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伝説達成まで、あと一戦!


 今回は、私の活動報告のトピックを拡大した様な内容です。


 ですから、普段この「唯我独尊」エッセイを読んで下さっている読者様の中でも、私の小説には関心を持てない(肌に合わない)という方にはアピールしない内容であるかも知れません。


 ただ、これから書かせていただく内容が、この「小説家になろう」サイトでの活動に意味を見出だせなくなってしまった作者様に、何らかのヒントを与える事が出来るかも知れない……とも考えた為、単発のエッセイでは無く、この「唯我独尊」エッセイに盛り込ませていただく事となりました。


 

 ……さて、現在私の連載小説である、『バンドー』という作品に於いて、主人公バンドーの自覚と成長に大きく関わっているビッグイベント、「ゾーリンゲン武闘大会」が大詰めを迎えています。


 主人公であるバンドーと、その仲間達の計5名で結成された「チーム・バンドー」を筆頭に、世界各地から集結した剣士・魔導士・格闘家で構成された5名8チーム、計40名の戦いと生き様を描いた、一大トーナメント大会です。


 剣と魔法のファンタジー、或いは異能力バトルものに於いて、「〇〇大会」、「〇〇トーナメント」ネタは鉄板で、人気アニメでも原作とアニメ進行の調整(笑)等でも非常に重宝されるイベントでありますよね!


 しかし一方で、私は近年のラノベやアニメでの「大会・トーナメント」ネタに不満を持っていました。


 現在のラノベやアニメは、Web連載やワンクール(3ヶ月)放送といった短期スパンが主流である為、主人公とそのライバル以外のキャラクターは単なる噛ませ犬・ザコキャラ扱いとなり、人生を懸けているはずの「戦いの舞台」が陳腐化している様に思えていたのです。


 私は氷河期世代。

 小中学生時代には『キン肉マン』、高校・大学時代には『幽・遊・白・書』といった、主人公より強くて魅力的なチームメイトやライバルがいて当たり前の作品の影響を受けまくっていました。


 現在のラノベやアニメの大会・トーナメントは明らかに物足りない!という、やり場の無い不満を抱えていたのです。


 そんなある日、古本屋でたまたま目にした人気漫画、『グラップラー刃牙』の『最大トーナメント編』を読んで、私は強い衝撃を受けました。


 元来、その余りに個性的な絵柄と、大仰なセリフやストーリーから、私は長い間『刃牙』を避けて来たのです。


 しかし、乱入者やハプニングはあれど、全ての試合をダイジェスト化せずに描き切ったその信念に強く心を打たれた私は、いつの日か「武闘大会を丸ごと描き切る!」という、伝説に挑戦する決意を固める事となりました。


 現在、『バンドー』の武闘大会は決勝進出チームが出揃い、次回の連載から決勝戦が始まります。


 元来『バンドー』は、読者様の都合を完全に無視した、1話あたり20000字前後の長尺連載を続けており、作者である私のわがままによって、マニアックな読者様以外には読むのが苦痛な作品になっているという現実は、自覚せざるを得ません。


 しかしながら、勝ち抜き団体戦の大会に於いてダメージを抱えた勝利の後に訪れる、新たなる対戦相手を迎えた空気感やキャラクターの心境や、全出場選手に与えられた個性や背景は、3000字レベルのぶつ切りWeb連載では絶対表現出来ないと感じていた私は、迷う事無くこの長文連載を継続しました。


 読者様、誠に申し訳ありません。


 

 予定では、武闘大会は連載20回で終了しますが、これは約300000字、書籍3冊分に相当します。


 勿論、2日間に分けた大会という設定である為、バトルシーンだけの内容ではありませんが、現在の商業ラノベ界に於いてこれほどのバトルシーンを連続して描く事は難しいでしょう。


 

 でも、こんな無謀な挑戦が、この「小説家になろう」サイトでは可能なんです!


 例えPVやポイントが0であっても、規約違反さえ犯さなければ作品を発表し、残しておけるこのサイトを、私ほど活用している作者はいないですよね(笑)。


 余りにもニッチで、馬鹿馬鹿しい実績ではありますが、この武闘大会を完結させれば、余程の強者、或いは余程の物好きが現れない限り、『バンドー』は伝説になります。


 ストーリーや文章表現はともかくとして、バトルシーンを書きたい作者様、大会やトーナメントに力を入れてみたい作者様が読めば、噴飯ものの参考文献となる事受け合いですよね(笑)!



 「小説家になろう」サイトは、余りにも広大です。


 自分の書きたいものを書きに来た作者様。

 

 主流ジャンルでランキングを駆け上がり、書籍化を目指す作者様。

 

 賞への公募を主体にして、主流ジャンル以外での可能性にチャレンジする作者様。


 挑戦の仕方はそれぞれですが、理想に追い付かない現実に悩んだり、偶発的な成功に心を乱されたりと、何らかの迷いを抱えている作者様が大半であると思われます。


 エッセイ等を書いて、自らの心境やストレスを発散している様に見える作者様もおられますが、まだまだセルフプロデュースから解放されていないと感じますね。


 そんな時、あらゆるしがらみから解放されて、ただひたすら作品を書く喜びに浸れる連載作品を、ひとつだけ持ってみては如何でしょうか?



 ……ちなみに、連載開始から8ヶ月が経過した『バンドー』の総PVは、僅か1800程度。


 これは単純計算をしても、1日あたりのPV平均が見事にひと桁である事を示しています。


 キングオブ底辺作品ですよね(笑)。←嬉しそう


 しかしこの作品、今日現在でブックマークが15、総合ポイントは116あります。


 「小説家になろう」サイトに於いて、これ程のマイナス要因を積み上げた作品にも関わらず、私の「伝説達成」を待っている読者様がいるのですよ。


 伝説は必ず達成します!ご安心下さい!


 

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― 新着の感想 ―
[良い点] 素晴らしい姿勢ですよね! 真似出来るかと問われれば私は出来ませんが、 シサマさんと『バンドー』の存在は、 なろうの一部を照らしていると思います!
[良い点] 例え読まれていなくとも、 自分のやりたかったことを、やり切るという、 その生き様は素晴らしく、共感がもてます。 [一言] グラップラー刃牙は、 書いている作者本人にも、展開が理解できていな…
2020/06/05 00:03 退会済み
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[良い点] 熱い、ひたすら熱い! [一言] こんばんは。 これから明日の更新分3500文字書かなきゃならんって時だったのに、ちょいと覗いたら一気に読みきってしまっていた……恐ろしい(笑) この読者に…
2020/06/04 21:43 退会済み
管理
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