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21.本来は魔獣退治用
***とある場所での、白魔術師と黒魔術師の会話
「あ、そういえば、あれはどうなりました? ハエ叩きみたいな魔術道具」
「ああ、あの試作品? 友人にあげたよ。侍女なんだけれど、虫に困っていたみたいだからさ」
「虫?」
「うん。友人は魔力がほとんど無いから大した威力は出ないだろうし、虫を退治するのにちょうど良いかなと」
「え、大丈夫でしょうか? 私が提供した黒魔術の回路、わりと威力が強めの火の魔術を仕込みましたけど」
「本人も気に入っているみたいだったし、まあ大丈夫じゃない?」




