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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
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ハロウィン@百合寮①

「はい、これで完了っ、我ながらいい出来ね」

「ありがとう、美紀」

「みんな~入っていいわよ~」


「おお~」

「いいっ!和服姿のヒカル・・・ハァハァ」

「コレコレ、ハァハァは禁止だよ美里」

「それにしても・・・これはねぇ、ゴクリ、吹雪の雪山で見たら

 間違いなくチビるね

 今は明るい所でしかもヒカルの顔だから普通にしていられるけど

 暗い場所だと美咲がパニクるのが目に浮かびそうだよ」

「わ、悪かったわね、仕方ないでしょ、ちょっとトラウマがあるのよ

 ・・・綺麗な着物ねぇ色や柄でごまかさなくてもこれ単体で綺麗ってわかる

 ねぇ美紀、コレって10(メガ)超えてるでしょ?」

「えぇ、帯と併せたら超えますよ

 小物も白に金糸で統一してあります

 重ねは、あぁ襟元のグラデーションは雪女のイメージで白と淡い水色になっている所がポイントですね

 ヒカルの真っ白の髪の毛がより一層美しく、幻想的に見えます」

「そういえばヒカル、髪の毛かなり伸びたね?切らないの?」

「「「ダメ!!」」」

「何言ってるの美里!こんなに綺麗な髪を切るなんて・・・もったいない」

「そうです、長ければ括ったり纏めたり結ったり色々できますけど、短ければ逆は出来ないんですよ

 ヒカルは美里のようにスポーツをする訳じゃありませんからね

 今は雪女にあわせてそのままですけど、着付けに併せてアップにしたり、うなじを見せたら・・・」

「美しい物はすべてに於いて優先されるのです、悔い改めなさい」

あぁ、かわいそうに美里、フルボッコだよ

ここはボクが助ける!

「みんな、ゴメン、ボクは少しでも伸ばして肌に紫外線があたる量を減らさないといけないんだ

 だから、ショートはもちろん、うなじを見せるのもムリなんだ・・・」

「あ、そうだよね、選べないのに変な事言ってごめんなさい

 今日はヒカルの着付けが出来てテンション上がってたみたい・・・」

「ううん、気にしないで、美紀のおかげで雪女のコスプレが完成したんだし」

「ありがとう」

「さぁ、みんな準備は出来たかな?」


みんなの仮装もなかなかだね

美優はこの前言ってた通り秘○の○ッコちゃんだね

美咲はオーソドックスな三角帽子に黒いマントの魔女っ娘

美里はかぼちゃのワンピだね~ダボっとした衣装

問題は美紀なんだよね

黒いボディースーツに蝙蝠の羽の柄のついた紫色のタイツ

肘まである手袋?にショートブーツ

頭と腰に蝙蝠?の羽みたいな・・・

髪の毛は薄いい青緑色のウィッグ

どう見てもモ○ガンですね、ハイ

モリ○ンのコスプレは巨乳じゃないと無理ですね

・・・モゲロ

!!

だめだ、ボクは何を考えてるんだ

美紀は友達なのにそんなヒドイ事言えないよ


「「もげろ!!」」

「あら?美里、美優、胸の無い人の僻みですか・・・

 その点ヒカルは性格もいいからね~」

「ねぇ美紀、私は別に普通サイズだけど、今回はさすがに”モゲロ”って思ったよ」

「ホラ、そんな事言ってないでそろそろ行こうよ」

「そうだね、それじゃあ出陣!」


ふぅ、口に出さなくて良かった

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