17/108
16.冗談
「侍女殿。よかったら、これを」
騎士が差し出したのは、白い花のついた枝。
それを見た侍女は、騎士が王宮の植木を折ろうとした出来事を思い出し、まさかと彼を見上げた。
「ああ、王宮のものではありませんよ」
「ほ、本当ですね?」
「……秘密ですが、実はあのときの木を、」
「騎士様!」
「冗談です。街で買い求めました」
「え、わざわざ?」
「侍女殿に、似合うと思ったので」
その言葉も冗談なのかどうか、侍女には判断が難しかった。
「侍女殿。よかったら、これを」
騎士が差し出したのは、白い花のついた枝。
それを見た侍女は、騎士が王宮の植木を折ろうとした出来事を思い出し、まさかと彼を見上げた。
「ああ、王宮のものではありませんよ」
「ほ、本当ですね?」
「……秘密ですが、実はあのときの木を、」
「騎士様!」
「冗談です。街で買い求めました」
「え、わざわざ?」
「侍女殿に、似合うと思ったので」
その言葉も冗談なのかどうか、侍女には判断が難しかった。