学園祭3日目③
「ヒカル、お待たせしてごめんなさいね」
え~と、3人目は
沙月お姉さまでした
キリッとしたクール系のないすばでぃの美人さんだし
元生徒会長で知名度抜群だし
当然といえば当然なんだよね
小梅先輩は純和風の大和撫子タイプなんだけど
英語が得意っていう・・・ギャップ萌えってヤツ?
違ったタイプの美女二人に・・・一人だけ子供が
タチウチデキマセンヨネー
「アラ、ヒカルには謝っても私は無視なの」
「ちょっと、北野!ヒカルを呼び捨てにしてるんじゃないわよ!」
「フフフ、残念でした、ヒカルから許可は取ってあるわよ
それに、今日からヒカルは英会話部の一員よ」
「!!、ヒカル、この女に脅されたの?」
「え?、別にそんな事は無いですけど、それに顧問の先生も担任の篠山先生だったし・・・」
「・・・まぁ、ヒカルが決めたんだし、私がとやかく言う事じゃないけど
よりによってコイツの所かぁ・・・」
「負け犬は大人しく尻尾を巻いt・・・って、アナタ、犬耳カチューシャ付けたままよ」
「クッ、こ、これは、ヒカルが似合うって言ってくれたから付けただけなんだから
べっ、べちゅに忘れてた訳じゃないんだから」
「噛んじゃって(笑)動揺してるじゃないの・・・とりあえず言っておくわ
ツンデレ乙」
「あの~二人はお友達なんですか?」
「「友達なんかじゃないわ」」
「ハモりましたね・・・息ぴったりじゃないですか」
「っつ!」
「な、私としたことが、こんな変態と・・・」
「誰が変態よ、この、外見詐欺!!」
「それは私のせいじゃないでしょ、勝手な思い込みで決めつけるほうが悪いのよ」
「キーーッ!・・・フンっ私なんてヒカルと一緒に寝てるんだから」
「な・なんて事、もう手遅れだったの・・・
イヤ・・・おまわりさんこの人です!!
淫行条例に引っかかって逮捕されちゃいなさい」
「残念ね、私的にも残念だけど手は出してないわよ・・・」
「あら?じゃあ私が正しい道に導いてあげるわ」
「何言ってるの、余計な虫が付かないようにするために、全寮制の女子校に来てるのよ
ここでは百合道こそ正しいのよ」
「ホントに・・・百合寮のアナタといい、薔薇寮のヤツといい・・・どうしてこうも極端に走っちゃうのかしら
宣言するわ、ヒカルの未来は私が守る!!」
こ、これはじゃれあってるのかな?
本気の喧嘩じゃないよね
でも、仲裁はボクがしなきゃいけないんだよね
美咲に教えてもらった必殺技
使ってみようかな
え~と、確か
顎を引いて
少し頭を傾けて
上目使いで
「あ、あのー」
「「どうしたの、ヒカル」」
「ボクの為にケンカしないで・・・」
「!!」
「ベッ、別にケンカしてる訳じゃないわよ」
「そ、そうよ、北野さんとは仲が悪いわけじゃないからね」
「うんうん、ただのライバル、そう!ライバルよ」
「お互いを切磋琢磨して高めあう存在だから」
「ホラ、今だって学園祭クイーンを巡って勝負してるだけ、ケンカじゃないの」
「学園祭クイーンにはヒカルもライバルなんだからね」
すげー
必殺技って言ってただけの事はあるね
いがみ合ってた二人が一発ですか
美咲は敵に回したくないよね
私用の為6日~9日の更新はお休みさせていただきます




