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50.知った騎士
妖精として長く生きている上司は、他国の知り合いも多い。そのため妙な情報を聞きこんでくることがある。
「お前さん、知っているかい? もうすぐな、女性から想い人に、チョコレートを渡す日というものがあるんだぞ」
「はあ、そうですか」
「気の無い返事だなあ。お前さんの侍女殿がくれるかもしれないだろう」
「彼女はそのようなものは――」
知らないだろうと答えようとした騎士は、そういえば先日、チョコレートは好きかと聞かれたことがあったと思い出した。
妖精として長く生きている上司は、他国の知り合いも多い。そのため妙な情報を聞きこんでくることがある。
「お前さん、知っているかい? もうすぐな、女性から想い人に、チョコレートを渡す日というものがあるんだぞ」
「はあ、そうですか」
「気の無い返事だなあ。お前さんの侍女殿がくれるかもしれないだろう」
「彼女はそのようなものは――」
知らないだろうと答えようとした騎士は、そういえば先日、チョコレートは好きかと聞かれたことがあったと思い出した。