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【挿絵400枚】2055~ステータス0の亡者  作者: 烈火
第5章 改変地獄編
56/83

・番外編 すてぜろクエスト~勇者とうたが異世界で王様に殺され転生したらチート能力【吹っ飛ばし】で無双を始めた件※挿絵有

これはとある異世界のお話。

もしもこんなことがあったらのifストーリー。

本編とは関係ないので頭空っぽでお読み下さい。


挿絵(By みてみん)



~とあるお城


*「こっちを向け勇者とうた!」


その一言で俺は顔を上げた。

視界にテキストが浮かび上がる。

目の前にはふんぞり返った王様が座っていた。


*「わしは王の中の王、スミス王!

魔王の部下に娘、織姫をさらわれたのじゃ。

そいつを倒してついでに魔王も倒して来い」


俺は突然の出来事で何も言葉が出ない。

これは一体どうなっているんだ?


すると王様はせっかちなようで突然キレ始めた。


王様「はよ行かんかぁ!

馬鹿たれい!!」


理不尽にもタックルを食らった。

体が吹き飛び、壁をすり抜け飛んでいく。


この世界の物理法則は一体どうなっている?


~とある森


俺は突然何かにぶつかった。

テキストが目の前に表示される。


「パンダが現れた!

しかしとうたはぶつかりしんでしまった」


目の前が真っ暗になる。


しかし目の前にテキストが表示された。


*「おお とうた よ!

しんでしまうとはなんてこったい!」


先程聞いたじいさんの声。

視界に入ったのはサングラス姿の王様だ。

明らかに本人にしか見えない。

この髭面に殺されたんだが。


*「わしはブラックスミス。

チート研究の第一人者。

とうたよ、転生してやり直す気はないか?」


テキストが上書きで表示される。


「はい YES」


これはひどい。


黒じじい「よし、その願いを聞き受けた。

貴様にチートスキル【吹っ飛ばし】を授けよう!!」


目の前に光が広がり俺は目を覚ました。

辺りはどうやら先程の森のようだ。


体に目新しい変化は、ないな。

詐欺師なのか、幻覚でも見たのか?

しかし何かがおかしい。

何というか。

体が熱い。


そして謎のテキストが表示された。


「みwなwぎwっwてwきwた」


その表示と共に体が空気のように軽くなる。

これがさっきのじいさんが話していた力?


しかし目の前に二足歩行パンダという異形がいた。

やばい、どんな状況か分からんがこのままだとまたやられる。


一歩足踏みをすると驚くべき事が起きた。


王様に理不尽に吹き飛ばされた時と同様の現象が起きたのだ。

だが今度は触れた相手が吹き飛んでいった。

しかもそれでは飽き足らず俺自身も100Mくらいの距離を一歩で疾走した。


同時に何体かのパンダにぶつかったがそいつらも

ドドドン!

という不思議な音を立てて吹き飛んでいく。

木といったオブジェクトすら。

何もかもがめちゃくちゃだ。


しかし一度歩み始めたこの足は止まらない。

何十匹ものパンダを吹き飛ばした。

ここまでの疾走感は逆に恐怖を抱く。


やっと止まったと思ったときにはとある洞窟にいた。


目の前には大きな扉がある。


触るとそれは吹き飛んでいき部屋が目に入った。

奥には黒い髪のお姫様が見えた。

こいつが何とか姫という方だろう。


しかし入口から犬が入ってきた。

クリーム色の犬だ。

姫の前に立つと威嚇してきた。

ちっこくて害はなさそうにも。


だがなんと犬は巨大化した!


全長5M以上ありとても怖い。

しかしここまで来たら姫を助けるしかない。


動こうと思った。


ここで俺の理性がストップをかけた。

あれだ。


もしこのまま動いて100M進んだとしよう。


するとこの犬はともかく、姫まで吹き飛んでしまう。


そう思った時だ。


俺の姿を見て巨大犬がにじり寄ってきた。

とても大きな爪が見える。


あ、待てこれ死んだんじゃ。


というのは杞憂であった。

黒いじいさんからもらった力。

それは触れた者を吹き飛ばす力。


恐怖の余り両手を前に出した途端

それに触れた巨大な犬は勝手に突っ込んで勝手に飛んでいった。


物理法則など関係なく壁をすり抜け消えていく。


姫様の声がテキストの表示と共に聞こえた。


*「ああ、私を助けるモノ好きなんていたのね。

私はスミス王国の姫、織姫よ。

もし来なかったら魔王のパンダにされて……いえ考えただけで吐き気が止まらない。

本当にありがとう。

んで陰キャ勇者は私を連れてお城に帰ってくれるの?」


そして現れる上書きテキスト


「はい YES」


これは揺るがないんだな。


仕方ない。

口は悪いけど性根は良い奴だと思う。


ここでまた俺の理性が訴えかけた。


待つんだ。

考えてみろ、このままどこかの勇者みたいに抱きかかえでもしたらこいつは……。


来るな!触っちゃいけない!!


