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【キャラ変化?】「ネット小説大賞」にエントリー & ユーザーアンケートに答えてきました


 皆様おはようございます!


 最近、本エッセイの完結を予告し、年度末故にブックマークの整理再編が必要になったユーザー様が、少しずつブックマークを外し始めました。


 唯我独尊キャラとしては、ブックマークが剥がれる程度の事にいちいち狼狽してはいけません(笑)。

 せめて完結するまで……いや、限りあるブックマークは新たな出会いの瞬間にとっておきたまえハアハア。

 


 さて今回は、「小説家になろう」サイトの主流と距離を置いてきた私としては少々意外(?)な、「ネット小説大賞」とユーザーアンケートへの参加について報告したいと思います!


 

 私にはここ、「小説家になろう」サイトで爆発的に受ける様な作品を書く能力やセンスは無い為、書籍化やコミカライズといった外部アピールへの可能性を試したい時は、公募の賞レースに参加していました。


 とは言え、サイト内からも公募する賞レースを勝ち抜くには、当然サイト内実績もある程度は考慮されます。

 ですから、私が賞レースに参加する目的は、「まずは一般の読者以外、所謂審査の眼を持つ人に作品を見て貰う」事となります。


 その目的に於いて、かつて「なろうコン」と呼ばれていた「ネット小説大賞」は、私が勝手に「なろう系小説だけの公募」だと思い込んでいて、参加する気すら起きなかったという所が現実でした。


 しかしこの度、この公募がジャンルや文字数を問わない賞レースだと分かり、それならばと一気に数作品のエントリーを決めたのです。


 『バンドー』

 『ねこキューブ、たぬキューブ』

 『老人バーチャルYouTuber 紺野明美』

 『殺人者×殺人者』


 ……の4作品で、それぞれ全く違う作風。


 私の作品は、ここを伸ばせば「なろう」で受ける!みたいな「惜しい評価が貰える作品」ではありません(笑)。

 サイト的に「アリかナシか」を決めて貰うレベルだと思います。


 しかしながら、10000文字を超える程度の、「短編だけど連載にしました」みたいな作品を受け付けてくれる公募はなかなかありませんので、一般のなろう読者以外にも存在を知って欲しい作品を選びました。


 暫くエッセイから離れる予定ですので、締切までに「なろう」寄りの新作に集中して挑戦するのもいいですね。



 そして、ユーザーアンケートへの参加。


 私は本エッセイで、「小説家になろう」サイトにかなり深く突っ込んできた自負はありますが(笑)、特にランキングや評価システムを変えてくれとは訴えていません。


 仮にランキングやシステムが変わった所で、私は浮上するタイプの作家ではありませんからね。

 サイトが今の状態だからこそ、ニッチな需要の「唯我独尊」キャラとして機能する事を理解しています。


 そんな私でも、サイトへの要望は少しありますし、私がこのサイトに初めて来たのは2019年の9月なので、そもそもユーザーアンケートは今回が初耳でした。楽しんで参加しましたよ!


 まずアンケートの回答ページに入ると、かなり執拗に個人情報を求められ、更に「如何にして娯楽にお金を出してくれますか?」的な質問が続出。

 

 既に他のエッセイでも語られている様に、今回のユーザーアンケートの第一目的は、「ユーザーの購買力調査」である事は間違いないでしょう。


 多くのユーザーが難色を示していた「職業・年収解答欄」。

 

 コロナ禍の現在、たゆまぬ努力の末に理不尽な解雇となってしまったユーザーも多い中、ここを無回答に出来る配慮が足りない点は、「追放・婚約破棄・ざまぁ・もう遅い」で隆盛するサイトの運営としてはどうかと、正直思いますね。


 私は年収欄に、正直に「200万以上300万以下」と回答しました。

 就職氷河期と私自身の甘えたミュージシャン志望が災いし(笑)、30代半ばまでのフリーター生活の後、40代でこの年収を申告する事が堪らなく嫌な時期もありましたよ。


 残念ながら、現在の日本では私でさえ底辺と同情される事は無くなってしまいました。

 そんな時代なんです。

 

 しかし、ユーザーはどんなにお金があっても、お金を出すに値しない小説を買う事はありません。

 圧倒的支持でランキングを制覇した様に見える作品であっても、書籍が売れずに続刊打ち切り……なんて事もしばしばですからね。


 お金を出す価値を決めるのはユーザーで、そこは作品の内容だけが判断基準になるとは限りません。

 

 勿論、単純な不運もあるでしょう。

 ただ、お金を出してまで応援してくれるユーザーというのは、かなり義理堅く熱い方が多い為、お金を出してまで応援したくなる作者という評価は、ポイントやランキングとは関係無い部分から、書籍化以前に少しずつ決まっていくのです。


 作者・読者を問わないユーザーの姿勢に、運営の姿勢が必ずしも無関係では無いという事なのでしょうね。


 

 私がアンケートで訴えたかった事はふたつ。

 

 ひとつは、検索機能の拡大。

 もうひとつは、ユーザーと広告主の利害の調整です。


 

 まず、検索機能の拡大についてですが、実は比較的充実している「なろう」の検索機能にも、ある一群、つまり「1ポイント以上100ポイント未満の作品」の検索が面倒臭い……という問題があるのですね。


 私個人、このポイントの作品群には、作者が自分のやりたい事をやった「原石候補の魅力」に溢れていると感じていて、更に少ない読者から多数の感想が寄せられていたりすると、誰かの心に確実にヒットしたんだな……と感銘を受けるのです。

 

 そんな低ポイント作品は読みたくない、執筆の参考にはならない、というユーザー様は、恐らく本エッセイは存在すら知らない事でしょう(笑)。だから安心してアピールしますよ!


 つまり、私が検索機能の拡大として要望したのは、「感想数」や「評価平均点」での検索が出来る様にして欲しいという事でした。



 そして、ユーザーと広告主の利害の調整についてですが、これは「小説家になろう」サイト内での表現の規制と、広告主のプッシュする作品の表現の差が激しく、結局これはどちらの利益にもなっていないのではないか……という問い掛けですね。


 作者としての私は、極端な残虐描写や性的描写は必要としてはいません。

 読者としての私がそうした作品を読みたいと思った時は、ネットから離れて読書します。


 また、スマホゲームの広告等は、そもそも執筆する側の作者にとっては余り重要ではありません。

 「小説家になろう」サイトを支えている広告主の作品を、ユーザー側が「邪魔だな……」と考えてしまう事は望ましくないですよね。


 例えば、漫画サイトの広告でプッシュされる作品は、上層部や権利元の指示により、当時の人気に関わらずプッシュされます。

 お金が動いているので、多少不評でも絶対に取り下げられません。


 つまり、広告主の方針を「なろう」側が変える様に訴える事は出来ないのです。


 ですから例として、残虐描写や性的描写の規制を少し緩めたジャンルを一般ジャンルと少し離した所に追加して、広告主のプッシュする残虐描写や性的描写のある作品の広告もそこに掲載する……という対策などが取れないものかと考えました。

 

 ユーザーアンケートで私が訴えたかった事は、Web小説を文化・芸術として、埋もれた作品にもスポットライトを浴びるチャンスを与える事。

 そして、Web小説をサイトのビジネスツールとして、広告主との共存共栄を考えて貰う事です。



 

 

次回はいよいよ最終回!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 「1ポイント以上100ポイント未満の作品」の考察。 面白いっ [一言] 「バンドー」ほどの作品があれば、10万文字以下お断りのコンテストにも出せますし、作者同士のあいさつでは強烈な名刺とな…
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