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騎士と侍女  作者: 鳥飼泰
97/108

96.友人は強かった

オリアントに体が薄いと言われたことを、つい侍女仲間の友人にこぼした。


「はあ? なあにそれ? ……もう、これだから男っていうのは! 淑女の繊細さをなんにも分かっていないんだから!」


すると友人はひどく憤慨した後、実はねと教えてくれた。

彼女も、筋肉騎士に無神経なことを言われた経験があるらしい。

筋肉騎士なら、確かに悪気なく失礼なことを言いそうではある。


「あんまり失礼だと思ったから、その場で頬をひっぱたいてやったわ」

「まあ……」

「シディもね、遠慮する必要なんてないのよ。それで怒るような男なら、潔く振ってしまいなさいな」



友人、強い。

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