俺は叫ぼうとした。

だが遅かった。


姫「へ?」


という間抜けな声で視界から消えていく。


やべえよ勇者なのに姫様殺っちまった。


あまりの嘆きに壁を思いっきり蹴った途端だ。

俺は馬鹿をした。


その蹴りは俺の体を吹き飛ばし、とんでもない方向へと飛んでいく。


洞窟の壁をすり抜け色んな物にぶつかった。


村人A、商人B、神父C、村長Z、王様?

そしてパンダ、犬、パンダ、犬そしてパンダ。


いくつかの町にぶつかり世界を一周したがそれでも勢いは止まらない。


なるほど自分から動くと自分が吹っ飛ぶし、相手と触れると相手が吹っ飛ぶ。

これが【吹っ飛ばし】の力か。


だから壁を蹴っただけでこんなに。


なんて考える暇もある程の時間はあった。


海を飛び毒沼を越え、やっと止まった。

禍々しい城の中に俺はいた。


目の前には四人の魔王の手先と思われる奴らがいた。


金・銀・銅色のパンダと中性的な青肌の悪魔だ。


テキストが浮かび上がる。


*「ぴえん!あちきは四天王、エルダーパンダ銅」


甲高い声で耳が痛い。


*「……(私はエルダーパンダ銀)」


こいつは脳内に直接語り掛けてきている。


*「あたしはエルダーパンダ金よぉ!」


こいつはおかまだ。


しかしここまで疾走を続けているとせっかちになってくる。

いちいちその名乗りを聞いていられない。


軽く足踏みをしてしまった。


*「ボクこそが四天王最弱!

ノアぁあああああああ」


名乗らせる前にそのまま突っ込んでしまった。


4人とも綺麗に飛んでいく、俺も飛んでいく。


ああこれやっちゃいけない系だったか。


もう投げやりだった。



~玉座



魔王「来たか」


重々しい声がする。


目の前にいたのは黒バラをモチーフにした服の少女だった。


重々しいテキストが浮かび上がる。


*「私こそが王の中の王!

魔王000(ゼロ)である!!

以下魔王!!

私は待っていた、あなたのような何番煎じの勇者があらわれることを。

もし私の味方になれば

半分のパンダグッズをとうたにやろう。

どう?私の仲間になる?」


そして上書きテキストだ。


「いいえ NO」


よかった。

これで全部はいだったら詰んでる。

噂だとこの質問は、はいを選ぶと初期化されて酷い目に遭うとかなんとか……。


魔王「おろかものめ。

良いことを教えてあげる。

私は変身する度にパワーがはるかに出る。

変身は後810回残っている!

その意味が分かる?」


どうしよう、セリフが長い。

早くどうにか済ませたい。

俺は初めて言葉を発することが出来た。


とうた「なあ腕相撲で決めようぜ」


魔王「は?怖気ついたの?良いけど」


目の前に突然台が現れた。

そして勇者とうた最後の戦いが始まる。


出された魔王の手にそのまま触れた途端だ。


魔王は無言で吹き飛んでいった。


おお、俺の冒険はこれで終わったらしい。

何だろうこの虚無感は。


とうた「帰るか」


ふと腕相撲の戦いに用いた台を叩いた時だ。

またしても俺は致命的ミスを犯した。


その叩いた威力があまりにも強かったらしく直角に体が飛んでいく。


これの意味することは


気が付けば地球に似た星が見えた。

エンディングにはふさわしい。

その時は楽観的に考えていた。


だがじきに何も見えない暗闇という名の宇宙を漂う。


とうたは二度とこの星に戻ることはなかった。


運動の第一法則、慣性の法則により進み続ける。

何も触れなければ【吹っ飛ばし】は意味が無い。

チート能力によって強化された体は朽ちることはなく。

死にたいと思っても死ねない。

そのうちとうたは考える事を淘汰した。

ここまで読んで下さりありがとうございました!

最弱な主人公のお話は本編にて!

全話挿絵ありなのでよろしくです!

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