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騎士と侍女  作者: 鳥飼泰
28/108

27.上司の指摘

先日から、赤髪の侍女の様子がどうもおかしい。

それとなく調べてみたかぎりでは、特に問題を抱えているようにはないが――――。


騎士が考え込んでいたところに、通りかかった上司が声をかけてきた。


「お、なんだどうした」

「……いえ、なんでもありません」

「このところ、気もそぞろじゃないか。悩みでもあるんじゃあないのかい?」


悩みというほどのことでもないと否定したが、この上司は話を聞かない。


「うんうん、分かっているぞ! さてはお前さん、恋で悩んでいるな?」


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