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ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
3章 学園中等部3年生編
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英会話部の夏合宿①

「が、合宿でグランクラスだと・・?

 こんな贅沢が許される日が来るなんて・・・」

『由香里、日本語になってるわよ』

『ごめん咲良、あまりの感動につい・・・』

『まあいいわ、次は気をつけてね

 それじゃあみんな乗って〜

 あ、騒いじゃダメだからね

 他のお客さんの迷惑にならないように!』

『はーい』


『ねぇ、雪ちゃん月ちゃん花ちゃん』

『『『なんですか、仁美先輩?』』』

『この車両って、なんだかおかしくない?』

『普通の新幹線ですよね?』

『長野行きで合ってます』

『普通のグリーン車より豪華だから?』

『いや、そうじゃなくて・・・

 もうすぐ発車の時間なのに、ほら

 私達しか乗ってないでしょ?』

『そういえば、そうなのです』

『でも、座席は18しか無いからたまたま私達14人しかいなかったんじゃないですか?』

『空いてて良かったです』

『そ、そういう問題なのかなぁ?』


これは、ひょっとすると・・・

あっ、美優が目を逸らしたよ

確定だね

買い占めは良くないと思います

まぁホームには他のお客さんも居たから

この車両だけだろうけど・・・

もともと座席も少ないから、ほぼ貸し切り状態だったし、臨時列車よりはマシかな


『玲子、他の車両も探検してみない?』

『面白そうですね

 この車両は端っこですから、とりあえず隣を覗いてみましょう』

『二人とも、他のお客さんの迷惑にならないように気をつけるのよ!』

『『わかってまーす』』


『みんな浮かれてるわねぇ

 でも、あんまりハメを外しちゃダメよ』

『はーいって、そう言う千秋せんせーもいつもよりお化粧濃くないですか?』

『うっ、き、気のせいよ、仁美ちゃん

 私は引率なんだから・・そう、外へ出歩くから、日焼け対策してるから多少濃く見えるのかもしれないわ』

『ダメよ、仁美

 ソコは突っ込んではいけない領域よ

 千秋せんせーも、そろそろ婚活に入らないと、行き遅れになっちゃうでしょ?』

『なるほど〜、でもさぁ

 千秋せんせーはまだ【ギリギリ】20代でしょ?

 それに、お世辞抜きでいい女だから、そんなにガッつかなくても大丈夫だと思うけどなぁ』

『そ、そうかしら?

 でもね、ウチの学校ってほら、女しか居ないでしょ?

 出会いが無いのよねー』

『だったら、今晩は私と由香里が責任を持って、”別荘の敷地の外”には出しませんから、千秋せんせーは出かけたらいいですよ』

『そうそう、羽を伸ばしてきたらいいよ

 別荘の中なら安全でしょ?

 ・・・って、ビアンカお帰りー、早かったね』

『・・・先生!たいへんです!

 隣の車両はサングラスをかけた、怪しい男がイッパイ居ました

 私達、いえ、ヒカル先輩が狙われているんだと思います!きっと誘拐されるんです!』

な、なんだってー!!

最後のヒカルの脳内台詞はMMR風に再生するのがオススメです

MMRといえば、ノストラダムス信者やマヤ暦信者の人達は何処へいったんだろう?

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