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33.汗
屋内で仕事をする侍女の額にも、うっすらと汗がにじむほどに暑い日。
汗だくの騎士と鉢合わせた。
「まあ、騎士様。すごい汗!」
「先ほどまで、同僚と手合わせをしていたのです。見苦しい姿ですみません」
このままでは風邪を引いてしまうと、侍女は慌ててハンカチを取り出して騎士の額へ当てた。
「侍女殿、ハンカチが汚れますので、」
「心配無用です。淑女はハンカチを複数持っています。これは騎士様用です」
「……淑女とは、すごいのですね」
「ええ。淑女を侮るなかれ、です」
屋内で仕事をする侍女の額にも、うっすらと汗がにじむほどに暑い日。
汗だくの騎士と鉢合わせた。
「まあ、騎士様。すごい汗!」
「先ほどまで、同僚と手合わせをしていたのです。見苦しい姿ですみません」
このままでは風邪を引いてしまうと、侍女は慌ててハンカチを取り出して騎士の額へ当てた。
「侍女殿、ハンカチが汚れますので、」
「心配無用です。淑女はハンカチを複数持っています。これは騎士様用です」
「……淑女とは、すごいのですね」
「ええ。淑女を侮るなかれ、です」