでもいいから、俺だけでも生き延びる策を講じねばならん。


おれのいのちはちきゅうよりおもいのよ。(錯乱)


将棋なら穴熊!時間を稼いで援軍を待つのだ!


城には必要無いと思っていたが禁断のコンクリ製の土台と壁、意味不明の城壁などの時代にマッチしない要塞をつくらねば。


くくく、これで十年は戦える。


◆◆◆


設計図はできたが予算がなくお流れになりましたとさ。


あぶないあぶない。


◆◆◆


八戸領 大工丁


「唐箕を回すからくりを作れ!」


【棟梁】 「いきなりだな、どうした?」


「うむ、予算が通らなかったのと、何となく危ない兵器作成機能がな。」


「全くわからん!」


「とりあえず、設計図だ」


「ほう、これは多々良場の足踏みみたいな物か……一人で回転……歯車だと重くないかな?……」


「この部分の重りが遠心力で回転の手助けをしてくれる」


「なるほどな、これも先人の知恵か。」


「まあそんなところだ、その理屈は蒸気機関でも使っているから、他にもいろいろつかえるかもね。」


「ここの、動力を伝えるのは皮紐をつかうのか?」


本来は軽くするためゴムのベルトなんだが、チェーンや革ベルトでも問題ないだろ。


「ああ、多少力が逃げてもいいから、あとベアリングも忘れないでね。」


「まかしとけ!!」


さて本題はスプリング製作なんだが、高炉ができてからだな。まさかあの空想兵器を作れるとは、火薬の要らないマシンガンとか、ナンセンスだがそれが良い!


◆◆◆


中央アジアなどで使われた、連弩銃(弓)座を足踏み動力に変更したロマン兵器です。重く射程も無いため、歴史にでてきません。マシンガンの出現で完全に忘れ去られました。

正直これを持っていた、どこかの殿様は馬鹿なの?と思ってしまいます。どうせつくるなら細川ガラシアの連動銃座(実在したの?)を作れ!


◆◆◆


無くし物


八戸領 秘密の工房


「ないなー、どこにやったかな?」


【爺】 「若、いかがされましたか?」


「雑賀で狙撃用種子島を作ったろ、あれの真打ちがないんだよ。」


「一番出来の良い物をパクった奴ですか?」


「パクったとか人聞きの悪い、記念に勝手に持ってきただけだ!」


「………」


「うーん、たしか後装填式の種子島の解体図といっしょに漆塗りの長岡持にいれておいたんだが。」


「南部丸に積んだままでは。」


そうかもしれん、まあ、あれは現代人でも意味不明な物だからなわざわざ黒色火薬で使える薬莢式の後装填火縄銃なんてね。

あれはどっかのバラエティー番組で現代技術の粋を集めて作ったバカ武器なんだよね、この時代でアレを理解できるのは俺ぐらいだからな。


「無いものはしょうが無い、一番艦が戻ってから探して見よう、特に重要なものではないからな。」


「わかりました、戻ったら探させます。」


◆◆◆


空冷式の火縄銃は現存しますが、錆びていて細かい仕組みが判らなくなっているのが残念です。後装填の銃は西洋の物で、幕末にそれを参考に改良された火縄銃が残っています。

日本の火縄銃をコレクションしてる個人が多くてガラパゴス化した日本式火縄銃の大系をまとめられていないのが残念です。

作中の火縄銃は西洋の銃の進化の過程であったんじゃないかなー

というのも、薬莢式から三十年ぐらいで無煙火薬を使った銃に進化するからです。淘汰された銃はコレクションとしてのみ残っているだけなので現物や資料がほとんど見つからないのですよ!

あと、作中のバラエティー番組は創作です。検索してもでてきません。<(_ _)>

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