第百十五話 モフモフ探してます
お読みくださり、ありがとうございます。
モフモフを、探している。
冬を乗りきるために。
モフモフは、絶対に必要なのだ!
そのモフモフとは。
手袋である。
ふわもこのミトンみたいな?
違う!
内側がファーになってるのだ。
その禁断のシロモノは。
あたたかい手袋というリクエストに応えて。
店員さんが差し出したものであった。
外側は、シンプルな黒の革手袋。
内側は、全部モフモフで出来ていた。
はめた瞬間、あっさり堕ちた。
これを知ったら、もう戻れない……
最強の冬装備を、手に入れた。
いくつもの冬を乗り越え。
最強を誇ったモフモフも。
そろそろ引退の時期だ。
二代目モフモフを探さねば……
3年くらい探した。
だけど、見つからない。
店員さんに、聞いてみた。
入荷する年としない年があり。
入荷すると、すぐ買ってく人がいるそうな。
魅了の手袋だからな。
はめたら、ひとたまりもあるまい。
しかし、モフモフの寿命が尽きかけている。
もはや、一刻の猶予もない。
希望としては。
外側、牛革。
内側、ファー(ウサギか何か)だが。
革製で内側がモフモフなら。
なんでもいい。
この冬を乗り越えることができれば。
幸いにして。
内側モフモフの手袋が、ひとつだけ残っていた。
買うしかなかろう。
外側、羊革。
内側も、羊。
手首にも、ファーがついている。
親指・人差し指・中指の内側だけ牛革。
スマホ対応だって。
羊のモフモフも悪くない。
手首のファーもぬくぬくだ。
良き買い物であった。
しかし、だ。
備えあれば、憂いなし。
これからは、毎年手袋売り場をチェックして。
モフモフが売ってないか、確認しよう。
装備にこだわる冒険者の気持ちが、わかる気がする。
冬、あたたかく過ごすために。
妥協はしない。
羊といえば。
冬に大活躍している。
通販生活で購入した羊毛の敷毛布。
たいぶペッタンコになってきた。
そろそろ買い替えどきかな。
と思ったが。
お手入れ方法にブラッシングがあったので。
試しに逆毛になるようにモフモフしてみたら。
フカフカの毛足が戻ってきた。
買い替えずに、済みそうだ。
やはり、モフモフは愛でるモノなのだな。




