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騎士と侍女  作者: 鳥飼泰
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10.白魔術師の友人

魔術師棟の近くを通りかかったとき、侍女は白魔術師の友人に出くわした。


「魔術師様、以前にいただいた虫退治の魔術道具。すごく役に立っています」

「ああ、あの試作品かい?」

「はい。知り合いの騎士様も、その効果に驚いていました」

「ふふっ。あれ、虫以外にもなんでも燃やせるから。気に入らないやつがいれば叩いてみるといいよ」


白魔術師は一般人とかけ離れた感覚を持っている印象が強いが、この彼はこんなふうに冗談も言うし、人当たりがよくて接しやすい。よき友人だ。


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