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【挿絵400枚】2055~ステータス0の亡者  作者: 烈火
第6章 未来人スミス編
72/83

☆メインストーリー6-8「スミスの父親」※挿絵有

※仮想空間においての会話は

名前「会話文」の特殊表記となります。

詳細はあらすじにて

~仮想空間・電脳村外れ・丘


挿絵(By みてみん)


那老「待っていたぞ」


彼に指定され電脳村の外れに着いた淘汰達。


そこに立っていたのは一匹のパンダであった。

奪った鍵を見せつけてきた。


仮想空間における神聖な地【天国】。

未来からやってきた死神と呼ばれる電脳生命体がいる場所への鍵だ。


彼は変身を解くと淘汰の未来の姿となった。

その姿を見たスミスは父親に対して語りかけた。


スミス「55年間をかけて様々な歴史を変えようとしたのはわしじゃ。

しかし歴史は軌道修正を受けることが多い。

それでもわしのいた未来のようなバッドエンドを回避したいのじゃ」


挿絵(By みてみん)


那老「聞け。

ある意味スミスが全ての黒幕でもあるぞ。

過去に干渉した結果余計に苦しんだんだお前たちは。

未来のお前である俺は複雑な家庭環境ではなかったし事が起こる前は父親も母親も健在で幸せだった。

淘汰、000。

お前達の仲を打ち砕こうとしたりしたのもお前の兄が亡くなったのも間接的にはこいつのせいだ。

この世界線は認められたものじゃない。

覚悟もなく失敗し【死神】も器の織姫と合わされば同じ破滅の未来だ」


確かに全ての黒幕ともいえる。

だが2050年を超えて希望が残されているのもスミスがいたおかげでもある。


しかしこれから死神を取り込もうとしている織姫の件を彼は納得していないのであろう。


淘汰「全部聞いたよ。

いやまだ聞けていないことも多いかもしれない。

でも現状を変えたいと叫んだ俺よりさらに努力をしていたのはスミスだ。

それに織姫を信じたいとみんなで決めた」


000「兄のアンスの件も許されないかもしれない。

でも仲を打ち砕こうとするより淘汰と私が死別する未来の方が私は認められない」


スミス「2人とも……。

那老、何事も善悪というものがある。

()そうとした事が大きければ大きいほどその両極端が広がるものじゃ。

だからこそわしはその覚悟を決めたい」


那老「見せてみろクソガキ」


スミスは眼鏡を取ると頭に銃弾を何発か打ち込んだ、例の銃弾に込められたバフを自身にかけたのだろう。


ふと言葉が消えた。

周囲の音もなくなる。


挿絵(By みてみん)


那老とスミスはすでに間合いを見極めていた。

既に戦闘が始まっているのであろう。


俺は000の手を引くと距離を取り2人を見つめる。

そして親子一騎打ちの戦いが始まった。


先に動いたのは那老であった。

剣を取り出すと地面に叩きつける。


那老「【地獄流・大地次元破壊】!」


その名の通り地面が空間ごと割れていき先の見えない穴がスミスに向かって放たれた。


スミスは跳躍しまるで空中を舞うように飛ぶとそこから的確に那老の頭を撃ちぬいた。

はずであったが寸前のところで空間が割れ弾丸が消えてしまった。


スミス「まさか!

それを背後にまわすつもりか!?」


そのスミスの反応速度は目を見張るものがあった。

背後から消えた銃弾が飛んできたのに対し、彼は銃弾を放ちぶつけ回避したのだ。


那老の戦術は空間に空いた穴を用いて攻撃と防御をするようだ。


空中で大爆発が発生し煙が散る。


それは那老すら包み込もうとしたがまたもや空間を破壊し煙を吸いませていた。


そしてそれを突風にして頭上からスミスにぶつけた。


スミスはかわせず地面に空いた穴に吸い込まれ空中に空いた穴から再び地面の穴に落ちた。

彼は受け身を取ろうとするがその暇もなかった。


空いた空間から穴へ落ちまた空いた穴から落ちるループが始まる。


那老「これが落下ループ現象だ。

どうした。

これで終わりか?」


スミス「ぐぬぬ」


何度も落ちることで繰り返し速さが増し最終的には地面に叩きつけられた。


那郎「仮想空間での落下最大ダメージは決められている2の32乗」


挿絵(By みてみん)


そこに表記されたのは42億9496万7296のダメージであった。

彦星との戦いですら見たことの無いダメージだ!


