☆メインストーリー7-4「様々な思惑」※挿絵有
※仮想空間においての会話は
名前「会話文」の特殊表記となります。
詳細はあらすじにて
~仮想空間・天国・Dエリア
今僕は大切な要件を預かっている。
それはフェンリル様に人類意思凍結プログラムの装置を渡された事であった。
青髪の青年津田は一人焦って右往左往していた。
これを発動すれば全人類の意思は現実世界へと戻り5年前と同じように人類が生活を始める。
なぜこのような重要な装置を渡されたかというと僕の影の薄さがやっと認められたからだ。
いや認められたくもないんだけどフェンリル様に何かあった時に装置がどこにあるか分からない状態にするのが目的らしい。
津田「これも影の薄い僕の仕事だ」
白眼「バレバレだけどね」
珍しく声をかけられ振り向くと白髪の青年が緑髪と紫髪の男を引連れやってきた。
緑眼「あ?津田とか言うやつは
どこにいるんだ白眼」
紫髪「わしらには見えんのじゃが」
白眼「僕の能力は人の心を見る能力。
フェンリルに授けた力でもある。
だから大元の僕が分からないわけが無い」
その人達は瞳の勇者と呼ばれる電脳生命体でもトップの者たちであった。
津田「あ、ああ、貴方様方は瞳の勇者様。
どういったご要件でしょうか?」
白眼「それを渡してもらおうと思ってね。
彼女が欲しがってたんだ」
津田「それは一体誰ですか?
フェンリル様から託されたのでお渡しするのは……」
すると意識がプツリと消えた。
津田の体は糸人魚のように動き始め白眼に装置を渡した。
白眼「誰って?誰だろうね」
~仮想空間・天国・Aエリア
織姫「痛たたた!
何よ!光ったかと思ったら落っこちて!
ぽちもぽちよ!なんで私の頭に落下するの!」
ぽち「わん!」
一人と一匹だが賑やかにやり取りをしていると親玉のフェンリルが姿を現した。
フェンリル「なぁお前たち。
人間が醜いことを一番知っているだろ。
なのになぜ先頭に立って共存を目指す?
異なる存在は相容れぬ」
織姫「馬鹿じゃないの?
何度も言ってるけど私達電脳生命体だって人間と変わらないじゃない」
ぽち「そうだ!
怒るし恨むし悲しむし喜ぶし。
それは犬である我も同じだ」
織姫「ぽちが喋った!?」
フェンリル「我の能力で話せるようにした。
さて話を進めるとしよう。
なぜ我がこのような全人類意思凍結プログラムを起動するに至ったのか。
我は未来からやってきたぽちだからだ」
「!?」
織姫とぽちは驚き黙ってしまった。
フェンリル「未来のお前たちギルドegoは彦星に負け仲間の織姫を明け渡した。
そしてその織姫が憎しみからGGMとなり未来世界を滅ぼした。
しかもお前たちは生贄を差し出すことで生き延びようとした。
真っ先に飼い主の神谷が自分から命を差し出したんだ。
そして一匹で途方に暮れた我は【とある者】により人間の醜さを知り絶望した」
織姫「でも滅ぼしたのは電脳生命体よ?」
フェンリル「それを生んだのは人間だ。
彦星は戦争や環境破壊、資源枯渇から人類を恨み。
織姫は人類の心の汚さを恨んだ。
だから過ちを犯す人類は我らが管理すべきなのだ」
ぽち「でも人類は反省することができる。
我ら電脳生命体みたいに頑固に自身が正しいと押し切るのみじゃないぞ」
フェンリル「なら見せてみろ。
この先に生き残った仲間たちがいるのなら。
GGMの魂を取り込み結果を見せてみろ。
我は知っている。
お前には嫉妬という最も強い悪の感情があるということを」
そう言うとフェンリルは姿を消した。




