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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
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学園祭3日目①

え、もう3日目かって?

うん、2日目はみんな家族と過ごしてたからね

美優は当然のように付いて来たけど

あ、美優も一応おじいちゃんと過ごしてた事になるんだった


「おはようヒカル、もう学園祭クイーンの投票は済ませた?」

「あ、おはよう美里

 済ませたよ、美里は?」

「モチロン終わってるよ・・・ニヤリ」

「何なの?ニヤリって・・・!

 さては、ボクの名前書いたでしょ?」

「フフ、即バレ~」

「無駄無駄無駄無駄無駄ーーー!!

 美里一人が工作したって学園の生徒は数が多いんだからムリだよ」

「ふふふ、まぁ夕方を楽しみにしてなよ」

「おはよーヒカル、ついでに美里」

「おはよ~美咲」

「誰がついでだって~?

 まぁ、ヒカル相手なら仕方ないか・・・

 おはよう美咲」

「ヒカル、学園祭クイーンの投票はもうやっちゃた?」

「うん、さっきも美里と同じ話をしてたところだよ

 もしかして美咲もボクに入れたの?」

「当然でしょ?ヒカルよりカワイイ()なんて居るわけないでしょ」

「だよねー」

「おはようございますヒカルとオマケのみなさん」

「誰がおまけだよ、美咲も美優も・・・

 おはよう」

「おはよう、美優」

「おはよー美優は学園祭クイーンの投票はもちろんヒカルだよね?」

「聞くまでも無いでしょ?」

「「だよねー」」

「そういえば、美紀は?

 いつも一番早起きなのに珍しいね?」

「確か朝一番に携帯が鳴ってたよ、呼び出されて・・・あ、ホラ、噂をすれば

 美紀~、ここだよ~おはよう」

「おはようございます、今日も元気ですね美里」

「「美紀おはよ~」」

「みなさんおはようございます」

「ねぇ、美紀は学園祭クイーンの投票はもう済ませた?」

「あ、忘れてました、ありがとう美咲

 さっそくヒカルに投票しておきますね」

「・・・さりげなくボクなんだ」

「え、当然じゃないですか

 それより、ヒカルにうちのお店からお届け物があるのよ」

「お届け物?っていうかお店って?」

「あ、言ってなかったっけ?

 うちの家は江戸時代から続く呉服屋なんです」

「へぇ~、呉服屋って着物とかのお店だよね

 老舗のお嬢様だったんだ・・・」

「イヤ、そこは”お前が言うな”ですよ」

「「「ウン」」」

「そ、それでボクへのお届けものって?」

「着物ですよ

 着付けは当店のサービスとなっております・・・

 っていうか私が着付けするから心配いらないわよ」

「そういえば昨日おじいちゃんにおねだりしたんだった

 朝一番に届くなんて、美紀のおうちってすごいね」

「菊の御紋の仕事だからってはりきり過ぎたのよ

 代わりに今日は臨時休業にしてお休みにするんだって」


ふ~ん、美紀って着付けもできるんだ

って事は普段から着物を着たりするのかな?

!!

ひょっとしてあの巨乳は着物が育てたのかも


後で詳しく聞いてみよう

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