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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
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祭りの後で②

「おかえりなさいヒカル」

「沙月お姉さま、ただいま」

「今日は残念だったわね、本来なら過半数の得票で圧勝だったのにね」

「逆に良かったと思うんです

 やっぱり高等部の人がクイーンになったほうが自然です」

「年功序列?それは良く無いと思うわ

 企業とかでも、無能な老害が居座ってる所なんて、硬直化してとんでもない事になってるわよ

 もちろん、実力があれば居座ってても問題無いんだけどね

 ヒカルは将来、人を使う側になるんだから、人を見る目を養わないとね」

「ボクの人を見る目って・・・マズいですか?」

「う~ん、人がいいとか、流されやすいとかはあるけど・・・

 人を見る目自体はそれほど悪くは無いかもね

 友達の四人組とかを見てるとそう思うわ

 北野さんも個人的には気に入らないけど、悪い人ではないしね・・・」

「そうですね、沙月お姉さまもなんだかんだ言って、じゃれあってる感じだったし」

「べっ、別にじゃれあってる訳じゃないわよ

 あっちがなんだかんだと突っかかってくるだけよ」

「ハイハイ、そういう事にしておきますネ」

「!・・・

 バカな事言ってないで今日の分のマッサージとエクササイズするわよ」

「は~い」


ふぅ、いつもながらこのマッサージって、変な声が出そうになっちゃうなぁ

なんだか、お腹の奥がむずむずするような感じなんだよね

でも、今日はいつもより・・・


「あれ?ヒカル・・・」

「へ?」

「ううん、なんでもないかな?」

「え~、そんな事言われると気になるんですけど・・・」

「少し熱っぽいかな?って思っただけなんだけどね

 屋外に長時間居たりは・・・してないよね?」

「はい、できるだけ外には行かないようにしてますけど」

「・・・疲れが出たのかな?

 それともマッサージの効果が出たのかも・・・イヤそれはないか

 まだほぼ平原へいげんだし」

「うぅ・・・どーせボクは平原ペチャパイだもん」

「もしかしてヒカルは脂肪細胞の数が少ないのかもね

 妊娠後期と生まれてからスグの時に栄養が少ないと脂肪細胞の形成が阻害されて

 十分な数の脂肪細胞が作られないって聞いた事があるわ

 妊娠中毒症の場合や黄疸が酷い時、ミルクを飲む量が少ない赤ちゃんだとありうるらしいわね」

「それって、なにかマズイ事になるんですか?」

「う~ん、原始人じゃないんだからそれほどでもないんだけど

 体温の維持・・・つまり保温が不十分になるとか 

 体脂肪率が低すぎると生理不順になったりもするし胸も成長しにくいわよね

 逆に利点は太りにくい体質になる事かな?」

「そういえばボクの生理って二月に1回でした・・・」

「だ、大丈夫よ、まったく脂肪が無いわけじゃないんだから

 女の子としては少な目でも男の子ぐらいはあるんだから・・・

 頑張ってマッサージでごまかs・・ゲフンゲフン、大きくしましょうね」


あ!そうか、女の子に変わった時に脂肪の数が増えた訳じゃなかったから・・・

ボクの体には男の子だった時の名残があるんだね


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