第百九十話 鰻の話
お読みくださり、ありがとうございます。
地元の鰻屋さんで。
鰻重を頂いたら。
値上がりしておった。
まさしく、鰻登り……
それでも。
コロナ禍をくぐり抜け。
存続したことを、言祝ぎたい。
ここん家に生まれた子供は。
代々鰻を焼く定めだ。
でもって。
名前に「勘」の字がつく。
江戸時代から続く老舗だ。
なくなると、困る。
職業選択の自由が。
制限されてて。
大変だろうけど。
どうかそのままでいてほしい。
鰻といえば。
ラズウェル細木氏のマンガ。
「う」
内容は。
うなぎを食べるだけ。
読むと、鰻が食べたくなる。
大変に、危険なシロモノだ。
歌人の斎藤茂吉の。
鰻にまつわるエピソードも。
ここまで鰻好きな人間がいるだろうか。
いや、いねえだろ。
レベルで味わい深い。
斎藤茂吉のご贔屓の鰻屋さんは。
渋谷道玄坂のうなぎ花菱。
興味のある人は。
行ってみよう。
鰻重のお値段は。
鰻の量に比例する。
松竹梅の。
「竹」で鰻一匹分とすれば。
一匹より、少ない量だと。
安くなり。
増量すると。
高くなる。
予算や胃袋のサイズに合わせて注文できるのが。
鰻屋さんの良いところだ。
親戚一同が。
集結したら。
鰻を食べるのが、慣わしだ。
逆に言えば。
そういう機会でもない限り。
味わうことができぬ。
年に一度のお楽しみだ。
そして。
忘れてはいけない。
浜松の鉄板土産。
夜のお菓子。
うなぎパイ。
鰻が苦手な人でも。
うなぎパイなら、大丈夫!
ちなみに。
真夜中のお菓子。
うなぎパイ V.S.O.P.もある。
うなぎパイ V.S.O.P.は。
「高級ブランデーの芳潤な香りとナッツの王様マカダミアの風味を包み込み、浜名湖名産うなぎパイの頂点を極めた最高級パイ」である。
もんのすごく期待して。
食べてみたが。
スタンダードなうなぎパイで。
充分満足であった……
むしろ。
浜松のあるあるや歴史が詰まった「浜松華かるた」が同梱されている。
「うなぎパイ缶 48本入 浜松華かるた入」の方が気になる。
願わくは。
鰻をたらふく食べても。
胃もたれしない丈夫な胃袋と。
鰻屋さんで代金を払っても。
びくともしない財力が欲しいものよ……




