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女装男子とお見合い前のお嬢様とブラコンの妹。  作者: 岬ツカサ
二、女装男子と嘘とお見合い
19/57

ロリの可能性

 ――二時間後。

「はぁはぁ……次の性格は……」

「う、うむ。次の性格は?」

 いろいろ試してみたけど未だ答えは見つからない。僕が最後に希望を託すもの……それは。

「ロリータ!!」

 ロリは性格とは言えない。

 しかし! ロリこそ可愛さの至高! 幼女神話を唱えるものは少なくない! 僕もロリは大好きだ。可愛いからね。

「ろ、ろり?」

 竜宮寺さんは今日一番の戸惑いを見せている。彼女が戸惑う所を可愛く感じるのは僕が彼女と親密になってきている証拠なのかな。でもこの親密さは、女同士だからこそのもので、僕の正体がバレたら壊れてしまうものだろう。

「ロリータとは可愛さの究極系……下手な人が手を出せば命を落とす、危険な属性」

 そう、下手な人が手を出すと周りの人が居たたまれなくて無視するしかなくなる、危険な属性。

 余談だけど藍が僕を『おにぃ』と呼ぶのも実は僕の小さい頃からの洗脳の賜物(たまもの)だ。

「おぉ、夕貴の性格が若干変わってしまうほどの属性、性格なのか。私にはその資質があると思うか?」

「竜宮寺さんは身長も高いし、普段の言葉遣いも可愛いとは決して言えない。でも、だからこそ心からロリになることで、成長、いや進化することができると思う!」

「ふふ、なら決まりではないか。夕貴、私を立派なロリータにしてくれ!!」

 竜宮寺さんの言葉に僕の心臓が強く脈を打つ。

「うん! 僕に任せて!」

 方針は決まった。後は全てをそれ(ロリ)に捧げるだけだ!

 僕は自分の持つ全ての知識ロリを竜宮寺さんに伝えるべく、それから毎日放課後の特訓を行った。

 主なメニューは、幼稚園、小学校の見学。現代におけるロリータ服の在り方。ロリータの需要と供給の悲しさ、もどかしさ。

 哲学におけるロリの可能性。

 そして、幼稚園を手伝う事で実際に幼女と会話することにも成功した。



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