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24.願いごと
たたんだシーツを侍女仲間と運びながら、目立たない程度にお喋り中。
「他の国の風習だけれどね、今日は、願いごとが叶う日なのですって」
「へえ。そんな風習があるの」
「あなただったら、何を願う?」
「そうねえ。……あの騎士様と、もう少し親しくなれたら嬉しいなあ」
「――――侍女殿」
突然に、すぐ近くから聞き慣れた声がして、小さく悲鳴を上げた。
まさか本人に聞かれたのだろうかと助けを求めて隣を見たが、侍女仲間は微笑ましげに笑うばかりだった。
たたんだシーツを侍女仲間と運びながら、目立たない程度にお喋り中。
「他の国の風習だけれどね、今日は、願いごとが叶う日なのですって」
「へえ。そんな風習があるの」
「あなただったら、何を願う?」
「そうねえ。……あの騎士様と、もう少し親しくなれたら嬉しいなあ」
「――――侍女殿」
突然に、すぐ近くから聞き慣れた声がして、小さく悲鳴を上げた。
まさか本人に聞かれたのだろうかと助けを求めて隣を見たが、侍女仲間は微笑ましげに笑うばかりだった。