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35.返ってきたハンカチ
回廊で、騎士が先日のハンカチを差し出しながら、深刻な顔で尋ねてきた。
「侍女殿。先日、あなたはこのハンカチは騎士用だと言っていましたが、」
「え、私、そんなことを? すみません、あの、……やだ、恥ずかしい」
「違うのでしょうか」
「えっと、このハンカチはただの予備で、騎士様を意識してだとかそんな、」
「……では、あの、私だけでなく、他の騎士の汗もそのハンカチで拭うことがあるのでしょうか」
「そ、それはありません!」
回廊で、騎士が先日のハンカチを差し出しながら、深刻な顔で尋ねてきた。
「侍女殿。先日、あなたはこのハンカチは騎士用だと言っていましたが、」
「え、私、そんなことを? すみません、あの、……やだ、恥ずかしい」
「違うのでしょうか」
「えっと、このハンカチはただの予備で、騎士様を意識してだとかそんな、」
「……では、あの、私だけでなく、他の騎士の汗もそのハンカチで拭うことがあるのでしょうか」
「そ、それはありません!」