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騎士と侍女  作者: 鳥飼泰
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55.落ち込む騎士

先日のチョコレートの件から、騎士は侍女に会えていない。顔を合わせないように避けられているのだ。

自分はあのとき、それほどまずいことを言ったのかと肩を落としていると、いつもの笑顔を浮かべた上司が寄ってきた。


「おーい、侍女殿からチョコは……って、なんだ? 暗いなあ」

「団長……。私は、どうも侍女殿を怒らせてしまったようで…………」

「んんん? どうしたどうした。僕に聞かせてみろ」


藁にも縋る思いで、事情を打ち明けることにした。


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