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騎士と侍女  作者: 鳥飼泰
51/108

50.知った騎士

妖精として長く生きている上司は、他国の知り合いも多い。そのため妙な情報を聞きこんでくることがある。


「お前さん、知っているかい? もうすぐな、女性から想い人に、チョコレートを渡す日というものがあるんだぞ」

「はあ、そうですか」

「気の無い返事だなあ。お前さんの侍女殿がくれるかもしれないだろう」

「彼女はそのようなものは――」


知らないだろうと答えようとした騎士は、そういえば先日、チョコレートは好きかと聞かれたことがあったと思い出した。


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