表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【挿絵400枚】2055~ステータス0の亡者  作者: 烈火
第6章 未来人スミス編
68/83

☆メインストーリー6-4「射撃魔」※挿絵有

※仮想空間においての会話は

名前「会話文」の特殊表記となります。

詳細はあらすじにて

~電脳村付近の森


挿絵(By みてみん)


そこには帽子をかぶったエルフのアバターの男性がいた。

名前はジョーカー。

神谷の父親である課金が統括していた組織 Vipuum(ブィップーム)の元構成員だ。


唯一残された人類はこの俺だ。

みんな電脳生命体になってしまった。

それでも俺一人で戦ってやる。


と息を巻いて何度もあらゆる電脳村に襲撃しては返り討ちに遭いすぐに姿を消すという生活をしていた。


この生活を5年は続けている。

だが昔から単独行動は慣れていた。


いつかは彦星を倒してやる。

そうすれば皆元の人間に戻れる。

その為に経験値稼ぎを続けるのだ。


そんなある日、あの匂いがした。


あのパンダだ!


俺は木の上に飛び上がり村に入ろうとしていた連中に目を向けていた。



挿絵(By みてみん)


淘汰「電脳村の長の家にいる織姫に会いたい」


村人B「なんだ人間か?」


000「申し訳ない。

私は電脳神の筆頭部下である000。

彼女とこの村で落ち合う予定であった。

こいつらは奴隷的な……何かだ。

会わせてくださ……会わせてくれ」


村人C「どうする?

この方どこかで見たことあるぞ?」


この村はかなり情報が遅れているらしく000について詳しく知らないようだった。

しかも元の000とは少し姿が変わっているのもあり思ったより反応が悪かった。


どうしてこのような事をしているかというとだ。


現実世界にいるノアの調査で俺たちは既に村長の家に織姫がいることが分かった。


さらにレイブンと天裁も捕まっているようだ。


彼らを助けたいのだが人間相手では交渉は無理だ。


その為転生し電脳生命体となった000に頼み通させてもらう作戦に出た。

それでも一筋縄ではいかないようだ。


000も何故か無理をして慣れない口調で話しているため声が震えている。


難しいと思った時だ。


挿絵(By みてみん)


金閣「おや淘汰達ちゃうん。

元気しとった?」


振り向くと彦星の元部下であった二人組がいた。

金銀の獣人で双子の女性だ。


銀閣「おお娯楽都市アクアリゾート以来やな。

めっちゃ久しぶり、どないした?」


その二人の姿を見て門番は驚きの表情を見せた。

そこでスミスがわざとらしく声を上げた。


スミス「あーあ仲間を拉致られてー

話し合いたいってー

言ったのにーきかん坊がいてー」


銀閣「ああこいつは放置して構わへんで

淘汰と000を通したって」


金閣「蚊ぁ鳴いてるなぁ

潰してもろうて」


スミス「昔からわしの扱いが酷いのうお前さん方は」



淘汰「んで金閣達は電脳生命体の代表として、チャラ民との会合で人間と電脳生命体に平和条約を結んだんだな」


000「だけど治めていた国の複数の村にしつこく襲撃する人間がいるからそれを退治して欲しいと依頼があったからここに来たと」


銀閣「そうそう。

次はここ来るって情報掴んでな。

それでたまたま私達に会うた訳やけど相変わらずここは人間相手の差別が激しいとこやな」


村の中を歩きながら俺らは会話をしていた。

こうして見るとのどかな村で子供達なんかはニコニコ笑って金銀の狐に挨拶をしていた。


しかし大人は嫌な顔をする者もいたりしてやはり人間と電脳生命体の間での溝の深さも感じる。


スミスはタバコを取り出そうとしたが止めて代わりにため息をついた。


スミス「ここの村長とは顔見知りでな。

覚えとるか?【改編地獄】で闘った56。

ここにはその弟のような存在

初期型 No(ナンバリング).GMの57(ごしち)がいる。

わしに対して強い恨みがあるかもなぁ」


【No.GM計画】はスミスと神谷財閥が行った電脳生命体を人工的に作り出した計画だ。

元々は電脳生命体の神からしか生まれない存在を真似て無理矢理作ろうとしたものだ。


欠陥品と呼ばれるものが大量に発生し処分されたという悲惨なものでそこから逃げ出したのが56達だ。


金閣「せやけどお互い様ちゃいます?

