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第61話 規格外

よし、休憩終わりっと。


まずはこの大量にある死体をアイテムボックスにしまうとしますかね。

コカトリスだけでいったい何十体あるのやら……


約数分をかけすべての死体をアイテムボックスにしまう事ができた。

しかし、


「ああ、さすがにこの石になったオークキングは置いていくしかないなぁ。素材として売れなくなったのは非常に残念だが、盾として最高の仕事をしてくれた。ありがとなオークキング」


俺は石になったオークキングに軽く手を合わせ感謝を示した。

しかしこれそのまま残してくと、かなり不気味だよなぁ……

首なしオークキングの石像……まぁいっか!


よし、ストン森林での用事は済んだな。

帰るとする、おっとその前にステータスの確認でもしておくか。

あれだけ倒したんだ、かなり上がっているはず!


「ステータスオープン」


佐藤悠馬level122

HP850/850

Mp540/540

力  360

体力 360

素早さ230

幸運 660

{スキル}

経験値20倍

スキル経験値20倍

鑑定level10

気配遮断level8

気配察知level2

短剣術level6

魔力操作level3

火魔法level3

水魔法level1

風魔法level1

回復魔法level3

毒抵抗level5

麻痺抵抗level1

料理level1

アイテムボックスlevel4

話術level3

{称号}

異世界転移者

引きこもり

ラビッツハンター

駆け出し魔法使い

駆け出し料理人

むっつりスケベ

首狩り

天然たらし


「おお、やはり3体だけとはいってもAランク上位のゴリトリスとBランク相当のコカトリスをあれだけ倒すとかなり上がるな。格能力はすべて順調に伸びてる。スキルは、魔力操作が1上がっているくらいだな。しっかし気配遮断は中々9に上がらないな。いつになったら上がるのやら。称号は特に変化なしと」


しかしlevelもこの短期間でかなり上げることができたな。

これならサイクロプスとやらにも簡単にやられることはないだろう。

よし、ステータスの確認も済んだことだ、帰るとしよう。


そうして俺は森の出口に向かい歩き出した。

すると帰り道で、


「こ、この魔物は!!」


草場から飛び出してきた魔物は、なんと懐かしのラビッツだった。


「なんだろうな、最初の頃毎日のようにこいつと会ってたせいかひどく懐かしく感じてしまう」


こいつはおそらく大侵攻で魔物が活発になり始めたので、隠れていたのだろう。まったく可愛いやつめ!


ちなみにこのラビッツは俺に飛びかかってきたので適当に蹴りを入れたら、見事上半身が爆散していた。哀れな……


そんなこんなやっているうちに無事森から出る事ができた。


「よし、やっと森から出ることができたな。帰り道少しだけ迷って日が落ちるまでに帰れるか若干不安だったが、これなら十分間に合いそうだな」


さて、ではいつも通り走って帰りますか!

目指せ最速タイム!