那老「住男!

そんな覚悟で死神を倒すことができるのか!?

この天国の鍵は希望ではなく破滅に繋げるものなら壊してしまうぞ!」


倒れたままのスミス。


こんなに早く決着が着くとは

と思った時スミスは立ち上がった。


スミス「馬鹿たれぃ。

こんなに簡単に死ぬと思うたか?

伊達に棺桶に片足突っ込んで生きとらんわい」


凄まじい速さで那老の背後にまわり銃を構えていた。


000「最初に頭に打ち込んだバフの時点で蘇生ができるようになってたみたいだね」


淘汰「だが相手が悪すぎる。

あいつは彦星よりも強い!」


スミス「ここで諦めたらお前さんは怒るだろうに。

っく外したか!」


確実にヘッドショットであるゼロ距離の攻撃を空間に穴を開け消してしまった。


那老「やめだ。

これ以上やった所で……」


挿絵(By みてみん)


しかし背後から那老の肩をスミスは掴んだ。


スミス「よぉ、覚悟ってのを見せてやるわい。

さすがに自身の体に【次元破壊】を適応はせんじゃろ」


何をするのか全くわからなかったが000が不意に叫んだ。


000「スミス!もしかして!」


スミス「【(あかいろ)身体(からだ)】!」


その技名でふと思い出した。

俺が過去に彦星と戦った時に使った【(あかいろ)(やいば)】と名前が似ている。

その技は自身の寿命を全部使い攻撃するものだった。


淘汰「スミス!」


スミスの体から大爆発が発生し那老に直撃する。


爆風が鳴りやみ走り寄るとなんと那老はまだ立っていた。


那老「中途半端な技だ。

所詮大元の技の寿命を消すデメリットを消したものか。

ただ戦闘不能になるだけの技だ。

それがお前の覚悟だったのか」


スミス「何を言うとる。

お前さん無限ループ使ってたがわしもレイブンの固有スキルを研究し一定時間何度でも蘇生をできるようになった。

意味はわかるな?」


那老「まさか!?

何度でもあの攻撃を繰り返すというのか!?

やめろ痛みでお前がショック死を起こすぞ!」


その言葉が鳴り響くか否か3秒ごとに爆発を繰り返した。


000「そんな!

このままだとスミスが!

淘汰、仮想空間において人間も死ぬ事があるの!

それはショック死!」


淘汰「なんだって!?

それを覚悟に!」


那老から見える体力のゲージは確かに確実に減っていた。

だがこの調子だと何時間もかかりそうだ。


爆発を何度も起こす中で俺は頭に声が響いた。


挿絵(By みてみん)


『淘汰聞こえておるか?

わしはここで死ぬかもしれん。

この先の戦いはお前さん達に託したい』


HP1で立ち上がるレイブンとは異なり、一瞬戦闘不能となり立ち上がるスミス。

俺の"戦闘不能となった相手の心の声を聞ける能力"を利用し声をかけてきた。


『勿論ただで死ぬつもりはない。

地下研究所にわしの残したメモがある。

困った時はそれを頼るといい。

未来を変えるためならばこの身惜しむことは無い。

だが確実にわしは那老を超えよう!』


スミス……。


だが俺の答えは


淘汰「ここで死ぬなんて言うな!

俺達で超えていくんだ!」


突然の声に000や那老は俺の事を見た。

天使の輪が光りだし俺はスミスに吸い込まれた。

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