うちらは現実世界侵略組と仮想空間居残り組とで人間を支配しとったんやさかい。

うちらこそスミス達に恨まれてもしゃあない」


銀閣「それでも織姫が共存を目指すって言って、淘汰たちはそれに準ずるわけやん?

チャラ民の件も淘汰たちのお陰やし。

私達はあんた達に期待してるよ」


改編地獄での戦いの時もチャラ民は俺達に訴えた。


挿絵(By みてみん)


"電脳生命体と人類の共存を訴えた君達の意思はそんなのに負けるものなの?"


淘汰「いや負ける訳にはいかない」


000「ん?淘汰どうしたの?」


スミス「あれじゃよ、妄言じゃ。

わしも歳だから呆けについては気持ちが分かる」


淘汰「確かにあんたの父親かもしれないが年上扱いされたくない」


俺がそう言った時スミスが口に指を当てた。

金閣達は怪訝そうな顔をしている。

そうか未来のことは他には厳禁なのか。


話を変えるようにスミスは金閣達に話しかけた。


スミス「なぁ、お前さん方。

わしと大人の話をせんか?」


銀閣「うわ、気持ち悪……っ痛!」


嫌そうな顔をする彼女に金閣の思いっきりのビンタが飛び俺らは驚くと金閣がスミスの話を聞いた。


金閣「真面目な話はちゃんと聞くっ!

失礼したなぁ。

わざわざここに来たってことは村長から【天国】の鍵を貰いに来たって言うことかいな?」


スミス「あー話が早いのう。

とある事情で仮想空間に飛ばされたとは言えわざと電脳村に落ちたのはそれが理由じゃ。

すぐに必要になる」


天国って死んだあとの世界のことか?

と一瞬思ったが過去に織姫が圧政者チャラ民との戦いで言っていた言葉を思い出した。


挿絵(By みてみん)


電脳生命体は戦闘不能を放置されると死ぬ。

死後魂が天国に飛び記憶がフォーマットされる。

その後姿のみがバックアップされた状態でいつの日か天国から戻ってくるそうだ。


彦星ももしかしたら戻るのかも。

そうしたら今度は前とは変わるのかな。


スミス「まぁ詳しい話をここでする必要も無い。

あそこじゃろ村長の家は」


と指さした時だ。

辺りから悲鳴が上がった。


頭上から地面に向かって弾が飛んできたのだ!


ジョーカー「電脳神はこの俺が捕まえた!

来るなら村外れに来なぁ!」


スミス「お前はジョーカー!?元Vipuumの!」


挿絵(By みてみん)


村長の家の前に立っていたのは橙色の髪の男性エルフであった。

すると俺に向かって銃弾が飛んだ。

勿論俺は幽霊のアバターなのですり抜ける。


スミスがピストルを取り出し応戦しようとしたがすぐにジョーカーは姿をくらました。


000「手慣れだね。

一応戦闘数値を記録しておいたよ。

5年前過去の淘汰とで一緒に戦った記憶があるけどあのときよりかなり強くなってる。

しかも強化されていたダンケルハイトぐらいの強さ」


武器である本を取り出したまま彼女は冷静に敵を分析していた。


攻撃魔法や回復魔法だけではなく敵の強さを記録することが出来るのか、かなり便利な能力だ。


すると一連の流れを内部で聞いていた村長が姿を現した。


村長「襲撃犯はどうなった!?

っ!これは金閣様銀閣様!」


彼は畏まり頭を下げる。

白銀のような髪に羊のような角の獣人だ。

この人が先程話していたNo.GM57だろうか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