「いくか」


俺はフロックスに向け全力で走り出した。

数分後、無事フロックスに到着。

いつもの門番さんに軽く挨拶をして街の中に入る。


さてと、まずはギルドに報告にでも行くとするか。

そう思いギルドに向け歩き出す。


数分後、

ギルドに着くことができたので扉を開け中に入っていく。

すると、


「アニキ! ストン森林の用事終わったんですね。無事でなによりっす」


入っていきなりマルブタが凄い勢いで近づいてきた。

おいおい、マルブタ君少し近いよ。

すると一部の冒険者が小声で、


「おい、マルブタの野郎、首狩りに取り入るつもりだぜ」


「少し強いからって調子のってるよな。身の程をわきまえろってんだよブタ野郎が」


ああ、うざいな。

小声でもこっちは聞こえるんだよ。

少しだけ殺気を出し黙らせておく。


「アニキ? どうしましたか?」


「いや、なんでもない。じゃあちょっと俺はストン森林の件について報告してくることにする。またなマルブタ」


「うっす!」


マルブタと別れ、メルさんの元に歩いていく。

そして、


「こんばんばメルさん。ストン森林での狩りが終了したのでそれの報告にきました。無事ゴリトリス3匹を倒す事に成功しました」


俺はアイテムボックスの中のゴリトリスの首を少しだしてメルさんに見せる。

メルさんは少し呆れた表情で、


「はぁ……もうユーマ君の事でいちいち驚くのもさすがに疲れてきたわ。本当に規格外ね」


「まぁ今回はそれなりに苦戦しましたけどね」


「普通は苦戦じゃすまないわよ……とりあえずはお疲れ様ユーマ君」


「はい、それでですね。残りはゴルド森林なわけですけど、調査の結果っていつ頃でそうですかね?」


「そうね、多分明日か明後日には出ると思うわ」


「そうですか。ならまた明日ギルドに来る事にします」


そうだ、ゴリトリスやコカトリスの死体どうしようかな。

オークやオークキングの死体は、もしもの時に盾にできるかもしれないので残してはいるが、ゴリトリスやコカトリスは盾にするには少し小さい。

売ってしまってもいいかな。よし解体所に行くか。


「ではメルさん、自分はこれから解体所に向かいのでまた明日」


そうメルさん言い解体所に向かう。

数分で着くことできいつものおっさんがいたので声をかける、


「こんばんは、解体をお願いしたいのですが大丈夫でしょうか?」


するとおっさんは、


「おお! 前にオークキングを持ってきた小僧じゃねえか! たしか今は首狩りのユーマって名乗ってるんだっけか?」


「別に名乗ってはいないんですがね。で、今日の用事なんですが、また解体を頼みたいのですが大丈夫ですかね? 量がかなりあるのですが」


俺がそういうとおっさんが笑いながら、


「はは! いまおめえさんに頼まれごとをして断れるやつはこの街にはいねえだろうな! なんせこの街のために頑張ってくれてるんだ、大概の事はやってやるぜ。もちろん解体の件引き受けさせてもらうぜ」


本当に俺の事が街中に広まってるんだな。

有名になったものだな、まぁいい、


「ありがとうございます。ではここに魔物出しますね」


そう言い俺はアイテムボックスからゴリトリスを3匹と、大量のコカトリスをすべてこの場に出す。するとさすがのおっさんも少し絶句してしまっている。


「お、おお……これ全部お前さんが倒したっていうのか。すげえな。俺も長い間解体の仕事をやってはいるが一人でこれだけ持ってくるやつは初めてかもしれねえ。こりゃ今日は気合い入れていかねえとな!」


「全部出しちゃったんですが大丈夫でしょうか? もし無理そうなら、またしまっておきますが」


「問題ねえさ! むしろ久々にやりがいのある仕事ができて燃えてるぜ!で、素材はいつも通りこっちで買い取ってギルドに預けておけばいいか?」


「はい、それでお願いします。では自分はこれで失礼します」


そう言い俺は解体場を後にする。


さて、とりあえずやることは済んだな。

ジニアに帰るか、いやその前にリサの所に一回顔を出しておくとしよう。心配してくれていたからな。


俺はリサに無事ゴリトリスを倒す事に成功して怪我もない事を告げた。

リサは俺が無事だと分かると安心した様子だった、顔を出して正解だったな。

その後はいつも通りジニアに戻り夕食を食べ、ベッドに横になっていた。


「よし、これでオーガス森林とストン森林の上位種はすべて倒した。あと残ってるのはゴルド森林のサイクロプスだけだ」


イグルに話を聞いた限り、ここが一番の難関だろう。

気合い入れていかないとな。

そんな事を考えながら、俺は眠りに落ちていく……








最後まで読んでいただきありがとうございます。

それから評価やブクマなどいつもありがとうございます。

これからもこの調子で頑張っていくのでよろしくお願いします!

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