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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
3章 学園中等部3年生編
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英会話部の夏合宿⑤

「うわ〜ナニコレ・・・

 信じられない、コレが個人のお風呂だなんて・・・・」

『ちょっと咲良!

 日本語に戻ってるわよ』

『ハッ!

 ゴメン由香里、私とした事が・・・部長なのに』

『まぁまぁ、人間なんだからミスぐらいあるわよ』

『そう、言ってくれると・・

 って、それはそうと、露天風呂かぁ

 どこの温泉だよって感じよね』

『これは、わざわざ温泉を掘ったのかな?』

『いえ、これは温泉ではなく、冷泉です

 掘ってはみたものの、温泉と呼べる温度には届かなかったそうで、ボイラーで温めて使っています』

『へぇ、六花ちゃん詳しいのね』

『いえ、一夜漬けです

 昨日の夜に母に叩き込まれました』

『なるほどね〜

 あれ?ヒカルのお世話はいいの?

 あっ、美優が担当してるのか』

『あ、お嬢さm・・ヒカル先輩は千秋先生に取られました

 普段は先生として振る舞わないといけないのでストレスが溜まっていたみたいです』

『なるほど、あ

 噂をすれば・・・』

『ヒカルちゃん・・・キレい』

『ほんと、真っ白だね』

『完敗だよね・・・いや、胸だけは勝ってる!』

『いやいや、ひんぬーはステータスなのです』

『デカけりゃいいってモノではないです』

『・・・ヒカルちゃんって、下の毛・・生えてたのね

 申し訳程度だけど』

『体型が子供みたいだから、生えてないのかと思っちゃうよね』

『皆さん、あんまりジロジロ見ないでください

 ボク、恥ずかしくて、顔から火が出そうです』

『あ!ヤバっ』

『大丈夫、由香里?

 鼻血って・・・興奮し過ぎだよ』

『そうです、まだ洗うフリをしておさわりするイベントが残ってますよ』

『って、仁美!鼻血出てるよ』

『うわっ、私も来た』


『ぜ、全滅?12人の部員が全滅?3分もたたずにか?・・・』

『いや、美優と六花ちゃんが無事だから10人じゃないの?

 それにしても、みんな湯あたりしやすいんだね

 そんなに長くお湯に浸かっていた訳じゃないのにね』

『・・・脱落者は先生に任せて、ヒカル先輩は私が洗いますね』

『ちょっと待った!

 ヒカルの従者は私なんだから、当然私が洗うわ』

『いいえ、いくら美優さんだからって、ヒカル先輩のお世話は、専属メイドの私の仕事です』

『ちょっと!二人とも、ケンカしちゃダメだよ

 それに、自分の体くらい自分で洗えるし』

『ハッ、ハイ

 ヒカル先輩、申し訳ありません』

『ゴメンなさい、大人気(おとなげ)(だいにんきとは読まない)なかったわ

 二人で仲良く洗いましょう』

『ちょっ!、そこは敏感だからじぶn、ひぁァ』

『ここは清潔にしておかないと、病気になっちゃうわよ』

『そうです、臭いの原因にもなりますから、念入りに洗いますね』

『あっ

 ・・ひィっ

 ・・・・』


男の子だった時は、一緒に露天風呂って、ふざけて泳ぐのが定番だったのに

女の子になったらスキンシップばっかりだなぁ

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