表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【挿絵400枚】2055~ステータス0の亡者  作者: 烈火
第6章 未来人スミス編
69/83

☆メインストーリー6-5 「和解」※挿絵有

※仮想空間においての会話は

名前「会話文」の特殊表記となります。

詳細はあらすじにて

~電脳村・街道


織姫を攫ったエルフの男。

ジョーカーは手を焼いていた。


挿絵(By みてみん)


織姫「カルーア持ってきなさい!

だめなら泣くわよ!いいの?」


めちゃくちゃ酔っ払っていた。

正直このまま始末するのは容易いだろう

だがやつを誘き寄せるための身代だ。


あの2050年において仮想空間最強と謳われていた淘汰がいた。

あいつを倒せば俺の実力は彦星と並ぶ!


織姫「あーそうそう。

淘汰達すごい強いからあんたやられるわね。

なんだってあの彦星をも倒したんだもの!」


ジョーカー「はぁ!?」


~電脳村・近域


織姫をさらわれ村外れに来るように言われ向かう事となった淘汰達。


挿絵(By みてみん)


メンバーは俺とスミスと000(ゼロ)だ。

金閣銀閣は村長の家で説得を続けている。


村長の57(ごしち)はスミスを見た途端、取り合ってもくれず捕まっていたレイブンと天裁を解放することが出来なかった。


結果このメンバーとなった訳だ。


スミス「こりゃあ覚悟はしていたものの相当嫌われておるなわしは。

一応織姫は耐久の値だけロックを外しておる。

つまり体力だけならGGM並じゃけ。

ジョーカーとやらには何も出来ないじゃろ。

多少話しながら行くか。

しかしなんかこのメンバーは気まずいのう。

授業参観並の何かを感じてしまう。

わしの親が未来のお前さんたちとは……」


000「家族かぁ。

私は父と二人。

あとはお手伝いさんとかで生活してたから寂しい印象しかなかったな。

だから友達は淘汰とあんちゃ……っあ」


スミス「あんちゃんじゃろ?

アンスヴァール・ナトー。

淘汰お前さんの兄貴じゃけ」


挿絵(By みてみん)


俺の兄アンス。

詳しい事は分からないが仮想空間での戦いが原因で自死したと聞いていた。


淘汰「どんな人だったんだ?」


スミス「それは000に聞いておくれ。

わしのような者に深く語る権利はない。

しかしお前さんと同じく光を放つ存在じゃった」


000「あんちゃんの件といいNo.GMの件といい。

スミスは正義の面があれば悪の面があるね。

私も人の事は言えないけれど。

またいずれ話すよ、淘汰…...って!?」


建物から抜けると急に何かが俺の顔にタックルしてきた。

俺の持つ【亡者の力】でダメージが0になり、顔をすり抜けていったが今度はその物体が000の周りをぐるぐる回って吠えていた。


挿絵(By みてみん)


ぽち「わわわん!

あるじのおかえり!

わわん!

ヒョロガキと再開!

じじいもいる!」


しっぽをぐんぐん回している犬のぽちに000は優しげな笑みを浮かべ頭を撫でた。


スミス「なるほど確か仮想空間において000が近くにいるとぽちは話すことが出来るのだったな。

他にも淘汰が持つぽちの首輪でも可能。

そういえば淘汰、お前さん天使の輪を未だにつけとるじゃろ?

あれは機能するんか?」


俺は1度それを実践していた。

しかしその話を思い出そうとしたが記憶が混濁し、上手く思い出すことができない。

とりあえず触ってみる事にしたがバチりと火花が散り機能しなかった。


淘汰「ダメだ。

壊れてしまったのかもしれない」


スミス「だが先程【亡者の力】は発動した。

この先の戦いにおいても重要な要素じゃ。

000は淘汰のアバターを作ったそうじゃが詳しいことは分かるか?」


000「その天使の輪とアバターを作ったのは私を操っていた張本人の死神。

だから死神側に何か問題が発生し、淘汰にアバターを渡して接続を断ち切ったんじゃないかな。

私も乗っ取られていた間の記憶が曖昧でこれくらいしか分からない」


スミス「解析の余地があるな。

っと廃墟に着いたぞい。

む?あれは織姫か?」


問題の廃墟に辿り着くとわーわー大声を上げてジョーカーに怒鳴りつけている織姫がいた。



~電脳村・村長宅


村長「捕まえた連中も解放する気はありません!

まさかスミス博士を連れてくるとは。

ここがどういう村か知っていてのことですか?」


(あかいろ)騎士団の出来事や彦星との戦い。

今までの事情を説明し説得をする金銀狐の獣人。


それに対し村長の57(ごしち)は大きな声を上げていた。


金閣「そら分かってる。

住民の名称をわざわざ村人や村長と変更してるんはここがNo.GMを匿う村ちゅうことやさかい。

皆名前が数字になるからな」


銀閣「スミス達は電脳神が望む人類と電脳生命体との共存を夢見てる。

少しは話を聞くくらいええんちゃう?」


村長「なら何故彦星を倒したんですか?」


その言葉に対して2人は黙ってしまった。

彦星は倒されたのではない、彼は自身の寿命を全て使い切って自らの願いで消えていったのだ。


彦星が人類支配を進めた理由は統治ではない。

淘汰を追い詰めリベンジをし最期の人類を滅ぼすという私情であったからだ。


挿絵(By みてみん)


銀閣「淘汰達は電脳王を殺しとらん。

彦星様は自らの望みで寿命を犠牲にした。

元々寿命は残されていなかった。

だから最期は宿敵である淘汰と精一杯戦い寿命で消えるという望みを果たしたんや。

その様子は【主従の絆】の能力で看た」


金閣が振り返ると銀閣は強い口調で訴えた。


銀閣「せやさかい数少ない部下のうちらに世界の統治権を託したんや。

まぁ電脳神が誕生したのもあってあくまでうちら電脳王はナンバー2の扱いになるけど」


その言葉を聞き村長は唇を噛んでいた。

電脳神も2人の電脳王も共存の道を踏もうとしていることに納得が行かないようだった。


すると外で子供達の笑い声がした。


村長「なにごとだ?」


挿絵(By みてみん)


彼は思わず外に出るとそこにはレイブンが村の子供達となごやかに話していた。


他にもジョーカーによる乱射で傷ついた村人達。

彼らを天裁が回復魔法で癒していた。

そこに何人もの列が並んでいる。


側近である村人が村長に走り寄って行き事情を話した。


村人A「乱射事件の際にこの二人組が抜け出しましてね。

うちらは回復手段が乏しく事件が起きた際の傷を彼らが癒してくれたんですよ。

死にかけの住人もいたもんで助かりました」


村人M「子供たちもあの赤髪の女性と遊んでくれて精神的な傷を癒してくれてるんです」


村長「お前ら……」


その様子を眺めた村長と天裁が目が合った時、天裁はニコリとしながら村長に声をかけた。


天裁「村長さん、治療が終わり次第牢獄に戻りますのでご心配なく」


村人Y「ええ、お兄ちゃん達帰っちゃうの?」


村人Z「もっと一緒に居たいよ!」


そんな子供たちの声を聞いて村長は一度息を吸い込み一気に吐いた。


村長「電脳神が戻るまで村人の助けをしてやれ。

それができんなら牢獄だ。

電脳王様方、話の続きがあります」


有無を言わせずそのまま家に入る彼。

銀閣はにやりと笑った。


銀閣「もっと信頼させてやれよって意味やな……って痛!」


金閣「余計な事を言わんとちゃっちゃと行く」


頭を叩かれた銀閣はレイブンと天裁に親指を立てて村長の家の中へ入っていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