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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
2章 学園中等部2年生編
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学園祭1日目④

「おいしぃー、やっぱり甘いものは格別だね~バスケ部ぐっじょぶb」

「美優、そのbってなんなの?」

「あぁサムズアップだよ、似てるでしょ?」

「Thumbs upは日本だとGoodって意味だね

 英語圏ならまぁ肯定的な意味だけど

 アラブとか南米で使ったらダメだよ

 侮蔑の意味になっちゃうからね

 ふふん、ボクだって得意の英語なら・・・」

「・・・ヒカルが伊○院になっちゃった~」

「!、美紀~その話題から離れてよ~」

「ふふ、冗談よ」

「もう・・・ボクはもうお腹いっぱいだけど、そろそろ講堂へ向かおうか?」

「じゃあ私が背の高さを活かして人込みを掻き分けるから後ろについてきて」

「美里の案に少し修正、美里の後ろにヒカル、両脇を美優と美紀が固めて私が後ろから行くわ」

「非常事態A対策ですね、わかります

 グフフ、腕組んじゃおうっと」

「なるほど、じゃあ私は手を繋いじゃおう」

「ボクはお子様扱いなのね・・・」

「惜しい、それだけじゃないのよね

 みんな気付いてる?さっきから写真撮られてるの」

「あ、うん視線をすごく感じるしシャッター音が聞こえるもん

 私もこの胸で視線を集めるほうだけど

 ヒカルと一緒にいると桁が違うのがわかるわ」

「そういえば、デジカメや携帯カメラだとシャッターが無いのにシャッター音がするよね

 なんでだろうね、昔のフィルム式の名残かなぁ?」

「美里にしてはいい所に気が付いたわねあれは「ハイハーイ、美咲~私知ってるから言わせて~」

 美優・・・いいけどボケ禁止ね」

「あれはね、盗撮対策なの

 音も無しで撮影できちゃうとスカートの中とかを撮られても気が付かないでしょ?

 だからわざと音を出すようにして撮影しましたよって教えてるの」

「へぇ~なるほどね~」

「でも、これだけ写真撮られたら少し心配よね

 ヒカルが美少女すぎてマスコミとかネット流出とか・・・ありそうね」

「あ~美咲の心配はごもっともなんだけど、マスコミの方は菊の御紋で抑えられるのよ

 問題はネットの方だけど・・・こっちは消しても消してもわいてくるんだよね

 まるでGみたいに・・・」

「うへぇ」

「だから、ヒカルの写真が流出するようなら、少ししたらどこかのアイドルのスキャンダルとか

 大企業の不正とか、ネトウヨが喰いつくネタがリークされるハズだよ」

「美優、あんたそんな所までどっぷり浸かってるのね

 ひょっとして家族ぐるみでご奉公?」

「まさか、パパは普通に公務員だよ・・・宮内庁だけど」

「宮内庁なら、旧宮家は管轄外か・・・それとも表向きだけ?」

「ノーコメント、美咲の知識欲はすごいと思うけど、知らないほうがいい事もあるからね」


「話についていけないね、私みたいなスポーツバカにはムリだわ」

「「ウン」」

「どうしてそこでヒカルまで同意してるのよ」

「だって、吉村、あぁ美優のおじいちゃんね、が全部やってくれるからわからないんだもん」

「それは私でもわかるわ、”秘書が勝手にやりました”のリアルバージョンよね

 本当に知らないから罪に問われないってヤツよ・・・きっと」

「なるほどね~」


そっかぁ、冬休みに帰ったらねぎらってあげないとね

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