12.【絵師】 呂彪 弥欷助 ▷【作者】遥彼方
★絵師情報★
絵師:呂彪 弥欷助
描きやすい性別 :女
描きやすい年齢 :十代~二十代
描きにくい人物:年齢が上がるほど、描きにくいです。
描けない人物:筋肉モリモリの男性、おじいさん、おばあさん
何かあれば:美人さんよりもかわいい系になってしまいます。
また、胸が大きくなる可能性が高いです。
男性のリクエストの場合も頑張って描きますが、カッコイイを目指しても『かわいい』で落ち着いてしまう可能性が高いのでご了承下さいませ。
★キャラクター依頼内容★
【部門】しっかり部門
【絵師】呂彪 弥欷助
【作者】遥彼方
【出演作品】40になった戦乙女は竜に落とされる
【作品URL】https://book1.adouzi.eu.org/n7680gj/
【ジャンル】異世界〔恋愛〕
【名前】ベヘモット
【性別】男
【種族、人種】竜だけど、人間の姿になっています。
【年齢】?? 一応、38歳ということにしてますが、見た目は二十代
【身長】158cm
【体重】?? 45kg
【髪型・髪色】くるくると癖のある緑の髪。
【目つき・目の色】くりくりとした茶色の瞳。
【肌の色】白
【体型】華奢に見える
【服装】白シャツにズボンという一般的な服装
【表情】線の細い優しげな顔立ち。童顔で可愛い。にこにこ笑顔。気が弱そうにも見える。
【性格】腹黒。肉食。
【その他】可愛いもの好きなヒロインのため、自分の容姿を可愛くした、あざとい腹黒です。正体は創世記から生きている地属性最強のドラゴン。ベヘモット(別名ベヒモス・バハムートなど)です。
可愛い系がお得意ということで、このキャラをお願いしました。
やはり女の子でないと描きにくいということであれば、変えます。
他、ご質問があればなんなりとおっしゃって下さい。
描くのはナガトラさまのペースで、お時間のある時に描いてください。
のんびり、楽しみにお待ちしております。
よろしくおねがいします!
Mission complete!
★絵師コメント★(文:呂彪 弥欷助)
私の絵柄を考慮してキャラクターを選出頂いたので、可能な限り頑張ろうとお受けしました。
イメージを固めるために、小説を拝読。短編なので、あまり時間はかからず読み終わりました。そして、すぐにイメージがわきました。
忘れないうちに画に落とそうと、ラフを開始。
まずは、構図のバランスが崩れないようにするために、必要な線を引きます。
……。まぁ、私には必要な線ということで。
このよくわからない線の中に、キャラクターのイメージを落としていきます。
顔は『かわいくて童顔』というお言葉に甘えまくりまして、年齢は申し訳ないですが、サヨウナラしておきました。
目がくりくりっと。
口はかわいい感じの口元にしたいな~と願望だけ残します。顔の雰囲気重視。
細めということで、輪郭を細めに削り……細くなったかな?
髪の毛は癖っ毛のイメージで……って!
癖っ毛って私、普段描いていないというか、ウェーブさえも苦手だが……(絶句)。はて、どう描くものか。
……と、ここで参考になるような画像を漁り、髪の毛のイメージだけを作っておきました。
さて、線を引いたときにこうしてしまっていたので当たり前なんですが……顔がド正面。いや、描き直すつもりなのでいいんだけど……と描き直し、位置を修正します。
白シャツ……質問させて頂いたらYシャツでいいということでしたので、ネクタイがないならこうかな? と第一ボタンを開けてみます。
ううう……現代な服をあまり描いてこなかったから、うまく描けない。やばい、絶望的になってきた(滝汗)。
私って描ける範囲がつくづく狭いんだなぁと実感。頑張ります。
……え、待って。ここまでで、一時間半くらい? おや?
