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騎士と侍女  作者: 鳥飼泰
12/108

11.まさか、ね

「どうしたの、ため息なんか吐いて?」

「うーん。ここ数日、騎士様に会えていなくて。元気が出ない……」

「ああ、例の細身の騎士様? もう、数日くらいで大げさね。この広い王宮でそんなの珍しくないわよ。そもそも騎士と侍女なんて、接点はほとんど無いわけだし」

「まあ、そのとおりなのだけど。でもね、最近はよく会えていたのよねえ。どうしてかしら」

「それはあなた、……騎士様が会いに来ていたってことじゃないの?」

「えっ、まさか」


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