表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ボクはTSお嬢様?  作者: 胡桃
3章 学園中等部3年生編
258/273

普通?の水着も欲しいよね

英会話部の夏合宿は鷹峯家ウチの別荘に行くことに決まったんだ

軽井沢の別荘には屋根付きのプールがあるからボクも泳いでいいらしい

でもふと気付いたんだけど、ボクってスクール水着(しかも【ひかる】って名前付き)しか持ってないんだよね

みんながカラフルな水着を着てるのにボクだけスクール水着っていうのも恥ずかしいでしょ?

だから今日は夏合宿用に、ボクの水着を買う事になったんですが・・・

「ねぇユキさん、デパートに買いに行くんじゃないの?」

「お嬢様、お買い物は母屋(おもや)の広間でございます」

広間?

ネットショッピングでもするのかな?

そうか、きっとネットでデザインや色を選んで注文するんだ

・・・でも、鷹峯家(ウチ)の事だから、注文したら倉庫から宅配便で送られてくるんじゃなくて、一から作るんだろうな

いわゆるオーダーメイドと見た!

ふっふっふ、ボクも少しは学習しているのさ


・・・・

・・・

・・違った


「本日は当百貨店外商部を御指名頂き、誠にありがとうございます」

・・・呼び付けていた模様です

「お嬢様は胸が小s・・コホン、控えめでございますので

 ビキニタイプはあまりお勧めできません

 ワンピースタイプをお選びになった方がよろしいかと・・・」

・・・貧乳で悪かったね

「とうしてもセパレートタイプがご希望でしたら、こちらのようなタンクトップ型の、通称タンキニと呼ばれる水着もございます

 胸は大きすぎても小さすぎてもずれてしまって、隠すべき所が見えてしまいがちですが、こちらのタイプでしたら、ずれる危険はかなり低くなります」

ほほぅ

「お嬢様は色白でいらっしゃるので、どの色の水着でも映えますわ

 気になるモノがあれば試着なさってください」

うーん、色って言ってもねぇ

そうだ、イメージを色にしてみよう!

ほら、美里なら、情熱の紅い炎

私のこの手が真っ赤に燃える!アタックを決めろと轟き叫ぶ!・・・みたいな?

ボクのイメージカラーはどうだろう

・・・・・ダメだ

白しか思い浮かばないや

よーし、こうなったら最終兵器だよ

「ねぇユキさん、どれが似合うかな?」

「・・こういった白地に水玉はいかがでしょうか?

 ワンピースタイプですが、スカート調のフリルが付いていて、可愛いですよ」

「そうだ、美優と六花ちゃんも一緒に行くんだけど、ボクとお揃いにしちゃおう」

「お嬢様、ありがたいことですが、主人と使用人が全く同じものを使用するのは問題がございます

 ですので、色違いではいかがでしょうか?

 美優ちゃんは、そうですね、黒地に水玉で、六花は青地に水玉にいたしましょう

 それでは、この水着を色違いで3着いただきましょう

 白地のモノは例の素材を使用するように

 他の2色は汎用品で結構です」

「はい、承りました」


例の素材?

いや、深く考えないでおこう

多分、紫外線対策だろうから

こんな時間に?

だって、PTA総会って下っ端にはヒマじゃないですか( ^ω^ )


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