え、私参加したのって、『しっかり部門(3hクオリティ)』だったような……。この時間経過を嘘だと言って(涙)。
……。
泣いても仕方ないので、とりあえずラフの確認をしました。
作者である遥さんにラフの確認をお願いしたところ、快くお返事を頂いたので送ります。
「ここのシーンをイメージして描きました。まだ髪の毛や目(左右差)、手を修正する予定です」
と添えて……。
ええ、まだまだ先が遠いのです。自作のキャラを描いていたら、挫けるレベルです。いつもよく挫折しています。
「だから、いつもイラストが完成しないんじゃ~!」
と、ここで奮起。
『しっかり部門(3hクオリティ)』と言いつつ、全部で六時間は覚悟していた私。しかーし! ここで、吹っ切れました。
『しっかり部門(3hクオリティ)』(ラフで)で、塗りなどの時間は別もういいんじゃないか?』
……ええ、壊れました。頑張れるなら、壊れてもいいんじゃないかと崩壊です。
ん? その先のことは考えていません。私の場合、クオリティ=時間ではないとよ~く知っています(白目)。
まぁ、そんなこんなの私のことは置いておいて。
一先ず、シーンを確認して気になった手を修正です。
どう直そうかと手をまわしてみて考えたり、腕の位置を直したり、キャンバスサイズを変更したりなんだかんだ四苦八苦して、結局元々のラフに近い形になりました。
なんだか、三十分くらい頑張ってみたけれど、どうにもこうにもで……まぁ、元々のラフをイメージして線引いているから、そりゃしっくりくないよなぁと、しっくりくることろで落ち着きました。
そうして、髪の毛を直し、目の左右差を直し。手の角度と位置が定まらないと肩とか腕を修正できないので、一先ず手を描いてから他も修正です。
片方の肩が上がるから、もう片方は下がって……こんな感じかなっと。
手をゴリゴリ描いたのは、男性と自分に意識させるためと、ちょっと妙なスイッチが入ってしまったためです。
ああ、調度、一時間半くらい経過しました。ラフで三時間見込みは正しかったようです。
ここで、作者である遥さんからお返事が来ました。
送ったラフを褒めて頂いた上、苦手なところは得意なものにしてもいいと、おやさしい言葉を頂きました。
……ありがとうございます。修正しちゃいました。突っ走ってすみません。頑張ります。
色の確認も取れましたので、イラストの続きを開始です。
ちょっと妙なスイッチが入ってしまったので、もう塗っていきます。これからのことは、塗りながら考えます。(え)
……と思いましたが、塗る前にサンプルの色と使うであろう色を置いておきます。日頃は色を置いても髪の毛と瞳の色くらいなんですが、あった方が時短になるかも? と思ったので、試してみます。
あと、肩を修正したら襟が気になったので、この機会に直します。
よし、塗るぞ~! ということで。開始。
とりあえず、塗るところをバッと塗りました。次。
髪の毛以外の塗るのに必要そうな線を描いて、ラフの邪魔な線を非表示にしました。
ああ、下部の線は髪の毛を描いたレイヤーにさっと引いたので……残っていますが、ちょっと放置で。
こういう塗り方は、かる~くなら一度だけしたけれど……じっくりはしたことがないので、どうなっていくかは未知数。
まぁ、学生のときは油絵を描いていたので、何とかなるでしょうと思いつつ進めます。かかるのは、時間だけさ(笑)。
はい、髪の毛以外をガツガツと塗りました。個人的には爪が好きです。日頃、爪は描かないし、もちろん塗ったこともない気がしますが、なんとかなった気がします。
なんとかなったような気がするけれど、問題は髪の毛です。
では、髪の毛開始。
今度は髪の毛を塗って、ガツガツガツガツガツガツ……。
細かいところを塗っていって、他を調整……今日の休みで仕上げたいので、続けてガツガツガツガツガツガツ……。
ううう……女の子の唇をなんとか塗れる? ようになったばかりで男性はまだ塗ったことがなかったので、調べ調べ……って、縮小すると思ったより潰れてしまった。残念。
背景は壁だと思うので、うっすらと色を付けサインを入れて……っと。
何だかまだまだ勉強が足らなくて申し訳ないですが、一先ず、今回はこれで完成です。
『テーブルの上に置かれたレヴィアの手を取り、ひしと握った』
から、握る前(両手を差し出そうとしているところ)をイメージしました。
(両手で大事そうに握ったイメージが沸いてきたのです)
色塗りはおおよそ八時間くらいでした。
この度は大事なキャラクターを描かせて頂き、ありがとうございました!
★作者コメント&作品紹介★(文:遥彼方)
呂彪さまには、「40になった戦乙女は竜に落とされる」のベヘモットをお願いしました。
ざっくり言うと、40を迎えた『戦乙女』と『戦鬼』の二つ名を持つ恐怖の強面女傭兵、レヴィアと、可愛らしい少年のようなベヘモットの見合いするお話です。
絵師情報に可愛い系がお得意とありましたので、可愛いといえばベヘモット! よし、彼をお願いしよう!となりました(笑)
なにせベヘモット、見た目だけは可愛いですからね。
しかも丁度、この短編を長編化しようと執筆中なのです。
お願いしてからあっという間に拙作を読んで下さり、ラフ画が届きました。
わー、くるくる癖毛の可愛らしい男性!素敵!
しかも完成がまた早くて。
ああ、しかも。制作過程を読むとほんとに色々と考えて丁寧に描いて下さっていて、感激です。
色の柔らかさ、表情、まつ毛や眉毛の色もちゃんと緑色など、細部までこだわって下さっていて、大満足です。
男性的な手も素敵ですよね。女性の指って先が少し細くて丸いんですけど、イラストの指先は平べったいし、関節部分が大きいんです。
あっ、ちゃんと爪の根元の白い部分まである~。本当に細かいです。
顔は可愛いし小柄なのに、手は男らしくて恰好いい。
可愛いもの大好きなレヴィア(強面ヒロイン)さんも惚れ直すことでしょう。
呂彪さま、ありがとうございましたー!




